岡山市議会議員/おにきのぞみの虹色通信

〈いのち・みどり・平和〉を大切にする
 政治や暮らしをつくっていきたい。

11月7日 岡山県国民保護共同訓練

2008-11-07 | 平和

 11月19日(水)午後1時から、国と県の主催で岡山県国民保護共同訓練が行われ、岡山市も参加をします。桃太郎スタジアムにおいて、テロ集団がサリンを爆発飛散させ、多数の者を負傷させた後、爆発物などを持ったまま、児島湾から船舶で海上に逃亡したという事態想定です。
 県庁では図上訓練、岡山県総合グランドと児島湾周辺では実働訓練が行われます。岡山市は情報伝達と地域住民の避難の誘導が主な役割で、実働訓練に職員、消防局員、消防団員が参加をし、児島湾近郊の市民の皆さんが住民避難訓練に参加をします。
 岡山市としては2006年に国民保護計画を策定して以後、初めての訓練。想定自体があり得ないこと、その妥当性が問われます。税金の無駄遣いとしか思えませんが、武力攻撃事態等という戦争を前提とする国家治安体制に市民が動員されることには反対です。
 お隣の広島市の保護計画は「市民を守るには核兵器廃絶しかない」と盛り込んでいます。そして広島市長を会長に、長崎市長やドイツのハノーバー市長を副会長とする「平和市長会議」は、2020年を目標とするすべての核兵器の解体にむけて努力を続けています。平和市長会議への加盟自治体は2千を超えていますが、まだ岡山県内の自治体は参加していません。
 荒唐無稽な訓練に人と金と時間を投入することを止め、こういう地道な努力こそが求められています。


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