今日は冷え込みましたね。風も強いなか、岡山県国民保護訓練が行われました。図上と実働訓練です。岡山市としては2006年に国民保護計画を策定して以来、はじめての訓練となります。
私は、総合グラウンドに見学に行ったのですが、1時15分に爆竹がなり、災害が発生。3分後に様々な車が到着しだします。サリンが散布されたという設定のようですが、そもそも災害発生当初には、何がまかれたのかなどわからないはず。橙、黄、青の体中を厚く覆った防護服に身を包まれた人たちが、被災者を救護します。県以外は岡山市だけが参加と思っていましたが、倉敷市をはじめ県内多くの自治体が参加しています。
約500人が参加、予算規模は600万円(国)ということです。その予算には参加する皆さんの人件費など入っていませんし、訓練の様子をみていたら、かなりの準備がなされています。あり得ないといっても過言ではない災害想定の訓練です。実効性はないと私は思います。訓練は全国各地で行われるわけですから、膨大な税金の無駄遣いとしか私には思えません。
訓練云々より、既成事実の積み上げと宣伝活動ということでしょうか。国家治安体制の下地作りとしか思えない訓練に市民が動員されることには賛同できません。
清心女子高校の授業で、「女性と政治」をテーマにお話とワークショップをしました。ネグロス・キャンペーンではもう20年以上ご縁のある清心女子高校ですが、このテーマでは初めてです。
写真は、皆さんに「暮らしのなかで変えたいこと」を幾つか書いていただき、分類分けをしたものです。見事、岡山市議会の6つの常任委員会に分けられました。私たちの暮らしそのものが政治なんだと少しでも実感していただければと。高校生らしく、通学電車賃をもっと安くしてほしい、放課後に家以外でゆっくり勉強できる場所がほしい、高校生が参加できるイベントがほしいetc……。
元気のいい高校2年生と過ごし、私の方がいろんなことを教えていただく時間になりました。
障害のある子どもの放課後保障全国連絡会の研修会が京山公民館でありました。
昨年度行った全国調査(自治体・保護者)の報告がありました。学童保育への障害児の入所数は10年前に比べて4.2倍と増えていますが、全体の学童保育所の33.8%に過ぎません。自立支援法に基づく事業もありますが、事業が「ある」ことと、実際に「活用できる」こととの間にずれがあるとのことです。①とりわけ長期休暇中は希望が殺到し、利用が制限される、②送迎がなく、家や学校から遠すぎて通いづらい、③経済負担など。
保護者調査では、支援の利用目的として、①家に居るばかりにならないよう、子どもの外出の機会をつくること、②子どもが友だちや同年代の仲間と過ごすこと、③子どもの成長・発達の土台を豊かにすることをあげています。
岡山市では学童保育は小学校3年生までです。4年生以後、保護者は親戚中にお世話になって乗り切るか、例えば母親が仕事をやめるかというのが現実のようです。とくに長期休暇のときはかなりシンドイ。高校卒業するまでどのように保障をしていくのか。全国の取り組みに学ばなければなりませんね。
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夜には、毎週日曜日のホームレスの皆さんへの炊出し支援活動がありました。今日は、全国一斉法律相談日。岡山市ではボランティアで、弁護士、司法書士、社会福祉士の方が協力をしてくださいました。親身になって相談に乗ってくださるので、その一角はより暖かなオーラに包まれ、相談時間は長きにわたっていました。