即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

やってくれました!

2010年06月26日 12時46分47秒 | スポーツ
連日もう大変です。
ワールドカップだけでも追いきれないのに、石川遼が出た全米オープンもあり、ウィンブルドンも始まってしまい、錦織vs.ナダル、なんて試合もあり、また夜中が忙しくなったと思ったら今度は宮里藍が出る全米女子プロも。
体が持ちません。

それにしてもデンマーク戦に向けて、ハードでした。
ウィンブルドンで森田が7-6、6-7で、フルセット、結局7-5で惜敗。
3時まで見ていて、デンマーク戦に切り替える。

今までなんだかんだ言われたことがよかったのか、本当に見事な試合でした。
岡田監督の目指した、組織の、チームのサッカーがよくできていたと思います。

全員がしっかり自分の役割を果たし、全員が有機的にリンクしつつ機能していた。
それが全体のパワーとなって相手を圧倒した。

本田にボールが集まる。そこからボールを受けた大久保や松井がかき回す。
遠藤、長谷部も前に突っ込む。
さらに長友や駒野も守備をしっかりした上でオーバーラップする。
阿部は全体のバランサーとして、上がっていった選手の穴を埋め、スペースを作らせない。
中沢、闘莉王の両センターバックは、高さも含め、相手の攻撃をことごとく潰していく。
ロンメダールやトマソンに仕事をさせないよう、チームワークでの守備の意識が徹底している。
もちろん川島の活躍も大きい。
(PKを止めたことで、トマソンが突っ込み、結果故障したことの効果。)

本当にいかにも日本らしいサッカーでした。
全員の気持ちがひとつになれた素晴らしい試合でした。

出だしはかなりおかしかったです。
誰もついてない、スペースが空いてしまう。簡単にシュートを打たれてしまう。
ちぐはぐでギクシャクしていたのはシステム変更したからだったようだけど、それを前半10分過ぎ、遠藤が、元の4-3-3のシステムに戻させて欲しい、と、岡田監督に直訴したらしいです。
そこからは全然違って守備は安定し、そうこうするうちに、あの見事なFKの先取点。
理想的な展開だったけど、後半PKで2-1と詰め寄られた時は、過去の悪夢がよぎった。

しかし、決定的な3点目。
こんな強かったっけ、このチーム。

今年になってから、チームは低迷し、皆が落ち込み、迷い、苦しんだ。
控えの選手も含め、自分はどうすればいいか、どうチームに貢献すればいいのか、を考える。
議論もし、考え抜き、すぐ自主的に動く。
その気持ちが全員に伝播し、結束はさらに深まる。
肩を組んで君が代を歌う。
ゴールしたら、ベンチに走って行き、控えの選手とも一緒に抱き合って喜ぶ。
スタッフや応援の力など、たくさんの後押しがあったとはいえ、ここ1ヶ月でのチームの成長力、目覚しいものがあったと思います。

さあ、今夜から決勝トーナメントが始まります。
来週火曜のパラグアイ戦に向けて体調を整えなければいけません。
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3 コメント

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こんなに強かったの・・・・ (こてくん)
2010-06-27 08:57:13
まさか・・・・こんなに日本のサッカーって
強かったの・・・・・

岡田監督ごめんなちゃい

いやぁ~~~~ほんと、驚きの連続です。

次のパラグアイは、日本に来る時の
親善試合モードなら、いい戦いが
出来そうなのですが・・・・・・。

やっぱ・・・・・本番モードですからねぇ~~~~。

なんとか、先取点を取って欲しい
ものです。

日本ちゃちゃちゃっ(笑)
ではではっ。
返信する
この部分が… (Dancho)
2010-06-27 09:25:32
nanaponさん、おはようございます。

『アタック25』の予選落ちで、悔しさを引きずっているDanchoです。

>今年になってから、チームは低迷し、皆が落ち込み、迷い、苦しんだ。
>控えの選手も含め、自分はどうすればいいか、どうチームに貢献すればいいのか、を考える。
>議論もし、考え抜き、すぐ自主的に動く。
>その気持ちが全員に伝播し、結束はさらに深まる。

この部分が、前回のドイツ大会との大きな「差」だったように思います。でも、一番大事な部分。チームが強い弱いは、全く関係がありません。
結果も出たからみんな「岡ちゃんごめん」なんていう事になっているけれど、私は、謝る必要はないと思っています。
多分、岡田 武士 監督自身が、一番この部分を求めていたと思うから。
別に、「岡ちゃん」が短期間で強くしたわけではないから。

私のところでも書いたように、中沢 祐二 選手が、前回大会の「敗因」をどうやって修正したのか…それがプレーとして表現できるか…が、今大会の日本の課題でした。

それが、オランダ戦であり、結果も出たデンマーク戦です。

たとえ3つ負けちゃっても、この部分さえ出ていれば、みんな納得できるんです。
元々、ワールドカップは、どのチームも「極限」に近いところまで仕上げて臨む大会ですから、負けて元々なんです。

1次リーグ突破は、あくまで「結果が伴ったプレゼント」みたいなものです。セルジオ越後氏の言う「おまけ」です。

だから、この先、パラグアイにすぐに負けちゃうかもしれないし、勝って、スペインとポルトガルの勝者と対戦なんていう夢の様な試合も待っているけれど、後は、その結束力と、個人の「実力」がいかばかりかを存分に発揮してたら、私は満足。

最初から失う物がないんだから、体当たりすれば、国民には響きます。

そこをいつも私は期待して、半分「冷静」に見ているつもりです。

ちなみに、今大会の優勝国は、ロッペンが完全復活した事を前提として、オランダと思っています。ブラジルとの対戦が、「事実上の決勝戦」かなぁ…と。
返信する
グランドデザイン (nanapon)
2010-07-04 18:29:08
こてくんさん、こんばんは。

>まさか・・・・こんなに日本のサッカーって
強かったの・・・・・

日本中そう思ってますね、きっと。(笑)

>岡田監督ごめんなちゃい

日本中そう言ってますね、きっと。(笑)

>なんとか、先取点を取って欲しいものです。

1点が、取れなかったですね。
取れていたら・・・。うーん・・・。

☆Danchoさん、こんばんは。

>『アタック25』の予選落ちで、悔しさを引きずっているDanchoです。

すみません、そこにからまなくて。(笑)

>私のところでも書いたように、中沢 祐二 選手が、前回大会の「敗因」をどうやって修正したのか…それがプレーとして表現できるか…が、今大会の日本の課題でした。

結果、よかった、とか悪かったとか、勝ったか負けたかだけでしか判断基準がない。
そこが問題だと思います。
Danchoさんのおっしゃるように、前回の何がどう悪かったので、どこを修正するのか、代表チームを、日本サッカーをどうするのか、というグランドデザインがないと、一喜一憂するだけになってしまいます。

>たとえ3つ負けちゃっても、この部分さえ出ていれば、みんな納得できるんです。

はい、ほんと同感です。

>最初から失う物がないんだから、体当たりすれば、国民には響きます。
そこをいつも私は期待して、半分「冷静」に見ているつもりです。

我々も興奮したり騒いだりばかりでなく、そういう視点で応援したり見守ったりしていきたいですね。

>ちなみに、今大会の優勝国は、ロッペンが完全復活した事を前提として、オランダと思っています。ブラジルとの対戦が、「事実上の決勝戦」かなぁ…と。

そのブラジル戦に勝ったオランダが僕も候補の一番手だと思っています。
このあとの4試合、楽しみましょうね。
返信する

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