ニコ、酒場で戯言

Always look on the bright side of life.

なべ presents

むさし野 限定そば 【雑葉そば】

2005-02-20 02:51:46 | ラーメン(千葉)
あまり寝ていないですが(笑)、とりあえず息抜きに食べてきた
むさし野の限定そば、今回は雑葉(じゃっぱ)そばのレポートだけ。
正式には「ふかひれ入り 雑葉そば」だそうです。

“じゃっぱ”というのは青森のじゃっぱ汁から来ている模様。
適当なリンクを探す余裕もないので方々で拾ってきた資料から
適当に構成しておきますが、

「青森の郷土料理でタラを一匹使ったもの。『じゃっぱ』は
 青森弁で『残り物』を差すのだそう。タラの頭からエラなども
 放り込む漁師料理」

ということで勘弁を。

このじゃっぱ汁をモチーフに今回の限定そばが誕生した模様。
限定そばでは珍しくつけそばではありませんでした。冬場仕様という
意味でも良かった。

さて、この雑葉そば。具のほうは

ふかひれ、鱈、鱈の白子、おかひじき、
白菜、ねぎ、にんじん、ぶなしめじ、ふかひれ

など。これが餡のとろみの中に閉じこまれていて、
スープの上に乗っている。フワっと乗っているというよりは
プルンと乗っていて、そばを持ち上げると小気味よく動いたりする。

麺は平打ちのちぢれ麺でピロピロ~。これが餡によく絡んで
アツアツにうまい。また体のよい白子がブチュン、ジュワーと
口中に広がると幸せ(≧∇≦)(白子好き)

ラーメンというより五目麺的であり、鍋のような仕様でもあり、
冬場にはうってつけの逸品でしょう。家庭の味に飢えてる人とかに
やたら受けそうな予感(予感といっても24日までなんだが)

タラはもっと迫力ある切り身で食べたかったし、
ふかひれの食感は麺の食感が勝っていて存在感が薄かった
ように思ったが、さすがの完成度だった。

うーん、通常メニューが食べたくなったぞ(爆)

※ラーメンコーナーには暇みつけて後日掲載します~

引き続き~

2005-02-18 01:27:32 | 雑記
引き続きいろいろとやることが山積しているので
しばらくはお休みさせてください~。
順調にアクセスも減って、トゥー、シャイシャイボーイの私に
とってはおあつらえ向きなんですが、ちょいとお待ちを~
とりあえず2月は厳しいっす。3月も停滞気味鴨。

画像はもんじゃの片岡。goo blogも画像容量が増えまして
30MBまでウォッケーだそう。いいですねえ。

↑と書いたんですが、大間違い
30GBまでウォッケー
だそうです(追記)
いや、余裕たぷーり。因みに有料のほうは1テラらしいっす。テラ(笑)
因みに私が今使用している画像は全部で0.396MB(笑)
なので、このエントリにも画像を追加しておきました。


いやあ、レイソルも順調にPSM負けてるわ~。勘弁しちくり~。

お知らせ~

2005-02-11 14:57:29 | 雑記
以前から予告していたように、あら、予告してないか?(笑)
ちょっとしばらく忙しい期間なので、ニコ酒の更新等私の分担はお休みになります。
さらなるスローペースになりますが、「折り合い」に専念するよにしてください。

その間は、ロゼッタお兄さんの登場を、子供番組における
「おにーさーん」コールとともに、うながしてやってください。

そのお兄さんの特徴をここに示しておきますので参考にして
相手してやってください。

(1)褒めると伸びる子ですが、見え透いたおだてには貝になります
(2)基本的にサッカーや競馬が特に好きというわけでありません
(3)どちらかといえば、「博物館」的なネタが好きなようです
(4)ホストでありながらゲストのようなスタンスがお好きですので、
   是非、周りが盛り上げてあげてください
(5)石原さとみは女優なので完全にブレイクするのは時間がかかる、が口癖です
(6)アシッドさんはおかしい、というネタは非常に食いつきが良いので
   私が落ち込まない程度に、そのネタで彼のハートをキャッチしてください
(7)先日の対北朝鮮戦における、彼のポイントオブビューは(私の推測)

