岡山市議会議員/おにきのぞみの虹色通信

〈いのち・みどり・平和〉を大切にする
 政治や暮らしをつくっていきたい。

5月17日-3 ESDカフェ「えこ便」で広がる HIRAKIN資源再生ネットワーク

2018-05-17 | おにき日記




 今月のESDカフェは、「えこ便」で広がる HIRAKIN資源再生ネットワーク。恥ずかしながら、名前を聞いたことがあるくらいでした。
 家庭で不用になったものを回収する店舗が、岡山市内に3ヶ所、私の故郷・米子市内に1ヶ所、あるのですね。2015年にスタートして、会員数5万人と聞きました。広がりがあります。
 担当者の片山穣さん、原順一郎さんのお二人が、リサイクルの大切さや、無許可の不用品回収業者の実態(問題点)を、さわやかにわかりやすくお話しくださいました。海外の危険な児童労働にもつながっています。「捨てる責任」も考えていきたいです。
 お仕事するとき、「さわやかさ」大切ですね。「えこ便」のお店に寄ってみようと思います。
 SDGs17の目標の12は、「つくる責任、つかう責任」です。

えこ便
http://ecobin.jp




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5月17日-2 5月臨時議会② 道路の安全性を問う自転車事故裁判で、岡山市控訴は妥当か

2018-05-17 | 議会



 5月議会で市民ネットとして承認しなかったもう一つの専決処分についてです。
 自転車(ロードバイク)のタイヤ(23ミリ)が車道の路肩部分にあった隙間(スリット型側溝、20ミリ)にはまって急停止したため、乗っていた人は投げ出されて、負傷。道路管理者の岡山市に、安全性を欠いていたと治療費や慰謝料などを求めていた裁判です。写真の路肩の中心に黒い線のようなものが見えますね。岡山市は、この道路では自転車は路肩部分を通行する必要はなく、それを前提とした安全性を考慮する必要がないと反論をしていました。
 普通の自転車のタイヤ幅ならはまることはないのですが、最近はロードバイクが増えてきており、この事故の他に、岡山市は2件の事故を把握しています。
 岡山地裁は、「安全性を欠いていた」と岡山市に約38万円の支払いを命じました。一方で、「注意深く観察すれば、隙間を認識できた」と原告の過失も一部認め(過失相殺として3割)ています。
 事故が起きたのは夜でした。車を避けて路肩に寄ることは十分考えられますし、判決も自転車サイドの過失を認めています。岡山市は判決がおりてから、写真の「路肩走行注意」という看板を設置しました。また、この道路への対応は検討をしていくということです。なのに、控訴です。岡山市にまったく過失がないとは思えず、私たちは承認ができませんでした。
 ちょうど本会議前日(5.16)に、NHKニュースでこのことが取り上げられ、愛媛県の取り組みも紹介されていました。職員がロードバイクにのって道路の点検を行い、危険な箇所を把握して改善をするというものです。岡山市は自転車先進都市をうたっていますが、事故を未然に防ぐ努力が必要です。
 
 


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5月17日-1 5月臨時議会① 岡山市の浅田裁判控訴、残念ながら議会としては承認

2018-05-17 | 議会



 5月臨時議会でした。年度当初に行われるこの議会は、まず、市議会における説明者(管理職職員)の異動があった方の挨拶から始まります。皆さんにはこれからよろしくお願いします。いつも気になるのが女性比率ですが、72人中3人でした。4.2%とはまだまだ少なすぎます。
 
 5月臨時議会は例年は時間がかかりませんが、今回は、6時過ぎまでかかりました。市民ネットは、専決処分に承認を求める2つ、①浅田裁判(詳しくは下記)控訴、②道路の安全性を問う裁判についての控訴への承認に反対をしました。

 時間がかかった案件は、浅田裁判の控訴についてです。
 障害者自立支援法(現・障害者総合支援法)は、65歳以上の障がい者に、障害福祉サービスから介護保険制度サービスに切りかえること、介護保険適用を優先することを規定しています。一方で厚労省は、利用者の実情に応じて柔軟に運用するよう自治体に求めています。
 障害福祉サービスを受けていた重度の障がい者の浅田さんが、65歳になったときに介護保険の申請をしないで、それまで受けていた障害福祉サービスの継続を求めたところ、岡山市が全面的に却下の「決定」をし、サービスゼロの状態にしました。ベッドから落ちたら起き上がることも、トイレに行くことも困難な浅田さんは、生きる権利を求めて、岡山市の「決定」取り消しを求める裁判を行いました。
 非課税世帯の浅田さんは無料でサービスを受けていましたが、介護保険に切りかわると、必要なサービスが受けられない恐れがある上に多額の費用負担(15,000円の負担。はじめは3~4万円と言われていた)がかかるということで、介護保険を躊躇し、これまで通りの障害福祉サービスを求めていたものです。
 岡山地裁は、経済上厳しい状況のなかで、障害福祉サービスを希望したことには理由があり、岡山市はその決定をした上で、介護保険への申請を勧めるべきであった。支援法の解釈・適用を誤った違憲なものとして、浅田さんの全面勝訴判決を行ったものです。
 厚労省が259自治体に行った調査では、65歳到達後も継続して支援法に基づく障害福祉サービスの利用申請があった場合、78自治体がそのサービスの支給を決めた上で引き続き介護保険の申請を呼びかけており、6自治体が利用申請を却下していました。
 また厚労省は、この4月から、一定の要件のもとで、介護保険サービスの利用者負担を償還する制度をつくり、これによると浅田さんには全額戻ってくることになります。浅田裁判が厚労省に制度変更を促したのだと私は思います。
 こうした状況のなかでの岡山市の控訴でした。地裁判決がおりるまで5年間。重度の障害をもちながらの裁判は厳しいものだったと思いますが、これからも裁判を強いることになります。
 自民党と創政会少数の賛成、公明党の棄権、市民ネット・共産党・大方の創政会の反対。まことに残念ながら賛成多数で承認されました。本会議、委員会、また各会派内での審議・協議が継続して行われ、午後6時過ぎまでかかりました。岡山市には、簡単には賛成にはなっていないことをしっかりと認識していただきたいです。

 市民ネットが不承認にした道路の安全性を問う裁判については、別途書きます。
 保健福祉委員会には、介護保健制度にまつわっての条例改正の専決処分承認案件もかかっており、ここ数日間は、これら議案への整理に頭と時間を費やしていました。
 委員会の休憩中に市役所1Fにおりると、市民ホールでは、バラ展が開催中でした。ほっと明るくなる風が心に舞い込みました。




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