緑色の機械が竹粉砕機です。大きな竹がバリバリバリとすごい音をたてて吸い込まれていきます。御津の皆さんと一緒にお話を聞きにやってきました。
吉備中央町が吉備中央農業公社に委託をして、竹粉砕機で荒れた竹やぶを整備するためのものです。竹やぶが荒れても手を入れることができない高齢者の皆さんにニーズがある一方、岡中会(岡山の中央で農を叫ぶ会)という若い新規就農者の皆さんが、例えば、ピオーネ栽培をしながら農閑期にも現金収入を得るための方策の一つとして考えられました。
2009年度に緊急経済対策地域活性化交付金で機械を整備し、今年度から事業がスタートします。農家の方と町長が話をするなかで出てきた事業ということです。これでチップになったものをパウダーにする機械も購入しており、堆肥など地域資源として竹を活用する方法を模索しています。里山再生が岡山市民より町民に身近な課題であることを実感しますが、一方、市域は広いわけですから、地域地域の課題を市の課題としてとらえる必要があります。
「クッキーになるかしら…」と粉を持って帰られた方も。竹やぶの整備はイノシシ対策の一環にもなります。いろいろと頭を巡らさなくてはいけませんが、高い機械をどう手にいれるのか。