岡山市議会議員/おにきのぞみの虹色通信

〈いのち・みどり・平和〉を大切にする
 政治や暮らしをつくっていきたい。

3月15日-1 私の2月議会質問① (1.子どもたちが安心して育つために)

2022-03-15 | おにき日記
 
 〈私の2月議会質問①〉
 今年に入って、1月にベトナム人技能実習生への暴行案件。2月に西田真愛ちゃんへの虐待案件と、岡山市内で心つぶれそうな事案が明らかになりました。
 どちらとも岡山市行政のあり方で、防いだり、ダメージの軽減ができたのではないか。私自身も働きかけができていなかったり、十分ではなかったりとの猛省もあります。2度と起こさないためには何が必要なのか。
 そんな想いで議会質問をしました。今回の質問時間はコロナ配慮で10分間しかなかったので、2つは厳しいかなとは思いましたが、今、しておきたいと思いました。
 まず、児童虐待についての質問について。
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 1.子どもたちが安心して育つために
 〜 児童虐待について 〜
 今回の児童虐待案件については、いろんな側面からの検証が必要です。議会でも、様々な切口での質問が行われ、どれも大切な指摘でした。
 「DV家庭には虐待あり、虐待の陰にはDVあり」。
 私が持っているパネルは、吹田市が考案したダブルリボン。DV防止のパープルリボン、児童虐待防止のオレンジリボンを組み合わせたものです。
 私は、この視点からの質問をしました。
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 2020年9月の知人男性による過度な叱責に対して児童相談所が行った一時保護が、14日間でなぜ解除されたのか。私は納得がいきません。
 児童虐待と併存して、母親と知人男性にDV関係、支配・被支配の関係があったのではないか。そこが改善されないまま、家庭に子どもを返す危険性への認識がどうだったのかと考えています。
 東京都目黒区、千葉県野田市での児童虐待死という痛ましい事件を受けて、2019年に児童虐待防止法が改正され、児童相談所と女性相談所・配偶者暴力相談支援センターとの情報共有・連携強化が明記されました。
 今回の案件は、「第三者による子どもへの暴力をとめられないネグレクト」ということでした。質問で、現在、このケースは5件あるとのこと。
 一般的にはDVによる支配が疑われると認識しているとのことで、後の委員会で、5ケースへの的確な対応を求めました。
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 岡山市は、DVの視点をふまえる面接、そして、家族内の関係性を聞きとる面接を心がけているということで、そうしていらっしゃると思います。
 しかしながら、内閣府資料では、深刻なDVであればあるほど、被害女性や児童当事者が秘匿をし、見逃される場合があると。当事者自身がDVに気づいていないこともあり、子どもは危険な状態におかれかねません。
 職員がどこまでの視点を持っているのか。そのための研修や体制ができているのか。事前の調査では、僭越ながら、研修や仕組み・体制が不十分だと思いました。
 女性相談所が県内の児童相談所職員と年に幾度か行なっている実務者研修への参加など、より研修を深めてほしい。
 初めての面談でのスクリーニングのとき、厚労省のガイドラインのなかにある、チェックリストなどを用いて意識をしてほしい。
 など、できるところから、研修や仕組み作りの検討を求めました。
 女性相談所、さんかく岡山相談員、地域こども相談センターの女性家庭相談員などとより連携を深めてほしいです。
コメント
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