以前書いた記事、《明日の羽生・深浦戦を前に今後の展望を占う》で、羽生四冠の七冠ロードを占ってみました。
《一流棋士とは・その2》でも、触れましたが、ここのところの羽生四冠、鬼神のような活躍です。
もはや他の棋士と戦っているのでないですね。
自らへの挑戦。
誰も歩いた事のないけものみちを歩いている?
将棋の奥深さを、さらに極めようとしている?
自らの人間性、個性をさらに深めている?
自然の脅威と戦っている?
運命と闘っている?
さあ、どちらにしても、いよいよ佳境です。
さらにこの道が果てしなく続くのか、はたまた、いつ途絶えるのか。
まずは、竜王戦の挑戦者決定三番勝負、対木村八段戦。
おとといの第一局の大熱戦に勝ち、次世代の竜王への挑戦権まであと1勝です。
第二局:2008年9月03日(水)
第三局:2008年9月12日(金)
そして、深浦王位との王位戦は、先週の第五局に勝ち、2勝3敗。
あと、2局、両方勝たないといけない状況です。
第6局 9月9日(火)、10日(水) 神奈川県秦野市 「陣屋」
第7局 9月25日(木)、26日(金) 神奈川県足柄下郡箱根町 「ホテル花月園」
ここまでは挑戦・奪取ということで、攻めのアクションであったけど、ついに、守りのアクションも同時に始まってしまった。
第56期王座戦五番勝負。挑戦者はここでも「千駄ヶ谷の受け師」木村八段です。
竜王戦挑決と合わせると、8番勝負。
一番終わってるので、これから7番勝負。
なんと、9月だけで、5戦。(竜王戦挑決第二局に勝てば4戦。)
第1局 9月5日(金) グランドプリンスホテル赤坂(東京)
第2局 9月17日(水) 中の坊瑞苑(神戸)
第3局 9月30日(火) 龍言(新潟)
第4局 10月9日(木) 陣屋(秦野)
第5局 10月24日(金) 横浜ロイヤルパークホテル
-----------------------------------------
しかし、ほんと、どうやって、これだけの対局を最高のパフォーマンスで戦っているのでしょうか?
やはり、メリハリとか、気持ちの濃淡ってあるんでしょうか?
体調管理やバイオリズムなども、かなりの大きな要素だと思います。
トータルの戦略ということで、現実的に考えれば、
ここはちょっと不利だから、(全面的ではないけど)ある意味捨てて、
そのパワーを、有利な部分、あるいは、どうしても達成したい部分に賭ける。
普通だったら、体力も気力も限りがあるし、そんな風に考えるはず。
でも多分、違うんでしょうね。
通算1430戦 1040勝389敗 勝率0.728です。
タイトル戦だけで見ると、
463戦 303勝160敗 勝率0.654
この実績を見ると、
4勝3敗で、勝ったとしても、彼にとっては、いつも(全タイトル戦)より、ふがいない結果なわけです。
(単純に7戦×0.654=4.6勝)
つまり、今まで7番勝負では、2.4敗しかしてないのに、3敗もできる、ってこと。
そうやって考えていくと、まだまだ行きそうです。
もちろん羽生ファンは、2度目の七冠を心待ちにしているでしょうけど、
『羽生先生の恐怖の足音が近づいているよ~~~。
ちくしょー、来るなら来やがれ!!
竜王位だけは、絶対に渡さないぞ!!!』
と言っている将棋ファン、ブログファンもかなりいると思われます。
さあ、明日からの9月で、すべて明らかになります。
来春の棋王戦のXデーに向けて、ドラマはどんどんどこまでも進んでいくのか。
とりあえずここでいったん道は潰えるのか。
《一流棋士とは・その2》でも、触れましたが、ここのところの羽生四冠、鬼神のような活躍です。
もはや他の棋士と戦っているのでないですね。
自らへの挑戦。
誰も歩いた事のないけものみちを歩いている?
将棋の奥深さを、さらに極めようとしている?
自らの人間性、個性をさらに深めている?
自然の脅威と戦っている?
運命と闘っている?
さあ、どちらにしても、いよいよ佳境です。
さらにこの道が果てしなく続くのか、はたまた、いつ途絶えるのか。
まずは、竜王戦の挑戦者決定三番勝負、対木村八段戦。
おとといの第一局の大熱戦に勝ち、次世代の竜王への挑戦権まであと1勝です。
第二局:2008年9月03日(水)
第三局:2008年9月12日(金)
そして、深浦王位との王位戦は、先週の第五局に勝ち、2勝3敗。
あと、2局、両方勝たないといけない状況です。
第6局 9月9日(火)、10日(水) 神奈川県秦野市 「陣屋」
第7局 9月25日(木)、26日(金) 神奈川県足柄下郡箱根町 「ホテル花月園」
ここまでは挑戦・奪取ということで、攻めのアクションであったけど、ついに、守りのアクションも同時に始まってしまった。
第56期王座戦五番勝負。挑戦者はここでも「千駄ヶ谷の受け師」木村八段です。
竜王戦挑決と合わせると、8番勝負。
一番終わってるので、これから7番勝負。
なんと、9月だけで、5戦。(竜王戦挑決第二局に勝てば4戦。)
第1局 9月5日(金) グランドプリンスホテル赤坂(東京)
第2局 9月17日(水) 中の坊瑞苑(神戸)
第3局 9月30日(火) 龍言(新潟)
第4局 10月9日(木) 陣屋(秦野)
第5局 10月24日(金) 横浜ロイヤルパークホテル
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しかし、ほんと、どうやって、これだけの対局を最高のパフォーマンスで戦っているのでしょうか?
