岡山市議会議員/おにきのぞみの虹色通信

〈いのち・みどり・平和〉を大切にする
 政治や暮らしをつくっていきたい。

1月19日 「つながる」。市民自治講座「福島を忘れない」~いわき市議会議員/佐藤和良さんをお招きして~

2013-01-19 | おにき日記




 
 今日は〈みどり岡山〉の市民自治講座。これまで、3.11にまつわって幾つかのテーマで市民自治講座を行ってきましたが、今回は、「福島現地」にこだわりたい。と、福島県いわき市の佐藤和良議員をお招きして、お話をお聞きしました。会場はなんともアツかったです。

 でも、なんともツラく、悔しく、情けない(>_<)。何をしているのでしょう、日本の政治家はとの憤り(私もです)。原発事故は人災ではありますが、政治の責任です。事故の上に、SPEEDIの情報隠しによる大量初期被曝。そして「放射能安全論」で、がん等疾病の未然予防をするのではなく、低容量被曝地域での居住奨励と避難指示解除準備区域への帰還奨励。

 16万人余の人々がふるさとを追われ、多くの県民が汚染地に暮している。「帰還」路線と東電の損害賠償によって、被災者同士の分断と差別構造が続いているということです。悲しい事例も幾つか紹介をしてくださいました。 
 
 佐藤さんは、はじめに、「政府による福島原発事故の非常事態宣言は発令されたまま」だと。今も、東京電力発表でも毎時1000万ベクレル、毎日2億4000万ベクレルという放射性物質が環境中に放出されています。さいごには、「生命をつなぐことをみんなでしていかなければ、子どもの生命を守れない。このままだと明日は我が身です」と。

 今日のキーワードは私的には「つながる」でした。福島とつながって人と人が分断されないよう、つながりあって差別を克服していくようにと。
 大塚愛さんからも、一言いただきました。この正月に家族全員ではじめて川内村の我が家に帰って、自分の保養ができたということです。つくってきた「つながり」は自分自身でもありますものね。

 岡大の学生さんから「いつまで子どもたちの保養を続けることが必要なのか」という質問がありました。チェルノブイリ法では、26年経った今も、年間40日間の保養休暇制度があるということです。
 明日(20日)には、「原発事故子ども・被災者支援法岡山フォーラム」があります(13:30~、岡山商工会議所)。理念法の具体化に走りまわっている、佐藤さんでもありました。遠路ありがとうございました。これからも、「つながり」ます。

 なお、中継アーカイブは次の通りです。ご覧下さい。
 http://www.ustream.tv/recorded/28622590



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする