NAGAHAMA NOTE

日々、学習塾を運営していて感じることを塾長、永濱が綴っています。

どこでつまずくかな?

2013年12月19日 23時05分23秒 | 指導方法
小学生の生徒を指導する際に
その子がどこでつまずいているのかを
問題を理解していく段階を増やしてみて
見るようにしています。

例えば・・・

100枚のカードがあります。
花子さんに30枚あげました。
残りは何枚でしょう。


これはスムーズにいけます。
ですが、


カードが何枚かあります。
花子さんに30枚あげたので
残りが70枚になりました。
カードは最初に何枚あったのでしょう。


こうなると、少し「?」になってきます。


そして

何枚かあるカードの中から
30枚花子さんにあげて、そのあと太郎君が
10枚くれたので手元に80枚残りました。
最初に何枚あったのでしょう。

などとなってくると途端に正答率が下がります。


1問目は100枚のカードから30枚取るだけ

2問目は最初からわからない数が出てくるので
 「おや?なんか様子が違うぞ・・・」
 と、なり思考が鈍くなってきます。

3問目はそれに加えて太郎君まで出てきて
 「え?どうゆうこと???」

と、文脈を理解しようとする回路が壊れてしまいます。
(笑)


このように、問題文を読みながら状況をイメージして
増えているのか、減っているのか、を理解していけるかどうか
この点が非常に重要だと感じています。
どこでつまずくのか、よく見ておきたいです。

ただ、誤解してはいけないのは読解力、国語力が
これらのできない問題の直接の原因ではありません。

読書が好きなお子さんでも上の3番のような問題では
つまずくこともありますからね。(^^)

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