即席の足跡《CURIO DAYS》

毎日の不思議に思ったことを感じるままに。キーワードは、知的?好奇心、生活者発想。観る将棋ファン。線路内人立ち入り研究。

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2007年04月30日 03時42分06秒 | 将棋
ここまでしつこくいろいろ言われたので、穏便にいくつかのひどいものは削除したようですね。

米長会長さわやか日記の発言です。
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24日
NHKの将棋番組に出演する者が、自分のHPで他人のコメントとトラックバックを活用して将棋界の誹謗中傷を繰り返している。表現の自由の方が優先されるのかどうか。出演者の選考について問い合わせをします。

25日
将棋連盟の内部の者のHPで、コメントや他人の書き込みという理由で放置しておくという手法が横行しています。
例えば、「米長会長自筆の免状を額に入れ部屋に飾ったら物笑いの種、ドブに金を捨てるような行為です」 このような書き込みを放置するような人物に対しては、やはり糾弾されて然るべきと考えます。

29日
ホームページの管理について専門家に聴く。
「中傷書き込み」を放置していた管理人が書類送検された。昨27日の大阪でのことです。
将棋界でも同クラスの放置はいくつかあります。
性格は直さなくても良いですが、ブログの方は直しておいた方がと心配しています。正会員は特にご注意下さい。
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もちろん誹謗中傷のひどい書き込みはありましたが、何でこういう場でコメントするのかわかりません。直接言えばいいと思います。

社員が社長の批判をしていたら、すぐに呼びつけて個別に言いますよね。
それを、社長のブログで、あの社員がこんなひどいことをしている、って書いたりするの、どう見ても変ですよね。

他の社員に対して、こういうけしからん社員がいる、おまえらも、そんなことしたらただではおかんぞ、と言おうとしてるんでしょうか。

いただいたこんたさんのコメント。
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「出演者の選考について問い合わせをします。」というのはどうなんでしょう。
HPの運営の仕方に問題があるのなら、その点について本人にただせばすむこと。NHKの将棋番組出演とは関係ないことでしょう。
将棋連盟会長の立場で「出演者の選考について問い合わせを」することは本人の意図はともかくとして、圧力にしかならないことは確かではないでしょうか。こういう形で結果として彼女の仕事に対してプレッシャーをかけることに悪意と強い不快感を覚えます。
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放置しておくと、法的処置を取るぞ。

NHKに掛け合って、出演を取り消すよう連盟として公式に申し入れるぞ。

と脅しているとしか、受け取れません。

「性格は直さなくても良いですが、」というのが、「親の顔が見たい」同様、
またどうしても一言チクリと言いたい性格が出ています。

さわやか日記に毎日のように、こんな悲しくなるようなこと、書かないで欲しいです。ファンがどう思うか、ファンの目にどう映るか、という視点が抜けています。

ファンになんかどう思われたっていい、俺は頭来たから、どうしても一言いってやりたいんだ、というのは、完全に個人的な思いです。
その立場で、すべきこと、すべきでないこと、あると思います。

何度も言ってますが、反会長、とか反理事会のキャンペーンを張ろうなんて、これっぽっちも思ってないです。
単に、不思議だなあ、何でなんだろう、違うんじゃないのかなあ、って思ってしまうだけです。(そして、悲しいなあ、って。)

会長、理事の方、連盟関係者の方、僕、なんか、おかしいこと言ってますでしょうか?

削除されなかったコメントの中に、とても印象に残るものがあるので紹介させてください。(かれこれ半世紀ほどのファン様、お許しください。)先ほど書いた記事ともリンクしています。
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コップの嵐に盤上没我 (かれこれ半世紀ほどのファン)

