いよいよ明日、
今後の棋界にとってかなり大きな意味のある対局があります。
そう、竜王戦決勝トーナメント準々決勝の羽生・深浦戦です。
あの梅田さんも、深浦さんのことという記事で書いてますね。
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2008年の深浦康市王位には、羽生四冠の「七冠ロード」を止めるストッパーの役割が与えられているような気がします。王位戦で羽生奪取なら「五冠」、それを止めるのは深浦王位。竜王戦で、羽生が挑戦者になるための最初の大難関は、羽生・深浦対決。
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現在、王位戦は、地元長崎で勝った深浦王位が、3-1と初防衛に王手をかけています。
そして、その第五局の前に、明日、同じ羽生・深浦戦があります。
羽生が7冠に向かってひた走っている中で、ストッパーとして敢然と立ちはだかる深浦王位。
ちなみにこの時点で、両者の戦績は、なんと21勝21敗の五分。
過去のデータを見ても、羽生がこれだけ戦っていて互角という相手は前代未聞。
今後の羽生の進撃に大きな影響を与えることになるはずの大事な一局です。
あの七冠劇から12年経ち、久々に迎えた再度の七冠のチャンス。
今回の名人戦を羽生としては珍しく本気になって獲りに行った感がある。
見事に名人位を奪取し、永世名人位の資格も得た。
そして、波に乗って、棋聖位も奪取し、予定通りの現状四冠。
明日の勝負で、羽生の七冠ロードの可能性が占えます。
羽生から見て、あらゆる可能性を書き出してみました。
明日竜王戦 王位戦第五局 第六局 第七局 結果
1. ● ● 1-4
2. ● ○ ● 2-4
3. ● ○ ○ ● 3-4
4. ● ○ ○ ○ 4-3 奪取
5. ○ ● 1-4
6. ○ ○ ● 2-4
7. ○ ○ ○ ● 3-4
8. ○ ○ ○ ○ 4-3 奪取
1.完全に苦手になる。天敵。今後もやりたくない相手NO.1になる。
ここにきて、名人戦、棋聖戦その他の連戦モードの疲れが出たという見方も。
やはり12年前とは違うか。
2.1.に準じる。かなりの苦手意識が定着。
3.これも苦手意識はかなりのもの。2年連続でタイトル戦敗退。
そして、念願の永世七冠もその道を閉ざされるというのは屈辱極まりない。
4.王位奪取で五冠達成。しかし、見方を変えれば、去年のリベンジをやっとフルセットまでもつれ込んで果たしたというに過ぎず。永世竜王位への道を阻まれたのは大きい。
5.1-4で挑戦失敗はダメージあり。
竜王戦の勢い、結果によって、それを払拭できるかどうかが決まる。
6.7.これは、今までと変わらない二人の関係のまま。
羽生の中ではやはり難敵というポジショニング。
8.逆転で王位奪取。五冠に。そして、この調子で行くと、竜王位も。
七冠ロードまっしぐら。再び羽生時代が訪れる。
さて、羽生はどうするのか、どうなっていくのか。
最近のインタビューで言っているように、目の前の一局一局を全力で闘う、ということだろうけど、そこはちょっとワイドショー的、スポーツ新聞的に考えてみよう。
(もちろん、8、に越した事はないけど)
羽生の長い将棋人生を客観的に、大局的に見て、
彼の美意識として、どの道が、一番美しいのだろうか。
やはり、5.6.7で、あるいは特に、5.で、
王位のタイトルはここまできたらあきらめて(いやあきらめはしないけど)、
永世七冠を優先したい、確定させたい、というのもある。
次世代の渡辺竜王との七番勝負は、否が応でも世間は注目するし、そういう意味でも棋界への貢献度は大きい。(そんな俗っぽいことは考えないか。)
王位戦がかなり劣勢だということを踏まえると、
対深浦に対して、これから長い間苦手意識を持つことを避けたいということもあり、ここは絶対に負けられない(勝ちたい)一番だ。
羽生の深層心理を読み解けば読み解くほど、明日の竜王戦が大一番になる。
