今年のテーマは、思えば「適正」だったような気がします。
味の適正はもちろん、長く人気を博すことの難しさをきちんと
感じられるような、落ち着いた食べ歩きだったかな。
そんな今年一番印象に残ったのは、「蔦」
今年オープンのお店ですが、改良の手を休めずに
常に適正なバランスの一杯を提供してくれていた。
とにかくすべてが好みで、行く度に何を食べようかを迷うのでした。
所謂、1番人気の本命馬ですが、ここ数年でみてもダントツに
好みだったので、奇をてらう必要はないですね。美味しかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/96/5cc31111008fce38c0a23435f94d68bd.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/e4/ef6dbb6b3f9aed4a41118274a72d46a6.jpg)
塩も味噌もスバラシイですが、
特に味噌は他ではあまり食べることができないタイプ。
味の適正さ、という話をよくしたのは「食堂七彩」
食の楽しみを存分に共有しながら、進める箸に幸せを
感じることができる奇跡の食堂でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/a6/e308e2aec99f0b8c1c951685fa8c2c1a.jpg)
佐賀海苔を贅沢にもたっぷり乗せて、
煮干スープに浸しながら食べるこの特別メニューが最高でした。
佐藤養悦本舗謹製中華麺がまた素晴らしい。
「七彩@東京ラーメンストリート」にはよく行きましたが、
この3杯を。すべて裏メニューで恐縮ですが、どれも珠玉。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/35/2f2c4ac1501a53dcfa8899ee809fb053.jpg)
まずは、新しいフラグシップとなった和歌山ラーメン。
角長の湯浅醤油で豚骨を炊いた、本場の醤油豚骨ラーメン。
これを東京駅でやるか!と驚いたものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/00/7c1a2c94821893f9018b0a31205c828f.jpg)
鶏白湯煮込み系もよく食べましたが、
ラーメンに仕立ててもらったこの一杯。
毎年食べてますが、ホントに七彩らしい傑作です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/0a/8608e2df64995165da86da6326a2c786.jpg)
最後は、だだちゃ豆の出来がよかったことで、
一昨年よりもグンと完成度があがった冷やし。これは好みの要素が大きい。
「七彩」ファミリーの「金町製麺」も
よく立ち寄りました。ブログに載せないことも
多く、ラーメンを食べないことも結構ありましたが、
いろいろな限定で楽しせてくれました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/33/51e4878c94e0ca6c78c0575ca75ce1fc.jpg)
個人的に淡麗で気に入った鮎の限定。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/3b/11964fc5f99e277ae61ba1d415de17a3.jpg)
これは反則かな。
伊勢海老のラーメン。
さて、ここからは今年オープンしたお店をいくつか。
昨年も当たり年かな、と思ったが、今年は輪をかけて好みの
お店が多かった。(「蔦」が筆頭なのは、もちろんですが)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/dd/8115bdf1e42de1b6591cefd7c15b73ca.jpg)
銚子から突如江古田に移った「金時」
醤油も担々麺も評価が高いですが、個人的には
この塩のキレに感嘆。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/5c/c54a815601e75b1f58a083f6f632f259.jpg)
「琥珀
」はオープン時話題になりましたね。
クラシックなタイプの淡麗系。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/7a/07131b0dab359cf6ae621c676650b1e4.jpg)
「ちゃぶ屋」が破産したというニュースは衝撃でした。
しかし、そこから巣立ったお店に新たに出会うこともできました。
「鳴龍」はその筆頭。特にこの塩の豊かな旨味とまとまりは
「ちゃぶ屋」とはまたちょっと違う落ち着いた味わい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/d1/a5f483ac7a5ba733d32df6348d894384.jpg)
そして、もうひとつが「Hulu-lu」
こちらは、完全にオリジナリティを出したタイプ。
滑らかなタイプの麺ではなく、サクっとした食感にし、
ストンと胃に落ちるシンプルな一杯を、高次元でまとめた
ありそうでないお店でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/48/54ea389048a5835c17eed66893d2184a.jpg)
淡麗なタイプをずらっと並べたので、
変化球を。とはいえ変化球と呼ぶには
もったいなさすぎると完成度と愛すべき遊び心。
天を仰いでやられた、と唸ってしまう一杯でした。
「カッパ64」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/3c/2b7cc2cf3a032414be33782f97be648c.jpg)
「JAC」もお気に入り。
徳島ラーメンをモチーフに見事に現代と融合して
かつ、自然に適正に仕上げた一杯。いきなりこの完成度。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/c1/a8218e6cb1a12f337ce67d91ac29345c.jpg)
千葉からは「仲間」
所謂純すみ系の系譜で語られるお店ですが、
その独自性が面白かった。
続いて準新規店というべきか、
このふたつ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/1e/58b65498e81c337f8c25aacd7802610f.jpg)
「東京いまむら」
もう言うまでもないんですが、言わないと伝播していかない
危うさも併せ持つ稀代のラーメン職人、ですかね。
この煮干し増しシステムもオープン当初の鶏ガラビンビンのラーメンも
一期一会の危うさに満ち溢れた名作でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/38/316fd85a4cc881a630146eee2abbabb3.jpg)
「魚魚」はトライアウトを経て
『アレアレア』に入りました。人の問題、
純粋なラーメン店としての営業、といくつかの
ハードルを超えて、すっかり人気店となったようですね。
食材へのこだわり、という形容が前に出るお店ですが、それ以上に
普通にラーメン店として凄く美味しい、というところがスゴイ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/e9/c8372a9384b2a648fdedab3834ef1811.jpg)
最後は「ラ・ズンバ」
話題にのぼりにくいお店ですが、
個人的には穴的に是非注目してほしいお店。
変に洗練されう、雑多な魅力を持つお店が