  a.宮本はカメラを意識しすぎるが、サッカー界のイチローとして暖かく見守る
  b.小笠原のインタビューは力士の取り組み後のインタビューと同じじゃねえか
  c.川口に安定感が出ていることは頼もしいが、ネタ的にちょっぴり物足りない
  d.最終予選を観るは緊張するが、ジーコの緊張ぶりを見ちゃうと少し和らぐ
  e.とにかく松木が気になって仕方がない
  f.角澤にサムシングトゥドリンク飲ませてやれ
  g.久保→大久保→大黒 三段活用みたいで嫌だ
  h.サッカーと政治がリンクすることはよくあるが、中川昭一氏の喜びようはサッカーに
   関係ないような気がする
  i.コーナーキックのたびに中澤を映し出すのはトヨタカップみたいなのでやめてくれ
  j.なんだかんだいって、私も観戦を楽しみにしてる


とこんな感じだと思われます。こういった観点から彼に語りかけると
きっと巣穴から出てくるでしょう。


というわけでしばしよろぴく~。
競馬板だけには携帯から登場するかもです。

2月1週、2週の膳

2005-02-09 18:08:12 | 雑記
1週目は、デパート入り口にて。


デパート前に存在するバス停は特にこの時期、とにかく風が舞い寒い。
ジェット・ストリーム・アタックである。全然関係ないが、黒い三連星ドムは
ホバリングなどという横着な器具を装着していたために太っちょなんだ、と
小さい頃マジで考えていた。子供の発想は凄い。高校野球最強バッターを
論じているときに、


「いや、山田は7割打ってますよ」


と漫画と現実を混同する水島信司くらい豊かな発想力である。

サッカーは子供を大人にし、大人を紳士にするというが、ありがとうサッカー、
私も大人になったかもしんない。ただ、サッカープレイヤーにはいまだ大人の階段
をのぼっている途中の人も多いぞ。テロップで

「効果は、個体差があります」

と注意書きも忘れないようにしないとな。

話がまったく逸れた。

まっ、ビル風ではないが、ビュービューと余計に荒れ狂う風を回避すべく
デパート入り口付近に設置された待合室でバスを待つことにした。
所謂、裏技である。入り口付近の裏技、略して裏口。膳じゃなくなってくるな。
全然関係ないが、「勝手口」という日本語はなかなかオツでいい。


と、その裏口(違)に、ベビーカーとまたそのお姉ちゃんの手を引いたお母さんが
登場したので、さりげなく、ドアをあけておさえておいてあげる。



膳、発動。


しかし、礼を言うのもいいのだが、言いながらベビーカーを押すもんで、
タイヤがドアに引っ掛かって、やや時間がかかる。

おっ、膳発動時間が長くなって、膳ポイントが更に上昇しちゃう!!!



ええ、この意味不明のコーナーなんですが、あまり深い意味を考えないで
読んでくださいよ。(笑) 人は毎週良い行いをできるか、をこっそり
自分自身で実験しているだけですので。



しかーーーし。


ようやくバスが来て、いい膳気分で乗り込んだのもつかの間、膳を
台無しにしてしまう私。


下車予定の停留所のアナウンスが流れたものの、誰かがボタンを押して
くれるかと、車中を威嚇する私(大袈裟)、しかし、誰も押さない。
何故か、押したヤツが負け、みたいなナノ・レベルのゲームをはじめる私。
しかし、誰も押さん。もう、私が押すしかないな、と敗北を悟ってボタンに
触れた瞬間、、、、



