岡山市議会議員/おにきのぞみの虹色通信

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11月16日 保健福祉委員会/「就学前教育・保育のあり方(素案)」へのパブコメ等の意見を受けて

2012-11-16 | おにき日記





 シクラメンに続いて、来年巳年の飾り物を玄関に置きました。先週、DV防止・支援バザーでゲットした、岡山市社会福祉協議会のコーナーのものです。社協にはこうした手作りの日本の伝統的な風合いのものも多く、海外にいくときは、よくここでお土産をさがします。
 いよいよ年末が近づいてきますね。

 今日は、保健福祉委員会を行ないました。議題は、「就学前教育・保育のあり方」(素案)をめぐってです。前回の委員会から、2回の保健福祉政策審議会とパブリックコメントが行なわれ、その結果をみながらの検討です。
 寄せられたパブリックコメントは643件。多くのパブコメが寄せられ、市民の皆さんの関心の高さがうかがえます。
 今更ながらではありますが、多くの市民との関わりがある関心の高いテーマであり、また、パブコメにも、「幼保一体化のメリットやデメリットがわからない。(素案)についてよくわからない。メリットがわからない。情報がほしい」etc「わからない」というご意見が多数あり、パブコメとあわせて、岡山市は積極的に市民説明会をもつべきでありました。市民への説明は今後も求められることです。
 パブコメは、明確に「賛成(部分的にもを含めて)」が34件5%。後は、既述の「わからない」に加えて、具体的な中味の記述をすべき、また記述がないことへの不安。明確な反対意見とともに、「3歳児教育、預かり保育」の提案などがありましたが、当局は、直近の政策審議会でのご意見も含め、現在の(素案)を一字一句も変えるところはないということでした。
 パブコメを寄せた皆さんの分析、また、いろんな立場の方から不安・反対の声があがっているなかで、謙虚に考えてみる必要があるのではないかという委員の皆さんからの指摘のなか、引き続きの討議となりました。

   *        *        *

 市の仕分けのなかで、10件以上寄せられているものは次の通りです(けして少数意見を無視しているわけではありません。詳しいものを見たい方はご連絡ください)。
 「賛成または部分的に賛成できる」(34件)、「配置計画や職員の勤務体制、スケジュールや子どもの生活、PTA活動等、具体的に記述するべきでないか」(16件)、「保育内容や職員の勤務体制の違いから、幼保一体化は無理があるのではないか。また、生活スタイルや経済的状況の違う家庭が一緒の施設に通うことにより、子どもの心情面へ悪影響があったり、保護者同士の連携がうまくいかなかったりするではないか」(136件)、「現行制度のままでいいのではないか」(47件)、「就学前教育(幼稚園・保育園)をなぜ一律に統一する必要があるのか疑問である。メリットがわからない」(13件)、「人員配置や施設基準の水準を保てるのか」(31件)、「幼保一体化、統廃合・民営化に反対である」(23件)、「待機児解消を図るため、保育園の増設、幼稚園の3歳児教育や預かり等をまず行なうべきではないか」(110件)、「いろいろな意見を聞いて進めてほしい」(61件)、「素案(幼保一体化)について、よくわからない。情報がほしい」(60件)、「幼保一体化にあたり、職員同士の話し合いの時間の確保、勤務体制、行政側のサポート体制、各種研修等、納得のできるものにしてほしい」(32件)、「幼稚園・保育園それぞれの良さを損なうものではないか」(30件)、「幼保一体化施設で行なわれる具体的な保育内容や料金、職員の配置や資格、そして、今後どのように周知を図るかなどを説明してほしい」(27件)、「幼保一体化のメリットやデメリットがわからない」(25件)。

 

 

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