少なくなっているのは残念です。
明日の第2弾に続く。
味の適正はもちろん、長く人気を博すことの難しさをきちんと
感じられるような、落ち着いた食べ歩きだったかな。
そんな今年一番印象に残ったのは、「蔦」
今年オープンのお店ですが、改良の手を休めずに
常に適正なバランスの一杯を提供してくれていた。
とにかくすべてが好みで、行く度に何を食べようかを迷うのでした。
所謂、1番人気の本命馬ですが、ここ数年でみてもダントツに
好みだったので、奇をてらう必要はないですね。美味しかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/96/5cc31111008fce38c0a23435f94d68bd.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/e4/ef6dbb6b3f9aed4a41118274a72d46a6.jpg)
塩も味噌もスバラシイですが、
特に味噌は他ではあまり食べることができないタイプ。
味の適正さ、という話をよくしたのは「食堂七彩」
食の楽しみを存分に共有しながら、進める箸に幸せを
感じることができる奇跡の食堂でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/a6/e308e2aec99f0b8c1c951685fa8c2c1a.jpg)
佐賀海苔を贅沢にもたっぷり乗せて、
煮干スープに浸しながら食べるこの特別メニューが最高でした。
佐藤養悦本舗謹製中華麺がまた素晴らしい。
「七彩@東京ラーメンストリート」にはよく行きましたが、
この3杯を。すべて裏メニューで恐縮ですが、どれも珠玉。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/35/2f2c4ac1501a53dcfa8899ee809fb053.jpg)
まずは、新しいフラグシップとなった和歌山ラーメン。
角長の湯浅醤油で豚骨を炊いた、本場の醤油豚骨ラーメン。
これを東京駅でやるか!と驚いたものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/00/7c1a2c94821893f9018b0a31205c828f.jpg)
鶏白湯煮込み系もよく食べましたが、
ラーメンに仕立ててもらったこの一杯。
毎年食べてますが、ホントに七彩らしい傑作です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/0a/8608e2df64995165da86da6326a2c786.jpg)
最後は、だだちゃ豆の出来がよかったことで、
一昨年よりもグンと完成度があがった冷やし。これは好みの要素が大きい。
「七彩」ファミリーの「金町製麺」も
よく立ち寄りました。ブログに載せないことも
多く、ラーメンを食べないことも結構ありましたが、
いろいろな限定で楽しせてくれました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/33/51e4878c94e0ca6c78c0575ca75ce1fc.jpg)
個人的に淡麗で気に入った鮎の限定。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/3b/11964fc5f99e277ae61ba1d415de17a3.jpg)
これは反則かな。
伊勢海老のラーメン。
さて、ここからは今年オープンしたお店をいくつか。
昨年も当たり年かな、と思ったが、今年は輪をかけて好みの
お店が多かった。(「蔦」が筆頭なのは、もちろんですが)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/dd/8115bdf1e42de1b6591cefd7c15b73ca.jpg)
銚子から突如江古田に移った「金時」
醤油も担々麺も評価が高いですが、個人的には
この塩のキレに感嘆。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/5c/c54a815601e75b1f58a083f6f632f259.jpg)
「琥珀
クラシックなタイプの淡麗系。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/7a/07131b0dab359cf6ae621c676650b1e4.jpg)
「ちゃぶ屋」が破産したというニュースは衝撃でした。
しかし、そこから巣立ったお店に新たに出会うこともできました。
「鳴龍」はその筆頭。特にこの塩の豊かな旨味とまとまりは
「ちゃぶ屋」とはまたちょっと違う落ち着いた味わい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/d1/a5f483ac7a5ba733d32df6348d894384.jpg)
そして、もうひとつが「Hulu-lu」
こちらは、完全にオリジナリティを出したタイプ。
滑らかなタイプの麺ではなく、サクっとした食感にし、
ストンと胃に落ちるシンプルな一杯を、高次元でまとめた
ありそうでないお店でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/48/54ea389048a5835c17eed66893d2184a.jpg)
淡麗なタイプをずらっと並べたので、
変化球を。とはいえ変化球と呼ぶには
もったいなさすぎると完成度と愛すべき遊び心。
天を仰いでやられた、と唸ってしまう一杯でした。
「カッパ64」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/3c/2b7cc2cf3a032414be33782f97be648c.jpg)
「JAC」もお気に入り。
徳島ラーメンをモチーフに見事に現代と融合して
かつ、自然に適正に仕上げた一杯。いきなりこの完成度。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/c1/a8218e6cb1a12f337ce67d91ac29345c.jpg)
千葉からは「仲間」
所謂純すみ系の系譜で語られるお店ですが、
その独自性が面白かった。
続いて準新規店というべきか、
このふたつ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/1e/58b65498e81c337f8c25aacd7802610f.jpg)
「東京いまむら」
もう言うまでもないんですが、言わないと伝播していかない
危うさも併せ持つ稀代のラーメン職人、ですかね。
この煮干し増しシステムもオープン当初の鶏ガラビンビンのラーメンも
一期一会の危うさに満ち溢れた名作でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/38/316fd85a4cc881a630146eee2abbabb3.jpg)
「魚魚」はトライアウトを経て
『アレアレア』に入りました。人の問題、
純粋なラーメン店としての営業、といくつかの
ハードルを超えて、すっかり人気店となったようですね。
食材へのこだわり、という形容が前に出るお店ですが、それ以上に
普通にラーメン店として凄く美味しい、というところがスゴイ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/e9/c8372a9384b2a648fdedab3834ef1811.jpg)
最後は「ラ・ズンバ」
話題にのぼりにくいお店ですが、
個人的には穴的に是非注目してほしいお店。
変に洗練されう、雑多な魅力を持つお店が
少なくなっているのは残念です。
明日の第2弾に続く。