前方にいたお婆ちゃんが背伸びをしてボタンを押そうとしている、



のに、直前で私が押してしまった…



す、すいません、若輩の私が押せば良かったのでしたm(__)m



ので2月2週の膳は思い切って、グレードアップした膳を発動。



天気もよく、寒いものの散歩やウォーキングには最適な日和の
川原。よくみれば、腹を空かした鳩

ここで、自腹を切っての膳発動。

近くにあった、全時代的な駄菓子屋に行き、
「ウチはあまり揃ってないよ~」といきなり
断られつつ、化石のように眠ったチョココロネ
を購入。それを千切ってあげた。

東京都に喧嘩を売るような偽膳も発動していく予定。(爆)

以前にテケちゃんという糞太郎を育てたという前科を持つ私ですが、
今回は、そこでさらば。ちょっと大きめに千切ったパンを置いて膳終了。
「自腹」とかいう押し付けがましく、糞害をも無視するような偽膳だが、
多少大目に見てもらうこととしよう。

しかし、いろんなコーナーを一人でやっていると売れない雑誌みたいで嫌ですな。(苦笑)

ヽ(`Д´)ノ馬~ん

2005-02-07 19:49:19 | 雑記
この日は、思いつきで等々力渓谷に行ってみようということになり、車で出発。
ただ単に「東京散策」の本を眺めていたら、行きたくなっただけなので、すでに午後。
ささーっとヒールされてこよう、というわけである。

幸い天気も良く、ドライブも気持ちが良い。(とはいえ所詮首都高だが…) 
都会の喧騒を横目に、ブイーン、東京横断である。

1時間ほどで到着。早速散策を、と思ったら駐車に手間取る。
どこも混んでるし、コインパーキングもあまりない。ナビの検索にも
引っ掛からん。うーん、面倒じゃ。(笑)

というわけで、急遽予定を変更。お約束である。
向かうは馬事公苑


ああそうさ、私の趣味さ(゜д゜)y━・~~~ 。イエイ♪ 
実は馬事公苑、こうみえても(?)私初訪問
なのである。以前行ったときには閉苑していたのでリベンジ…、

なのだが、今度は道が混んどる。車中で共同通信杯を観るころになって
ようやく到着。もう閉苑時間間際じゃん('A`)

だが、パシャパシャと写真をとったり、馬場トラックをぽわーんと眺めて
癒される。きっと、競馬場に行けばいいんじゃないの?という突っ込みが
入りそうだが、いやまあ、気分だから、気分。

守衛の方にいろいろと話をうかがおうとしたところ、
親子連れがやってきた。お父さんはちょっぴり困った顔で

「もう…、終わりですよね?」

「ええ、すいません」

とこんな会話の直後、

抱かれていた子供が

ウワ――――ヽ(`Д´)ノ――――ン

ひさしぶりに見る号泣である。

いや、ホントにコントクラスのタイミングの良い号泣である。
気遣われ、馬の本をもらっても一向に泣き止まず。
我々が、「うわ~、かわいそう」などと声を掛けるもんだから
余計に発奮。(笑)。・゜・(ノД`)・゜・。ウワーンである。

その後、近くのベンチでお父さんに慰められる子供。
チラっと恨めしそうに馬事公苑を眺めては。・゜・(ノД`)・゜・。
よーし、私が競馬場に連れてってあげよう(違)

そこそこ癒されたところで駐車場に帰ってくると

おや、

あれは、




浜ちゃんである。浜田雅功。ダウンタウンの。


しかも、奥さん連れ。奥さん、ちょっと怖め。(爆)
車をブツけると怖いので、かなり慎重にそろーっと発車。
勿論、怖い対象は奥さんである。


帰りは月島でもんじゃ焼き~。
以前に競馬オフでも行ったことのある海鮮もんじゃ 片岡へ。
もんじゃ、は食べ物としてどうなのか委員会の私だが、
いつもどおり食べ始めるとそこそこ満足しはじめるわけで、
お酒も飲まずにチロチロと食べる。冬はねぎもんじゃがうまいですな。
お好み焼き(豚玉)、キムチ焼きそばを平らげ、フィニッシュ。
いろいろなサインもありましたなあ。




※我がデジカメちゃんが故障より復帰したので、これからはデジカメ画像
 もウプされていく、そんなお知らせ

切ない1杯

2005-02-07 18:44:47 | ラーメン(千葉)
土曜日は美春@北松戸で特選味噌ラーメンを頂く。
やっぱり、こう寒いとここのアツアツのラーメンが恋しくなりますな~。

うまい!

でも何故か、いつものような感動には達しない。おいしいのはおいしいのだけど、
いつものキリっとした味の輪郭がボケたような感じ…、って極めて抽象的な表現だが
特に一口目の香味が弱かったような。麺もやや(本当に珍しく)茹で気味だったかと。
かなり奇跡的なブレだったような気もするが、それでも全体としては満足~。

久しぶりに食べたので舌をプチ火傷してしまった。(笑)
まあ、これも美春の醍醐味でしょう。今日も女将さんに
「いつもど~も~」と優しく声を掛けていただいたのであった。


日曜日は次のエントリーと前後するが、夜にらーめん寺子屋 政
はじめて訪問。はじめて、なのに、この日が閉店。(苦笑) なんとも寂しいのだが、
味がまた凄く良かったので一層悲しい。魚介トンコツのブレンドなのだが、思ったより
濃厚過ぎず、魚介がババーンと出た感じも大変に良かった。麺がプリンっとしていて
スープとの絡みがもうひとつっぽかったが、麺自体は美味しい。

やっぱり立地が悪かったということなのだろうか。車ならなんとかなるが、
徒歩だと厳しい。う~ん、もう少し早く知っていればなあ。

このお店に着いたのが閉店日の営業時間ギリギリ。
私が最後に入店した客となってしまった。
食べ終わると、看板の電灯が消され、店主に「ありがとうございました」
と声をかけられたが、ちょっぴり寂しい気分に。人通りの少ないところだし、
シーンとし寒々しい夜。ちょっぴりおセンチな気分になってしまった。

いっちょう

2005-02-05 23:47:39 | 雑記
早田牧場新冠支場(北海道新冠町)の元経営者、早田光一郎容疑者が逮捕だそうである。
ハイリスク、ハイリターンであるだけでなく、その中毒性において、競走馬の生産
事業もギャンブルという呼ぶに相応しい稼業だなあ、と感じる。

更にいえば、競馬世界が競走馬や種馬を含めた繁殖といった血統絵図の中で
徹底的な淘汰を強いるように(実際は人間が強いているわけだが)、
生産界も徹底的に淘汰されるということなのだろうか。

早田牧場最大のヒットは何をおいても種牡馬ブライアンズタイムの導入だろうが、
このブライアンズタイムという不世出な種馬の血統的な行く末をこの早田牧場に
投影してしまうのはいささか性急か。

ブライアンズタイム自身の遺伝力の確かさと威力は日本競馬界を揺るがしたといって
も過言ではないと思うが、いかんせん、その広がりはいまいち弱い。
弱い、と断言するのも語弊があるが、最良の後継ナリタブライアンを早逝させて
しまったのも運がないと思えるし、サンデーサレインス系のダムの決壊を思わせる
血統汚染(失礼)ぶりからすると大人しいと言わざるを得ない。

そのサンデーサイレンスとブライアンズタイム。ブライアンズタイムが衝撃の
種牡馬(日本)デビューを飾った翌年にサンデーサイレンスが登場するというのが興味深い。
まるでブライアンズタイムの魔力を封じこめんと遣わされたのがサンデーサイレンス
のようですらある。恐ろしき破壊力を持ったブライアンズタイムですら
傍流に追いやってしまうサンデーサイレンスの力、なのか、運命の淘汰と
いうべきか。ともかく、血統的な優劣の問題というよりも、どちらが恵まれたか
といった運そのものの問題とも言えそうな2頭の対比は、早田牧場の倒産、元経営者の
逮捕で更に明確な対照として描かれていくのだろうか。まあ、私も血統はさほど
詳しくなく、競馬ファンのただの戯言なのだが。


