即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

投了勧告

2010年06月23日 23時36分24秒 | スポーツ
切れない縁切れない縁・その2と続けて、最近の大相撲の呆れた事件について書きました。

昨日の朝日新聞のオピニオンで、米長会長が大相撲賭博問題について鋭く論評しています。

タイトルは、《協会理事長は潔く「投了」を。》

『1対1で勝敗を決するプロの世界という点で、将棋・囲碁と大相撲がよく比較される。
将棋・囲碁は盤上の真理を追究するのに対し、大相撲は土俵上で神事を執り行っている。』
というように同じ日本の伝統文化を担う立場として、今回の不祥事について組織の責任の取り方を、いかがなものか、と批判しています。

『理事長は潔く身を引くことを勧めたい。それが協会を救う唯一絶対のことではないだろうか。』

と、ここで投了するしか手はない、としています。

それは同感、本当にそう思います。

ただ、その投了後の指し手について。(投了後に指し手も何もないか!)

米長会長は、『クリーンな人物を後継者に指名して、身を引くべき。』とだけ書かれていますが、僕は、この前の記事でこう書いてます。
『当然、協会(理事会)は、元力士は2,3人にして、あとは外部の経営のプロにまかせる。
無理ですよ、ずっと相撲の世界ばかりにいた人だけでは。
企業経営という視点で構築していけば、コンプライアンスも人材教育もマーケティングも、全部リンクして、うまくできるはず。』

まあ自分のところ(将棋連盟)についてはこのまま(元棋士・現役棋士だけの理事会)でいいと思っているのでしょうけど、マネージメントや危機管理がこれだけうまくできてないところは、いろいろなビジネスの修羅場を経験してきた人の方がどれだけうまくできることか。
もちろんその業界独自の文化や考え方はあるだろうけど、ここまでだめだと、元力士でクリーンな人、というだけでは絶対に難しいのでは、と思えてしまいます。

大相撲にしろ、将棋・囲碁にしろ、野球やサッカーにしろ、これだけファンもいて、影響力のあるマネージメントを、その業界の中だけでずっと生きてきた人たちだけでやることがいいことなのかどうか。

こういう特殊な世界の経営というのは、一般ビジネス感覚とは違うという理屈もわからないではないけど、参謀的な人でもいいので、外部の知恵や力を入れるのは、刺激にもなり、とってもいいことだと思うのですけどね。
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2 コメント

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Unknown (くっち~)
2010-06-26 18:36:53
よ     な
 ね   う
  な い
   が       
  え く     
 ま   に   
お     お 
返信する
元のまんま (nanapon)
2010-07-04 18:19:25
くっち~さん、こんばんは。
このネタでは振られ飛車さんなのではないのですか?(笑)
解雇、降格などとかげのしっぽ切りだけやって、あとは何も変わらないまま行きそうですね。
NHKもやるようだし。
返信する

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