『二つの国と民族、どっちも素晴らしい』と題する企画で、落語と講演をする笑福亭銀瓶さんの顔を見に行きました。笑福亭銀瓶さんは在日3世。代表質問の準備をと思いつつ、笑福亭銀瓶さんはどんな方だろうかと、どうしても会いたかった、聞きたかったのです。韓国語が分からない私にも想像力がわくように工夫がされ、・・・韓国語での落語「時うどん」に、ずっと笑っていました。韓国語の発音ゆえか熱く聞こえ、そしてウドンにキムチが入っているような。日本語と語順が似ているから〈間〉がうまく伝わるらしいです。
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落語だけ聞いて、「外国人による日本語弁論大会」に。私が声をかけたベトナム人の友だちが出るので、どうしても彼女のスピーチを聴きたかったのです。この大会、26回目なのですが、今回も超満員。今年は23人がスピーチ。外国人からみた日本・岡山の印象には、いつもいつも、はっと気づかされる、ステキな企画です。最優秀賞にはもちろん出場者全員に賞状が贈られるのがいいですね。花に彩られたステージetc、温かな心配りいっぱいの企画です。友人を通じて、また外国人の友だちができました。
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実は、笑福亭銀瓶さんの落語のあとには、彼の講演、そして、彼にプラスして30代の若者(在日、日本人)たち2人を交えてのシンポジウムがありました。1世、2世とはまた違う、日本社会で人間関係を築いてきた3世、4世たちの未来への声を含めライブで聞いてみたかった。けど、・・落語を聞いたから、ヨシとします。民団の企画、とてもセンスがいいですね。