かくいう私は万札をマウスパッドに使っているほどお金が
ありあまっているので、いっちょう競走馬生産にでも挑戦
してみるかな、ガーハッハッハッハッハ。

でもトイレで使う紙はお札にはしていないぞ。新札はかたいからな。
ワーハッハッハッハッハ。






こういうネタのためにデジカメを使ったり、使って楽しんだり、
ホント貧乏人は逞しく楽しめるもんである。

※前振りに力を入れているのか
ネタのために頑張っているのか最近自分でも分からなくなってきた。

アシッドレインの量子重力論

2005-02-03 23:07:33 | 雑記
突然ですが、私ワープできます。

昨日もしました。所謂時間と空間を越えた男、4次元ポケット
の男です。ポケットはいらないか。


ただ、ワープを行うには自分を極限まで追い込む必要があります。
脳がブラックアウト(酸素欠乏による失神)を起こし、目の前に
白い霧が広がったとき、私は新たなる領域に踏み込むことができるのです。

こんなことを書いていると新興宗教の勧誘のようですが、違います。
まあ、ある意味超すげーステージにまで登りつめちゃっているので、



まあ、なんだ、カリスマっていう感じ?



極限の緊張状態が、脳を解放して筋繊維全てに指令を送ったとき、


そう、それは火事場の馬鹿力のように


ワープしちゃいます。




昨日の状況はこうでした。


様々な負荷をかけ極限まで自分を追い込んだ私は
電車へと乗り込みました。すでに予兆はしていました。
シートに腰をかけた途端、

「おっ、次は湯島かあ、大喜あたりでラーメン食べたいなあ」

と思った瞬間、


ワープです。


気付いたらもう自分の降りる駅を超え、時空を超え、
宇宙(ソラ)へと旅立つところでした。電車で時空を超える
なんざ、松本零士も真っ青の話でしょうな。

急いで折り返しの電車に乗り込みました。



しかし、また座ったのがいけないのでしょうか。



またワープです。



しかし、今度のワープは成功し、家からの最寄り駅で下車できました。
まだまだ、ワープ能力を制御できないのが情けない。制御できてから
皆さんに報告すべきなのでしょうが、私はワープに成功した興奮をおさえきれない。

私の成功を知り、誰かがワープを、私よりも早く制御し、その術を確立して
しまったとしても私は後悔しません。とにかくこの世紀の発見を早く、
多くの人に知らしめたかった。


しかし、ワープは相当なエネルギー消費を強います。
全身は脱力し、昨日の例でいえば、持っていた読みかけの本は
床に落とし、目は真っ赤、口から得体の知れぬネバネバとした液体が
流れ出ます。考えただけでも恐ろしいですが、それほどワープ
は凄いのです。瞬間移動ですからね。


今のところ、電車やタクシーなどに乗っているときに
ワープが起こっているような気がしますが、運賃はしっかり
払っています。


まあ、私だけワープだからって運賃を支払わないのは
汚いですよね(^Д´)テヘッ 

皆さんのお気持ちはよく分かります。
凄い能力がある上に安上がりになったら、申し訳ないですよ、アハハハ。


ホーキングさん、ご連絡お待ちしていますm(__)m。


※増毛は現段階ではまだチャレンジしていません

本を尋ねて3千秒

2005-02-02 17:02:54 | 雑記
運よく空いていた電車のシート。千代田線にて45分もかかる帰路は
読書をするのに最適だが、できれば座って読みたい。なんだか以前より
電車のシートが暖かくないような気もするが、それはきっと気温が下がったせいなのだ。

本を読みながらウトウトとするのも気持ちの良い時間。
読み進んだのか、内容が頭に入ってなくとも、この本は
電車用。何回も同じところを繰り返し読み、少しずつ進めばいい。
1歩進んで2歩下がる。ダメじゃん下がったら。1勝2敗の勝者論
完全に負け越しである。