まあ、ここで勝ってもまだまだ挑戦者になるのはかなり大変だし、逆に言うと、ここで勝ったら、挑戦者にならないと、勝った意味がない。
もし明日、勝ったとして、竜王戦の行方は、
準決・丸山戦 挑決・木村戦 竜王戦
1. ●
2. ○ ●
3. ○ ○ ●
4. ○ ○ ○ 竜王位奪取
1.では(丸山九段に申し訳ないけど)本当に明日勝った意味がなくなる。
これであるなら、王位戦を逆転で奪取しないと(勝手なファン心理として)収まりがつかない。
2.は羽生・渡辺戦が実現するか、という世間の期待感の元、木村八段と3番勝負をやるわけなので、もうその時点でワクワクする。
まだ明日勝ったわけでもないのに、ここまで考えても仕方ないけれど、それほど明日は羽生にとってもファンにとっても大変な勝負だと思う。
さあ、オリンピックなんか、見てる場合じゃないですよ
今後の棋界にとってかなり大きな意味のある対局があります。
そう、竜王戦決勝トーナメント準々決勝の羽生・深浦戦です。
あの梅田さんも、深浦さんのことという記事で書いてますね。
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2008年の深浦康市王位には、羽生四冠の「七冠ロード」を止めるストッパーの役割が与えられているような気がします。王位戦で羽生奪取なら「五冠」、それを止めるのは深浦王位。竜王戦で、羽生が挑戦者になるための最初の大難関は、羽生・深浦対決。
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現在、王位戦は、地元長崎で勝った深浦王位が、3-1と初防衛に王手をかけています。
そして、その第五局の前に、明日、同じ羽生・深浦戦があります。
羽生が7冠に向かってひた走っている中で、ストッパーとして敢然と立ちはだかる深浦王位。
ちなみにこの時点で、両者の戦績は、なんと21勝21敗の五分。
過去のデータを見ても、羽生がこれだけ戦っていて互角という相手は前代未聞。
今後の羽生の進撃に大きな影響を与えることになるはずの大事な一局です。
あの七冠劇から12年経ち、久々に迎えた再度の七冠のチャンス。
今回の名人戦を羽生としては珍しく本気になって獲りに行った感がある。
見事に名人位を奪取し、永世名人位の資格も得た。
そして、波に乗って、棋聖位も奪取し、予定通りの現状四冠。
明日の勝負で、羽生の七冠ロードの可能性が占えます。
羽生から見て、あらゆる可能性を書き出してみました。
明日竜王戦 王位戦第五局 第六局 第七局 結果
1. ● ● 1-4
2. ● ○ ● 2-4
3. ● ○ ○ ● 3-4
4. ● ○ ○ ○ 4-3 奪取
5. ○ ● 1-4
6. ○ ○ ● 2-4
7. ○ ○ ○ ● 3-4
8. ○ ○ ○ ○ 4-3 奪取
1.完全に苦手になる。天敵。今後もやりたくない相手NO.1になる。
ここにきて、名人戦、棋聖戦その他の連戦モードの疲れが出たという見方も。
やはり12年前とは違うか。
2.1.に準じる。かなりの苦手意識が定着。
3.これも苦手意識はかなりのもの。2年連続でタイトル戦敗退。
そして、念願の永世七冠もその道を閉ざされるというのは屈辱極まりない。
4.王位奪取で五冠達成。しかし、見方を変えれば、去年のリベンジをやっとフルセットまでもつれ込んで果たしたというに過ぎず。永世竜王位への道を阻まれたのは大きい。
5.1-4で挑戦失敗はダメージあり。
竜王戦の勢い、結果によって、それを払拭できるかどうかが決まる。
6.7.これは、今までと変わらない二人の関係のまま。
羽生の中ではやはり難敵というポジショニング。
8.逆転で王位奪取。五冠に。そして、この調子で行くと、竜王位も。
七冠ロードまっしぐら。再び羽生時代が訪れる。
さて、羽生はどうするのか、どうなっていくのか。
最近のインタビューで言っているように、目の前の一局一局を全力で闘う、ということだろうけど、そこはちょっとワイドショー的、スポーツ新聞的に考えてみよう。
(もちろん、8、に越した事はないけど)