やはり、メリハリとか、気持ちの濃淡ってあるんでしょうか?
体調管理やバイオリズムなども、かなりの大きな要素だと思います。
トータルの戦略ということで、現実的に考えれば、
ここはちょっと不利だから、(全面的ではないけど)ある意味捨てて、
そのパワーを、有利な部分、あるいは、どうしても達成したい部分に賭ける。
普通だったら、体力も気力も限りがあるし、そんな風に考えるはず。
でも多分、違うんでしょうね。
通算1430戦 1040勝389敗 勝率0.728です。
タイトル戦だけで見ると、
463戦 303勝160敗 勝率0.654
この実績を見ると、
4勝3敗で、勝ったとしても、彼にとっては、いつも(全タイトル戦)より、ふがいない結果なわけです。
(単純に7戦×0.654=4.6勝)
つまり、今まで7番勝負では、2.4敗しかしてないのに、3敗もできる、ってこと。
そうやって考えていくと、まだまだ行きそうです。
もちろん羽生ファンは、2度目の七冠を心待ちにしているでしょうけど、
『羽生先生の恐怖の足音が近づいているよ~~~。
ちくしょー、来るなら来やがれ!!
竜王位だけは、絶対に渡さないぞ!!!』
と言っている将棋ファン、ブログファンもかなりいると思われます。
さあ、明日からの9月で、すべて明らかになります。
来春の棋王戦のXデーに向けて、ドラマはどんどんどこまでも進んでいくのか。
とりあえずここでいったん道は潰えるのか。
その姿に圧倒されている「勝利の女神」が、闘っている本人を放っておかないから、神懸り的な逆転勝利をも呼び込めるのではないかと分析しています。
体力気力以上に自らとの闘いに勝ち続けているから乗り越えられているのかも…。
竜王戦挑戦者決定したことを前提に語りますが(木村八段…ごめん!)、竜王戦はきっと最高の盛り上がりを見せるでしょうし、どっちを応援するか、ファンが贅沢な悩みを抱えることになるでしょうね…。
どちらも応援するなら、応援される人より強くなければ応援団ではない…(実は、あるマンガからの引用台詞です)訳で、ファンもそれなりの体力が要求されることになります。
そのためにも、体調万全はファンにも当てはまりますよ…これは。
先ずは、TB頂いたことに対し、心よりお礼まで。
(堅苦しいいけど、マジに語ってしまった…ははは。)
う~ん。
今の羽生先生は、4冠だったですよね。
確か・・・・・・。
でも、当時の7冠よりも、遥かに凄い
将棋だし、相手も7冠を見て育った将棋指しだらけ
だから、価値的には今の4冠の方が・・・・・・・。
それにしても、ここ数年の『将棋の変化』は、
今までの常識をかえるものばかりで、
頭がこんがらがっています。
一般人には、どう説明すれば、いいのでしょう(笑)
>もはやここまで来ると、「そこに七冠がある」から『七冠制覇』に執着する自らと闘っているとしか思えないです。
そうですね。そんな自然な感覚なのかもしれないです。
>竜王戦挑戦者決定したことを前提に語りますが(木村八段…ごめん!)、竜王戦はきっと最高の盛り上がりを見せるでしょうし、どっちを応援するか、ファンが贅沢な悩みを抱えることになるでしょうね…。
木村八段も、さすがに、連敗はしなかったです。
渡辺羽生戦が決まったら、かなりの盛り上がりになる事必至です。
>どちらも応援するなら、応援される人より強くなければ応援団ではない…(実は、あるマンガからの引用台詞です)訳で、ファンもそれなりの体力が要求されることになります。
応援団の真骨頂。なまはんかな気持ちではできないですね。
>そのためにも、体調万全はファンにも当てはまりますよ…これは。
はい、Danchoさん、くれぐれも体調に気をつけてください。
★こてくんさん、こんにちは。
>でも、当時の7冠よりも、遥かに凄い将棋だし、相手も7冠を見て育った将棋指しだらけだから、価値的には今の4冠の方が・・・・・・・。
確かにそうですね。絶対に価値は今の方が全然大きいと思います。
だからこそ、チャレンジするんでしょうね。
>それにしても、ここ数年の『将棋の変化』は、今までの常識をかえるものばかりで、頭がこんがらがっています。
素人にはどんどん分かりにくくなってますね。
そこでわかりやすい解説、言葉、表現力、が問われてきます。