岡山市議会議員/おにきのぞみの虹色通信

〈いのち・みどり・平和〉を大切にする
 政治や暮らしをつくっていきたい。

5月27日 大木町の「おおき循環センター“くるるん”」です。環境自治体会議2日目

2010-05-27 | インポート





 今日は環境自治体会議の2日目。“環のまち”福岡県大木町での開催です。大木町は、上勝町につづいて2008年に、「ゼロ・ウェイスト宣言」をした自治体。2016年度までに、「ごみ」の焼却・埋立て処分をしない町をめざしています。
 写真は、2006年にバイオマスセンターとして本稼働を開始した、おおき循環センター「くるるん」です。町内から発生する生ごみ・し尿・浄化槽汚泥をメタン発酵させ、発電などのエネルギーとして利用。そして、発酵後の消化液を有機肥料(液肥)として活用するための施設です。2008年度は「くるるん」がオープンする前の2005年度と比較して、燃やすごみと燃えないごみの合計が45%削減されたことです。写真のブルーのバケツで回収されます。
 液肥は町内の農家の皆さんには無料配布。散布は1000円/反。はじめは慎重だった方々も、その効力がわかり、今では、順番待ちとのことです(^^)。減農薬栽培のブランド米「環のめぐみ」に。こうした取り組みは、「くるるん」に、この春オープンした「道の駅おおき」につながっていきます(バイオマスセンター隣)。健康地域応援レストランや農産物直売所があります。
 ごみ削減には、「生ごみ」に正面から取り組む必要がありますし、ごみ問題としてではなく、地域作り・地域循環の視点でとらえることが必要ですね。

 分科会では、地球温暖化防止について参加。多くの情報をいただきました。行政では、東京都、佐賀県、福岡県による報告がありました。政府の動きを睨みつつ、自治体自身でも、実践に研究にと勤しんでおられました。いろんな意味で、驚きのスケールです。
 佐賀県は、県としては、家庭用太陽光発電システムの普及率が、2002年度から、ずっと日本一とのこと。でも、大木町にはかないませんと。車窓からの大木町。公共施設はもちろん、家々の屋根のアチコチに太陽光パネルがみられます。大木町は、14%が掘割という水が豊かな町です。


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