さあて、今日もよく読んだ。いいところ10ページ。ちょうど面白くなったところだ。
明日も読まねば、その本を小脇に抱えて、確かに小脇に抱えて、私は電車を降りた。
そこはよく覚えている。

その日はたまたま鞄に本を入れなかった。ウチの最寄の駅に着く寸前に面白くなって
本を閉じるのが惜しくなったのだ。電車が止まる最後まで読んで、本を閉じたら、
ドアが開いていた。そのまま手を持って出たのである。

少し疲れたが、余力がある。買い物をしよう。買い物をしようと街まで出っ掛っけた~が~、
本をどこかに忘れた。それに気付いたのは、バスに乗り込む寸前。バスほど時間に不確実な
乗り物なんてない。乗りたいバスを見つけたら大事、一目散に駆けてかなくてはならない。
それなのにわざわざ乗り過ごす。あーあ自分のミスはモノにアタれない。近くにあったポストを
蹴ったら最後、負け犬である。

今来た道を戻る。何故だか風邪が逆風に感じられる。寒風が逆風で、ヨン様より
メランコリックである。ああ、なんだか風がしみると思ったら、アンダーシャツくらい
パンツに入れとくんだったと。隙間風ってヤツはユベントスより抜け目がないぜ。
これだけ風が冷たいとシャラポワになっちゃうぜ。こんなこといってるとシャラポワに
相手にしてもらえないぜ。

小走りに、視線を乱れ泳がせながら探す。


ガムを買ったキオスクはどうだ。
確かに支払いするとき、脇に本を挟んでいたから
窮屈だったな。一応、キオクスのおばさんに確認するも無し。

島豆腐を買いに行った沖縄食材の店はどうだ。
沖縄マニアも真っ青の店内探索。勿論、お目当ては
沖縄グッズじゃない、ただの本。
さっき支払ったばかりだ、レジの人に聞いてみよう。

「あっ」



おっ、激しい期待。



「さっきの方ですよね? 本をそこに置いて…」


さすが沖縄、リゾート地。
私の心のリゾートよ。


「会計の後、持ってかれたの覚えてますよ!」


どうやら心のリゾートも今週の寒波には勝てないようである。


次は電車を降りて最初に寄った本屋だ。

本屋に本を探しに行く。

うーん、正解であって正解ではない。

店員さんに


「すいません、本を探しているんですけど」

とたずねたら…、うーん違うな。

「ここには置いてない本を探してるんですけど」

と言ったら殴られるだろうか。




とりあえず、良かった、ブックカバーしておいて。
今日唯一、自分に殊勲賞。



が、無し。


適当に読み流してたことに罪悪感すら覚えてきた。

街行く人よ、私が落としてたら、

「本、落としましたよ」

くらい教えられるだろう。


さすが、東京砂漠。いや千葉砂漠。
なんだ、千葉砂漠って。千葉砂漠って
ずっとみてるとホントの砂漠みたいだな。

君らは今日の寒風と同じようなもんだ。

君らは風だ。

風になれ。




あっ、君ら、かっこよくなっちゃった。



君らの心の声が聞えてくる。

「アハハハ、あの人本無くして探しまくってる。超労働~」

「うんうん、過労って感じ? アハハハ」

「ガスの元栓入れ忘れて風呂張った人くらい間抜けじゃない?」






あっ、




バスに乗る直前にお金おろしたっけ。

ATMコーナーをのぞくと、
向かって右端のカウンターに、

長年連れ添った妻のごとき手に
馴染んだ肌をした私の愛書が
置いてあるではないか。



♪エンダ~イヤ~ウィズオールウェーズラーアブユ~


ドラクエって、何が楽しいのか。
今日、改めて分かった気がした。


銀行を出たら、

また目の前でバスが行ってしまった。
でも、その本を携えてバスをしばらく待つとする。
やっぱり、そう向くと風は追い風なんである。


今度は寒くて、内容が頭に入らん。

って優香、寝不足で何書いたか全く覚えてない。
すげ~眠いのでうたた寝しま~す。