今年のテーマは、思えば「適正」だったような気がします。
味の適正はもちろん、長く人気を博すことの難しさをきちんと
感じられるような、落ち着いた食べ歩きだったかな。
そんな今年一番印象に残ったのは、「蔦」
今年オープンのお店ですが、改良の手を休めずに
常に適正なバランスの一杯を提供してくれていた。
とにかくすべてが好みで、行く度に何を食べようかを迷うのでした。
所謂、1番人気の本命馬ですが、ここ数年でみてもダントツに
好みだったので、奇をてらう必要はないですね。美味しかった。


塩も味噌もスバラシイですが、
特に味噌は他ではあまり食べることができないタイプ。
味の適正さ、という話をよくしたのは「食堂七彩」
食の楽しみを存分に共有しながら、進める箸に幸せを
感じることができる奇跡の食堂でした。

佐賀海苔を贅沢にもたっぷり乗せて、
煮干スープに浸しながら食べるこの特別メニューが最高でした。
佐藤養悦本舗謹製中華麺がまた素晴らしい。
「七彩@東京ラーメンストリート」にはよく行きましたが、
この3杯を。すべて裏メニューで恐縮ですが、どれも珠玉。

まずは、新しいフラグシップとなった和歌山ラーメン。
角長の湯浅醤油で豚骨を炊いた、本場の醤油豚骨ラーメン。
これを東京駅でやるか!と驚いたものです。

鶏白湯煮込み系もよく食べましたが、
ラーメンに仕立ててもらったこの一杯。
毎年食べてますが、ホントに七彩らしい傑作です。

最後は、だだちゃ豆の出来がよかったことで、
一昨年よりもグンと完成度があがった冷やし。これは好みの要素が大きい。
「七彩」ファミリーの「金町製麺」も
よく立ち寄りました。ブログに載せないことも
多く、ラーメンを食べないことも結構ありましたが、
いろいろな限定で楽しせてくれました。

個人的に淡麗で気に入った鮎の限定。

これは反則かな。
伊勢海老のラーメン。
さて、ここからは今年オープンしたお店をいくつか。
昨年も当たり年かな、と思ったが、今年は輪をかけて好みの
お店が多かった。(「蔦」が筆頭なのは、もちろんですが)

銚子から突如江古田に移った「金時」
醤油も担々麺も評価が高いですが、個人的には
この塩のキレに感嘆。

「琥珀
」はオープン時話題になりましたね。
クラシックなタイプの淡麗系。

「ちゃぶ屋」が破産したというニュースは衝撃でした。
しかし、そこから巣立ったお店に新たに出会うこともできました。
「鳴龍」はその筆頭。特にこの塩の豊かな旨味とまとまりは
「ちゃぶ屋」とはまたちょっと違う落ち着いた味わい。

そして、もうひとつが「Hulu-lu」
こちらは、完全にオリジナリティを出したタイプ。
滑らかなタイプの麺ではなく、サクっとした食感にし、
ストンと胃に落ちるシンプルな一杯を、高次元でまとめた
ありそうでないお店でした。

淡麗なタイプをずらっと並べたので、
変化球を。とはいえ変化球と呼ぶには
もったいなさすぎると完成度と愛すべき遊び心。
天を仰いでやられた、と唸ってしまう一杯でした。
「カッパ64」

「JAC」もお気に入り。
徳島ラーメンをモチーフに見事に現代と融合して
かつ、自然に適正に仕上げた一杯。いきなりこの完成度。

千葉からは「仲間」
所謂純すみ系の系譜で語られるお店ですが、
その独自性が面白かった。
続いて準新規店というべきか、
このふたつ。

「東京いまむら」
もう言うまでもないんですが、言わないと伝播していかない
危うさも併せ持つ稀代のラーメン職人、ですかね。
この煮干し増しシステムもオープン当初の鶏ガラビンビンのラーメンも
一期一会の危うさに満ち溢れた名作でした。

「魚魚」はトライアウトを経て
『アレアレア』に入りました。人の問題、
純粋なラーメン店としての営業、といくつかの
ハードルを超えて、すっかり人気店となったようですね。
食材へのこだわり、という形容が前に出るお店ですが、それ以上に
普通にラーメン店として凄く美味しい、というところがスゴイ。

