岡山市議会議員/おにきのぞみの虹色通信

〈いのち・みどり・平和〉を大切にする
 政治や暮らしをつくっていきたい。

6月30日 〈みどり岡山〉メンバーと沖縄へ。知花昌一さん、仲宗根盛秀さん、金城実さんと

2014-06-30 | おにき日記







 今日から、〈みどり岡山〉メンバーと沖縄です。〈みどり岡山〉市民自治講座で、ちょうど4年前に読谷村の仲宗根盛秀さんをお招きして、とても感銘を受けたので、機会があれば読谷村へ仲宗根さんに会い行きたいと思っていました。そして、実現(^^)。私は皆さんより短く2泊3日の旅程です。

 初日はさっそく読谷村に。元村議の知花昌一さんが、ていねいにアツく案内してくださいました。仲宗根さんが、知花さんは読谷村のすみずみまでのことをよく知っていると言われていましたが、まさに…でした。ちなみに、読谷村は、日本で一番人口の多い村ということで、「市」に近い感覚のところでした。平成の大合併のときも話はあったけど、しなかったと。知花さんは誇らしげです。

 知花さんはアチコチ案内をしてくださいましたが、印象深かったのは二つのガマ。約1000名の生命が一人も奪われることがなかったシムクガマ(上の写真)。そして、なぜ近くのチビチリガマでは約140名のなかで85名が「集団自決」に追い込まれたのか。知花さんは、3ヶ月の赤ちゃんまで「集団自決」とはいえない。「集団自決」ではなく、強制された「死」であり、日本の当時の「教育」によるものだと。ガマのなかでは、息をのみ込み、一言も発することができませんでした。

 明日は、集団的自衛権の閣議決定がなされんとしています。安倍はまた、この「教育」を作らんとしています。子どもたちの若者たちのすべての生命を守るために、私たちは絶対にあきらめてはいけません。







 私の両側男性が、知花さん(帽子)と仲宗根さんです。基地のない読谷村をどうやって作るのか。基地を奪還してきた様子も現場で教えていただきました。農業ではまだまだ食えないと。菊の花栽培くらいで、これからマンゴーに期待をしているそうです。このライブハウスも街づくりの一つです。知花さんの心にしみ入る三線(さんしん)演奏も聴かせていただきました。

 そして金城実さん(彫刻家)宅に。今回の旅には奥津亘弁護士が一緒です。私は知りませんでしたが、今から30年以上も前に「庭瀬事件」というのがあり、府中市に沖縄から集団就職にきていた中学卒業間もない少年が、岡山にきた時に庭瀬で子どもを刃物で殺したということです。殺人、しかも子どもを殺すということは断じてあってはいけないことですが、そこに至った当時の沖縄出身者が置かれた状況・心情があり、広島県内の先生たちが少年を支援しておられたそうです。その少年の弁護をしたのが奥津先生、沖縄出身者の状況を法廷で証言されたのが金城さんということ。それ以来の再会でした。金城さんは大喜びで、当時の一言では表せない複雑な気持ちをいつまでも語っておられました。
 沖縄との関係はこの30年で何が変わり、何が変わっていないのか。構造的には変わっていませんね。沖縄の歴史や現状、そして心を感じさせていただく貴重な一日となりました。




 

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