即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

名人戦ではなく、棋王就位式

2010年05月20日 22時54分08秒 | 将棋
昨日の名人戦第四局のこと書こうとしたのだけど、昨日は一日中大忙しで、大盤解説会はおろか、BSも含めまるで観る時間がなく、ほぼ結果しかわからない、という悲しい有様。
見所満載、大熱戦の終盤だったようです。

がんばったんですけどねえ。魅せてくれていたんですけどねえ。
それにしても強いですねえ。
4連勝、3連覇。対三浦戦だと14連勝。
スッパリと終わらせて、次の棋聖戦に臨む理想的な戦い方です。

内容に関しては、いつものようにshogitygooさんが泣かせてくれるような文章力で描写してくれてるのでこちらをどうぞ。
4タテをくらった挑戦者が主役だった不思議な名人戦ーー名人戦2010第四局 羽生名人vs三浦挑戦者

そして、今日は甲斐女王が連勝で王手をかけた女流王位戦第2局も観ている間もなく、大方の予想を裏切って、今日行ってきた「棋王就位式」のレポートです。

昨年も呼んでいただいちゃったのですけど、今年もまた、棋王就位式、出席させていただきました。
久保棋王は棋王位を防衛しただけでなく、あの羽生さんから王将位を奪取、最多対局賞やら名局賞やらめでたいことが両手に持てないほどいっぱい。
たくさんの方々が駆けつけて本当に和やかな素晴らしい式典でした。

主催社の次にこの人。
ほんと、うまいですね。説得力ありますね。
「この一年、彼が強くなったのは、人間が変わったからだ。人間が一回り大きくなったことが将棋が強くなった原因。完全に吹っ切れて、将棋を楽しく指すようになった。」

※今日はいつものカメラがなく、画質がわるくてすみません。

加古川市の副市長。市長が来られずに代理。
「市長は将棋を指すのかどうかよくわからないけど、今回は来月に控えているタイトル戦(=市長選)のために、現在その準備に余念が無いので・・・」となかなかのユーモア。


会場は溢れるほどの人。この方、背が高いだけでなく、目立ちますねえ。たたずまいが違う。品格、風格がある。

免状をもらって、記念撮影。

10年来の友人のカメラマンの方から祝辞。
「10年もつきあってきたし、ずっと久保君と呼んできたけど、ついにこう呼ばなきゃいけないのでしょうか?久保先生!」

久保二冠は水谷豊さんだけでなくさだまさしさんとも親しいとのことです。ほー。

いよいよお待ちかね、久保棋王の謝辞。
ほんと自然で素直な挨拶。

「棋王戦は初のタイトル戦挑戦、そして初のタイトル。切っても切れない縁のあるタイトルなので長く保持したい。」
「佐藤九段にカド番に追い込まれて、その対局に自分はどのような心境で臨む事が出来るか、それが楽しみでもあった。
対局の盤を前にした時、落ち着いていつもと変わらずにいい緊張感と集中力で臨む事ができた自分がいた。それは自分にとって以前よりも明らかに成長したと思えたことだった。」
気負う事もなく、久保二冠らしいさわやかでいい挨拶でした。

乾杯の前にやはりこの方から一言ご挨拶。
棋士会長として、関西在住棋士として。
でも「久保さんのますますのご活躍を祈ります。」なんて祝辞ではなく、こういう場で謝辞をして欲しいなあ、とも思う。
老け込むには早いよ~。

久保二冠とも結構お話できたし、いろんな方とも交流できて、今日の雨とは違い、五月晴れのような気持ちで会場を後にしました。

お土産はこれ。

そして、いただいたパンフ。

会場で、前から知っていた某棋界関係者と話していたら、
「nanaponさん、ブログ見てますけど、最近将棋のこと書くの減ってません?将棋以外の話が多いですよ。」
あー、そうかなあ。
そうかもしれないなあ。
別に熱が冷めたとか、そういうわけじゃあないのだけど。

はい、もっといろんな将棋のこと、棋士のこと、棋界のこと、愛情も興奮も応援も辛口もないまぜにしつつ、ゆるゆると書いていこうと思っています。

充実のアーティストアーティストの感性新王将の人柄二冠の花が咲いている♪、と久保二冠四部作を書いてきたのだけど、改めて接してみて、
久保さんって、温かいなあ、さわやかだなあ。
偉ぶるところなんかまるでないし、気遣いもすごいし、全く普通にしゃべれてしまうこの人柄。
なかなかいないよなあ。

あら、なんかオレ、惚れちゃってる?
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