波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

友だちの宿

2012年07月22日 | 日記・エッセイ・コラム

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 高校時代から友だちのペンションが紹介されていたのを、雑誌(Cho-co-tto6月号:コープ札幌)を片付けていて見つけた。始めてもう10年なんだ。

  彼は誰でも知っている大企業の幹部社員だった。一大決心で早期退職し、昔からの夢を実現した。前に波風家一同で泊まり、その心地よさに感動した。料理に一番驚いた。美味くて、品数が多くて、量も食べきれない。今回紹介のイラストを見て、「変わっていないなあ」と思った。繰り返すが、激戦区のニセコで人気を保っている、立派だ。人柄と志の結果だ。
 宿の名は、ファミール・イン・ラミーナ。立男の「ごっこ遊び」と違う。奥さんとともに賭けた人生の歩み。高校時代も大学時代も、悪さも一緒、正義感も一緒に発揮した。立男も…こうしてはいられないなあ、と思いつつ久しぶりに家の中の後片付けをした。夏を迎える一作業だ。

大津の中学生の「いじめ」・自殺の報道が続いている。インターネットには学校名も。当該校かどうかはわからないが公式HPに「ストップいじめアクションプラン」。人権感覚が鋭く問われている、と思った。語る側の自分もだ。昨日、「トガニ」(孔枝泳著:蓮池薫訳、新潮社)を発注した。新聞書評で小説を読みたいと思ったのは久しぶりな気がする。

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【その69】  日曜大工

2012年07月19日 | 【保管】一寸凡師コラム
Photo  日曜大工でゴミ箱を作った。「えっ! 何でゴミ箱?」と思うかもしれないが、答えは簡単。ゴミ箱が作りたかったのだ。この他にも棚やベンチ等、凡師の日曜大工作品が家の中に増殖している。100円ショップやPhoto ホームセンターを渡り歩き、部材を調達。外でギーコギコ。安く済むという利点もあるが、やはり自分の欲しいサイズ、欲しい形で作れるところが魅力。売り物には到底及ばないが、不揃いな切り口や余分な穴などに妙な愛着がわく。

 次なる獲物(作ってみたいモノ)は、「オリジナル・イージー・ユーティリティ・モノ・スペース・オブ・ボンシ(簡単に設置できる物置台)」と「オリジナル・イージー・ソフトドアカバー・オブ・アラウマヘッド(寝室入り口ドアに張るウレタンカバー。荒馬さんの不意な突進からドアを守る)」。

傑作誕生の予感がする。
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辰巳芳子著「食といのち」

2012年07月18日 | 読書

 前に、ラジオで辰巳芳子氏の話を聞いて驚いた。生の根源である「食」、Photo 食と命の神秘的な関係を語っていた。何も食べられないはずの病人、何も食べず死を望むだけの人間に対する匙一口の話が印象的だった。青菜の洗い方と切り方一つに生命のやりとりを感じた。「生命」とは生物学や生命科学の対象、「いのち」とはより深く広く魂を含み、ヒトをひとにすると書かれてある。冒頭の「かけがえのないお粥」21種類のレシピが嬉しい。お粥は米を洗わず優しい味、雑炊は米を洗い入れるものを堪能する。何気なくそうしていたがこう書かれて納得。

 走り疲れたメロスが清流のひとすくいの水で息を吹き返したこと、「もの食う人々」(辺見庸著)で圧倒的な事例で人間の食を考えたことを思い出した。3.11後の「いのち」の指針を、生物学者、看護師、小児科医、倫理学者との対談で。天のお召しが来る頃の「食」のあり様を初めて考えさせられた気がする。元気なうちから少しづつ勉強していかなければ…と思いつつ…稚内産アイスクリームと風連産豆大福を食べてしまった。冷やし中華の夕食の後だもの道は遠い。

 「日本人は各季節をしのぐ食べ方しかしない。私たちは次の季節を迎え撃つ食べ方をする」という韓国女性の言葉が忘れられないと書く。食もだが教育もまったく同じだと思った。いや、個人の努力だけではどうすることも出来ないのだから、ことは深刻だ。目前の課題解決でこと足りるという了見では狭い。

早口急君のつぶやきブログしばらくぶりに更新。身体の調子悪いわけでもなかったんだ。ブログは安否確認でも役立つ(笑)今回は、日本では久しぶりの「大衆闘争」の脱原発10万人集会を取り上げている。動画貼り付けの進化も。必見。

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いつかハーレム

2012年07月15日 | 日記・エッセイ・コラム

 世に、草食系、肉食系の人間分類。立男はどっち系?と尋ねるとPhoto 「どちらでもないわね」とママヨさん。「アッサリでもなし、ギラギラでもなし…魚食系って感じ!…魚好きだし、ハハハッ容姿もトドみたいだし」のご宣託。帰省中の息子が「鯨には相手にされないけど、シャチとは5分でけんかするようだよ」の励まし。野菜嫌いだし、肉いらないし、年の割に短気だし…なるほど。

    トドのハーレムは相当にすごいらしい。雄トドの中の雄が雌独り占め(笑)ママヨさんにはここら辺の性癖をわかっているのかと聞いたら「そっちの心配まったくないしょ。妻というより今や保護者の気分だし、どうでもいい問題ね」とつれない返事…残尿感に少し不安を覚えるこの頃だが、こうなったら元気出して一夫多妻…でなく、一父多才に挑戦。ここら辺がとどのつまり…お後がよろしいようで。

波風食堂 準備中です」を今日更新しました。お暇ならお立ち寄り下さい。

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【その68】 詩人

2012年07月13日 | 【保管】一寸凡師コラム

Photo  暦の上では7月なのに、まるで12月のように走り回っている凡師。文月でこれなら、師走はいったいどれだけ走り回ってるのだろうか。非常に不安である。しかも走れど走れどゴールは見えない。凡師論には「人は、何かにぶつかった時や疲れがたまった時、一流の詩人になる」というのがある。お疲れ気味の凡師からも名言が飛び出すかもしれない。実際に試してみた。

  「人生とはゴールを目指して走ることではない。走ることこそ人生なのだ。そして、歩くことも人生なのだ。さらに、疲れたら休むことも人生なのだ。だって人生だもの。by疲れ気味の凡師」。活字に表すと、本当に疲れ具合というかやられ具合がよくわかる。少し睡眠時間を増やしたい。

 さて、先日の話。仕事から帰ってきたら、凡師ファミリーはすでに寝静まっていた。Photo_2
物音や明かりで起こしてはまずいと、寝室のドアをそっとしめた。お互いの気配りが感じられる場面。程なくして寝室から「ダドゥンッ!」という大きな音が。慌てて寝室を見に行くと、入り口のドアに頭をぶつけ、四つん這いになっている荒馬さんが。本人曰く「なんでドアしまってるの? 開けといたはずなのに・・・」

 前世が「キリン」の凡師は用心深いので、開けといたドアでも必ず確認する。一方、前世が「ライオン」の荒馬さんは違う。自分が開けといたドアは、開いてなければならない。百獣の王の行動は絶対なのだ。

 閉まっていたドアに突進していく様から、「荒馬さん」→「荒牛さん」に改名するのは少し短絡的すぎるだろうか。

 今回の一件で「いい詩や名言」が飛び出すかもしれない。今度荒牛さんの機嫌がいい時に聞いてみよう。

 凡師論では「人は、何かにぶつかった時や疲れがたまった時、一流の詩人になる」はずなのだから。

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