最後は「ラ・ズンバ」
話題にのぼりにくいお店ですが、
個人的には穴的に是非注目してほしいお店。
変に洗練されう、雑多な魅力を持つお店が
少なくなっているのは残念です。
明日の第2弾に続く。
味の適正はもちろん、長く人気を博すことの難しさをきちんと
感じられるような、落ち着いた食べ歩きだったかな。
そんな今年一番印象に残ったのは、「蔦」
今年オープンのお店ですが、改良の手を休めずに
常に適正なバランスの一杯を提供してくれていた。
とにかくすべてが好みで、行く度に何を食べようかを迷うのでした。
所謂、1番人気の本命馬ですが、ここ数年でみてもダントツに
好みだったので、奇をてらう必要はないですね。美味しかった。


塩も味噌もスバラシイですが、
特に味噌は他ではあまり食べることができないタイプ。
味の適正さ、という話をよくしたのは「食堂七彩」
食の楽しみを存分に共有しながら、進める箸に幸せを
感じることができる奇跡の食堂でした。

佐賀海苔を贅沢にもたっぷり乗せて、
煮干スープに浸しながら食べるこの特別メニューが最高でした。
佐藤養悦本舗謹製中華麺がまた素晴らしい。
「七彩@東京ラーメンストリート」にはよく行きましたが、
この3杯を。すべて裏メニューで恐縮ですが、どれも珠玉。

まずは、新しいフラグシップとなった和歌山ラーメン。
角長の湯浅醤油で豚骨を炊いた、本場の醤油豚骨ラーメン。
これを東京駅でやるか!と驚いたものです。

鶏白湯煮込み系もよく食べましたが、
ラーメンに仕立ててもらったこの一杯。
毎年食べてますが、ホントに七彩らしい傑作です。

最後は、だだちゃ豆の出来がよかったことで、
一昨年よりもグンと完成度があがった冷やし。これは好みの要素が大きい。
「七彩」ファミリーの「金町製麺」も
よく立ち寄りました。ブログに載せないことも
多く、ラーメンを食べないことも結構ありましたが、
いろいろな限定で楽しせてくれました。

個人的に淡麗で気に入った鮎の限定。

これは反則かな。
伊勢海老のラーメン。
さて、ここからは今年オープンしたお店をいくつか。
昨年も当たり年かな、と思ったが、今年は輪をかけて好みの
お店が多かった。(「蔦」が筆頭なのは、もちろんですが)

銚子から突如江古田に移った「金時」
醤油も担々麺も評価が高いですが、個人的には
この塩のキレに感嘆。

「琥珀
クラシックなタイプの淡麗系。

「ちゃぶ屋」が破産したというニュースは衝撃でした。
しかし、そこから巣立ったお店に新たに出会うこともできました。
「鳴龍」はその筆頭。特にこの塩の豊かな旨味とまとまりは
「ちゃぶ屋」とはまたちょっと違う落ち着いた味わい。

そして、もうひとつが「Hulu-lu」
こちらは、完全にオリジナリティを出したタイプ。
滑らかなタイプの麺ではなく、サクっとした食感にし、
ストンと胃に落ちるシンプルな一杯を、高次元でまとめた
ありそうでないお店でした。

淡麗なタイプをずらっと並べたので、
変化球を。とはいえ変化球と呼ぶには
もったいなさすぎると完成度と愛すべき遊び心。
天を仰いでやられた、と唸ってしまう一杯でした。
「カッパ64」

「JAC」もお気に入り。
徳島ラーメンをモチーフに見事に現代と融合して
かつ、自然に適正に仕上げた一杯。いきなりこの完成度。

千葉からは「仲間」
所謂純すみ系の系譜で語られるお店ですが、
その独自性が面白かった。
続いて準新規店というべきか、
このふたつ。

「東京いまむら」
もう言うまでもないんですが、言わないと伝播していかない
危うさも併せ持つ稀代のラーメン職人、ですかね。
この煮干し増しシステムもオープン当初の鶏ガラビンビンのラーメンも
一期一会の危うさに満ち溢れた名作でした。

「魚魚」はトライアウトを経て
『アレアレア』に入りました。人の問題、
純粋なラーメン店としての営業、といくつかの
ハードルを超えて、すっかり人気店となったようですね。
食材へのこだわり、という形容が前に出るお店ですが、それ以上に
普通にラーメン店として凄く美味しい、というところがスゴイ。

最後は「ラ・ズンバ」
話題にのぼりにくいお店ですが、
個人的には穴的に是非注目してほしいお店。
変に洗練されう、雑多な魅力を持つお店が
少なくなっているのは残念です。
明日の第2弾に続く。