羽生の長い将棋人生を客観的に、大局的に見て、
彼の美意識として、どの道が、一番美しいのだろうか。
やはり、5.6.7で、あるいは特に、5.で、
王位のタイトルはここまできたらあきらめて(いやあきらめはしないけど)、
永世七冠を優先したい、確定させたい、というのもある。
次世代の渡辺竜王との七番勝負は、否が応でも世間は注目するし、そういう意味でも棋界への貢献度は大きい。(そんな俗っぽいことは考えないか。)
王位戦がかなり劣勢だということを踏まえると、
対深浦に対して、これから長い間苦手意識を持つことを避けたいということもあり、ここは絶対に負けられない(勝ちたい)一番だ。
羽生の深層心理を読み解けば読み解くほど、明日の竜王戦が大一番になる。
まあ、ここで勝ってもまだまだ挑戦者になるのはかなり大変だし、逆に言うと、ここで勝ったら、挑戦者にならないと、勝った意味がない。
もし明日、勝ったとして、竜王戦の行方は、
準決・丸山戦 挑決・木村戦 竜王戦
1. ●
2. ○ ●
3. ○ ○ ●
4. ○ ○ ○ 竜王位奪取
1.では(丸山九段に申し訳ないけど)本当に明日勝った意味がなくなる。
これであるなら、王位戦を逆転で奪取しないと(勝手なファン心理として)収まりがつかない。
2.は羽生・渡辺戦が実現するか、という世間の期待感の元、木村八段と3番勝負をやるわけなので、もうその時点でワクワクする。
まだ明日勝ったわけでもないのに、ここまで考えても仕方ないけれど、それほど明日は羽生にとってもファンにとっても大変な勝負だと思う。
さあ、オリンピックなんか、見てる場合じゃないですよ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/ee_2.gif)
nanaponさんの仰るとおり、明日の対局は大きな意味があります。
それは、単に深浦王位に対して苦手意識が云々ではなく、いつかssayさんが仰っていたし、nanaponさんご自身も記事になさっていた…
「そこに七冠があるから」
これに執着しているとしたら、直近で4連勝しかないんです。
8番しかないんですよ!(Dancho…何熱くなっているんだよ!)他7つは、小生には「ありえない」…。
どうせなら、2度目の「七冠制覇」を見てみたい…その歴史に立ち会いたい…その気持ちが強い一将棋ファンとしたら、もう4連勝しかありえないでしょ…という心境です。
小生は、4連勝を信じて、戦況を眺めます。
(明日から、夏休み…5連休にしちゃいました。でも、オリンピックの誘惑にも勝てず、掛け持ちします。)
昨日の大逆転勝ちには興奮しました。
破れてもなお、深浦王位恐るべしです。
オリンピックは星野japanが敗れてがっかりしました。将棋もオリンピックも最高です。
今北島が200mも金メダルを取りました。
羽生名人も日本代表もよい結果が出ると信じて、応援しています。
>それは、単に深浦王位に対して苦手意識が云々ではなく、いつかssayさんが仰っていたし、nanaponさんご自身も記事になさっていた…
「そこに七冠があるから」
これに執着しているとしたら、直近で4連勝しかないんです。
ますます七冠ロード、どきどきします。
>8番しかないんですよ!(Dancho…何熱くなっているんだよ!)他7つは、小生には「ありえない」…。
はい、それに沿って進んでますね。
とりあえず王位戦です。
本当にやっちゃうんでしょうか、あの人・・・。
★宮ちゃんさん、こんばんは。
>私も羽生名人4連勝を願っています。昨日の大逆転勝ちには興奮しました。
すごい勝負でしたね。
負けそうなのに、あの底力、常人ではないです。
>オリンピックは星野japanが敗れてがっかりしました。将棋もオリンピックも最高です。
今北島が200mも金メダルを取りました。
羽生名人も日本代表もよい結果が出ると信じて、応援しています。
いよいよ閉会式です。たくさんの競技見ました。
スポーツっていいですね。
スポーツに真剣になってる人ってステキですね。