石橋さん頑張ってください。私はあなたの本に感銘をうけた人間です。女流独立は天の時に感じます。

プロ棋士の商品は掲載される棋譜と信じられてきましたが、公開あるいは放映される対局姿、対局の陰にあるドラマの方に商品価値は移っています。「将棋界の一番長い日」という番組が良い例です。あれは、将棋を知らない多くの人間を魅了させる価値を持つコンテンツです。
世間知らずの男尊女卑を唱える化石生物がいくら男性プロ棋士を称えても、彼らの価値は棋譜の価値が今より高かった時代の名残であり、新聞メディアがスポンサーに限られた時代の古い考え方です。それに付き合ってくれている新聞社/学芸部に、連盟は足を向けて寝られないはずです。
百歩譲って全読者が棋譜を楽しみに新聞を買っているとしたところで、掲載される棋譜を生産できるプロ棋士が、いったい何人いますか? トッププロと才能溢れる若手以外に興味はありません。失礼ながら、目に触れることのない棋譜を生産しているだけの男性プロ棋士を養うために、我々ファンはその分だけ高い新聞購読料を払うつもりはありません。新聞社殿。
一方で、女性棋士の価値は、マルチメディア時代に適合して、むしろ後者にあります。お隣のスポーツの世界を観れば、誰でも女性プロ棋士の商品価値の高さが解ろうものなのに、組織運営や経営は10級の人たちには手が見えなかったのでしょう。
伝え聞く限り連盟を動かしている一握りのおかしな人のために、男性プロ棋士より商品価値が高い女性プロ棋士がスポイルされ、将棋を愛するがゆえに独立を決意すれば、商品価値に気づいて狼狽、独立の動きを分断しようと、悪あがきをしている図が見えます。何と恥知らずなことか。
私は、この事態を収拾するには、新聞社をはじめとするスポンサーが、自らのブランド毀損を深刻に受け止め、将棋と将棋を愛する読者を守るために、日本将棋連盟に対して、厳しくものを言うべきだと思います。敢えて言えば、貴方達が甘やかし続けて来た結果が、名人戦移管問題や今回の形で「病状」として出てきたということです。連盟は病んでいます。手術が必要です。
さらに(将棋ながら)傍目八目でモノを言わせてもらえば、将棋界には別の黒船が押し寄せています。今は、高みの見物でも残留でも独立でもなく、将来のプロ棋士とは何か、ビジネスとして今後も成り立つのか、そうしたことを外部の頭も交えて真剣に議論すべきだと思います。チェスと将棋とどれだけ違いますか? 将棋ソフトがトッププロと並び、超えるのは時間の問題です。その時に、人間が生産する棋譜にまだ商品価値が残っていますか? 
私の考えでは、対局姿や様子、勝負の結果、棋士のドラマは商品価値を保っても、棋譜は将棋ソフトでいくらでも解析できるようになりますから、少なくとも今と同じ価値を保てるとは思えません。将棋の指導も棋力判定も、将来は人間の仕事ではなくなります。そう思いませんか? (註 その位の危機感は持ってよい、という意味)
日本将棋連盟殿。どうぞ猫っ可愛がりの旦那衆(実は保身の力学も働いている)に甘えて、状況無理解、ファン不在で、盤上没我の戦いをお続けください。但しその棋譜は、間違いなく無価値なものだと断言します。
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鋭い分析力、文章力、説得力もあり、とても肯ける素晴らしいコメントです。

『プロ棋士の商品は掲載される棋譜と信じられてきましたが、公開あるいは放映される対局姿、対局の陰にあるドラマの方に商品価値は移っています。』

と、ありますが、先ほどの記事で言ったように、将棋の歴史や文化、そして、棋士の個性や人間性、などが絡み合って織り成すドラマだと言えるでしょう。

『このことを突き詰めていくと、女流=弱い=価値がない、という理論は崩れます。』と、先ほどの記事でも書きました。

売れる棋譜、とは、強さと正比例してはないのではないでしょうか。
(女流も男性の中に入って、奨励会を突破し、四段にならないと一人前でない。何も言ってはいけない。給料も少なくても当たり前。強くなきゃ人間じゃない、みないな理屈。)


対局や棋譜に、人間性や、個性のぶつかりや、ドラマが、感じられるのなら、C2であろうと、女流であろうと、価値があるのではないでしょうか。

これからもっと将棋ファンの裾野が広がっていけば、一流棋士の棋譜の一手一手の意味や技術論が持つ意味は以前よりも薄れてきます。

かれこれ半世紀ほどのファンさんや、WEB2.0(っていうんですか?)ITベンチャーの社長さんのおっしゃるように、もっと将棋を知らない多くの人間を魅了させられる価値を持つコンテンツにシフトしていくはずです。

