市民・文教委員会がありました。
「岡山市DV防止基本計画」を今年度中に作成するということで、素案がかけられました。
原案段階から、ワーキンググループ(市民14人、職員3人)という市民協働による基本計画作成です。また、庁内ワーキンググループ、男女共同参画専門委員会によっても協議され、望ましい姿だなと思います。
私がもっともお話したのは、せっかくの基本計画ですから、検討事項をいつまでに検討して、どう実施するのか。きちんとスケジュールと評価をしながら進めてほしいということです。
現在パブリックコメントを求めています。12月10日までですので、お寄せください。↓
http://www.city.okayama.jp/shimin/danjo/dvplan-pubcommebosyu.htm
また、練り直し事項になっていた「区民会議」が白紙となり、区民が提案する地域活動・地域交流事業に補助金交付を行うことに特化した「区づくり推進事業審査会」新設が提案されました。私自身は、市民・区民が課題を討議しながら提案し、区づくりを進める「区民会議」を設置すべきであると考えていますが、大幅にその機能が縮小されるというか、別物になってしましました。区民会議設置の課題のなかに、市議会と区民会議との権能が未整理ということでしたが、他の政令市をみますと、すみ分けられているのです。市民参加、市民自治は、なかなかですねぇ……。この審査会は条例設置ですので、11月議会の議案となります。
ここに、合併特例区(御津、灘崎)の特例区事業(ソフトのみ)が移行しますが、地元との話し合いをしっかりと行っていただかなくてはなりません。
教育委員会については、凍結事項になっている「給食食べ残し堆肥化事業」が討議事項でした。
バイオ式生ゴミ処理機を新設し、処理した生ゴミを畜産農家のプラントで堆肥化し、各校の菜園や農業体験用の農地などで使用し、栽培した野菜やコメを給食食材とするというもので、環境教育ともリンクさせながら試行するというものです。皆さんはどう思われますか?
この事業の趣旨は、「循環」と「環境教育」ということだそうです。「循環」というとネグロス・キャンペーンを思い起こします。ネグロス・キャンペーンがネグロス島で島民の農業自立のためにかかげた理念が「循環」(経済、環境、社会)でした。理念と描いた道筋は素晴らしいものでしたが、たぶん、そこまでの力が理念の共有も含めて、それぞれに備わっていなくて、現実的にはなかなか難しかったのです。
いろいろと検討事項はありますが、私自身は、まず、子どもたちは食べ残しを更に少なくする取り組みを行い(残渣のない学校があると聞いています)、その上で、この計画のなかで、「環境教育」「食農教育」における子どもたちの姿が具体的に示されるような内容があればいいなぁと思いました。
ネグロスでは、「循環」を小さな形で今も追求しています。岡山市では、「生ゴミ」への対応を、全市的に検討するべきだと思います。