それから、この一言も、同感です。
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新聞社をはじめとするスポンサーが、自らのブランド毀損を深刻に受け止め、将棋と将棋を愛する読者を守るために、日本将棋連盟に対して、厳しくものを言うべきだと思います。
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この辺の意見は、過去、「違和感」という記事など、何度か書きました。

新聞社も含めて、なあなあ的同じ仲間内意識、タニマチ的感覚、今までのつながりの延長、ということでは、棋界の未来はありません。

お山の大将、裸の王様、でなく、外部の人の意見も取り入れて、いろんな階層のファンが望んでいること、求めていること、を実現できるよう、どうぞよろしくお願いします。
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8 コメント

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Unknown (エリナー)
2007-04-30 11:44:42
仰っている事は一々納得できる内容ですが、一点だけ。
石橋ブログのコメント欄が非常に荒れていても、強圧的な米長会長に対する誹謗中傷はまだしも、同じ女流の立場にあって強圧的な意見でもなんでもなく、ただ意見を異にするというだけで読むに耐えない中傷発言を書かれた古河彩子さんに対するコメントを放置したのは石橋さんにも考えて欲しかったですね。
無論お忙しかったのでしょうし、体調の事もあったのでしょう。
でも今も渡辺竜王に対する悪意に満ちたコメントが石橋ブログのコメント欄にあります。
こういう却って石橋さんや独立派女流の足を引っ張るようなコメントが絶えないような状況を考えると、ブログの管理も無関係に見えて実は、独立派に合流する女流棋士の数に関係したのではないかと思います。
身内を貶されて嬉しい人はいませんから。
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はじめまして。 (nanapon)
2007-05-01 19:24:50
エリナーさん、コメント、ありがとうございます。

>ただ意見を異にするというだけで読むに耐えない中傷発言を書かれた古河彩子さんに対するコメントを放置したのは石橋さんにも考えて欲しかったですね。

あれだけたくさんのコメントがあると、読むだけでも大変です。
なので、エリナーさんがおっしゃるように、石橋さんもただでさえ時間がないでしょうし、これは削除、これはOK、という選択作業はかなり神経を使うことになると思います。なんで、あれはよくて、あれはだめなのか、ってことになる可能性高いし。
もちろん古河さんは可愛そうですし、渡辺竜王のは削除されたようですが、これも目に余ります。

僕も以前、某マイナースポーツの協会のHP・BBS、ボランティアで管理してました。目には目を、になり、あまりにもひどくなってしまい、本日●時までに削除しないと、法的手続きを、なんてことになり、仕事に差し支えだしたので、思い切って閉鎖しました。石橋さんだけでなく、そんなことにならないことを祈るばかりです。
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何のプロ? (吉法師)
2007-05-05 13:49:51
どなたでもいいのでご意見お願いします。どうか教えて下さい。

女流棋士は何のプロなのでしょうか?

棋士(正会員)より商品価値が高いとは、具体的にはどのような所が、でしょうか?

対局姿とか、影のドラマが評価されるのは、その人に対してであって、プロフェッショナルとしての評価とは同じではないのではないでしょうか?

プロは勝負以外にも評価される要因はあると思いますが、勝負(強さや技術)がどの世界のプロにも、最上位にあるのではないでしょうか? 強さだけではないけど、強さを求める周囲に色々な個性があるから面白いのであって、色々な個性ありきではないと思いますが。

色々な個性なら、スポーツであろうが他のプロの世界にもあなたの知らないドラマはたくさんあります。

商品価値が高いとするなら、何故スポンサーが正会員よりつかないのでしょうか? 



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プロとは (sukotaichi)
2007-05-05 19:09:20
吉法師様
私の個人的な考えのみで発言します。
別の考え方も当然あると思いますが、それはそれでかまわないと思います。
女流棋士は将棋のプロです。吉法師様の定義によれば異なるのかも知れませんが、例えばタクシ-の運転手さん達はプロのドライバ-です。決してF1レ-サ-だけがプロのドライバ-ではありません。また将棋連盟の正会員でない町の将棋道場主さんたちも将棋のプロといえると思います。
吉法師様は最近の一連の独立報道でのいろいろな意見等からの発言と推察しますが、世の中の多様化の中いろいろな将棋愛好家がいるということをお考えになられるとすっきりするのではないでしょうか。吉法師様のようにプロに強さを求める愛好家ももちろんいるでしょう。華を求める愛好家もいるのも事実だと思います。そのほかにもいろいろな愛好家がいて将棋の世界が成り立っているのではないでしょうか。ですから商品価値についても同様に考えればよいのではないでしょうか。

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↑ありがとうございました。(プロとは) (吉法師)
2007-05-07 17:29:50
sukotaichiさま

ご意見ありがとうございました。車のドライバーに例えた「プロ」のお話はすごくわかりやすかったです。

ところで商品価値についても同様に考える、とはどういうことでしょうか?

商品価値については、どこの世界のプロも「強さ」が最上位基準で、それに伴って商品価値があるのではないでしょうか。2軍選手や奨励会員が、人として魅力的だとしても、例えば特出している特技や人生のドラマなどがあったとしても、その道で1軍なりプロ資格がなければ、(一般的に)商品価値として魅力的ではないのではないでしょうか。

*人間としての価値の上下と問うているのではありませんので誤解なきようお願いします。そんなものありませんから。


どなたか、商品価値についてご意見をいただければ幸いです。

独立しても、経済的に困窮することのないよう、残留した人たちや連盟と協力しあって、棋界のために頑張ってほしいものです。

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商品価値について (sukotaichi)
2007-05-07 21:58:41
吉法師様
私なりの考えを述べさせていただきます。
吉法師様のいわれるようにプロ棋士である以上、強さが最上位基準であることは当然だと思います。問題はそれ以外の部分の価値の評価基準をどのようにするかだと思います。
例えば話がうまく、解説などで依頼がよく来るような棋士に対して機会平等という基準で、将棋連盟などが他の棋士に仕事を振り分けたりすればその棋士の商品価値を下げることになります。その辺の評価基準というのは決めるのがものすごく難しい部分であると思います。その部分に限っていえばある程度はできるのかと思いますが、強さとの兼ね合いなどになると本当に難しい問題だと思います。
プロ野球の選手(スタ-プレイヤ-以外の)より収入の多い野球関係者もたくさんいます。このことは最終的には需要者(将棋ファン)が決めることだと思います。
私は独立派を応援します。だからといって残留した女流棋士の方や将棋連盟を批判するわけではありません。みんな頑張って将棋の世界をより楽しく充実したものにしていってほしいと思っています。これはあくまで個人的意見でその他の意見もたくさんあると思います。最近コメントの内容や書き方によって場荒れするようなことが散見されるので、あえて書かせていただきました。
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↑ありがとうございました。 (吉法師)
2007-05-09 18:34:02
sukotaichiさま

ご意見ありがとうございました。ご丁寧に対応していただき、恐縮しております。

将棋もプロスポーツの世界も、全員がごはんを食べていくようにするのは難しいことですね。

組織としてのけじめはあるかと思いますが、独立してがんばる女流棋士さんも、連盟に残る方も、連盟もお互い協調して棋界を盛り上げてほしいですね。
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はじめまして。 (nanapon)
2007-05-09 19:02:14
吉法師さん、コメント、ありがとうございます。

吉法師さんの問いかけについては、別の記事として書いてますので、見てください。
レス、遅くなり申し訳ありませんでした。
http://blog.goo.ne.jp/nanapon_001/e/1a943942a8c239e8e01118f76184fb30

>独立してがんばる女流棋士さんも、連盟に残る方も、連盟もお互い協調して棋界を盛り上げてほしいですね。

おっしゃるとおりです。棋界を盛り上げたい、と言うことに関しては、どういう立場であれ、異論を唱える人はいないでしょうから。
返信する

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