NAGAHAMA NOTE

日々、学習塾を運営していて感じることを塾長、永濱が綴っています。

習ったことを利用するとこんなこともできる!

2012年08月20日 23時35分21秒 | 学習塾
小学5年生で習う整数の性質に
偶数、奇数、約数、倍数 というのがあります。
実は、この単元は結構むずかしいのです。

例えば倍数、約数の問題で

83をわると8あまり、96をわると6あまる整数を求めなさい

などという問題になると、約数をきちんと理解するだけでは
解くことができません。

83をわって8あまる整数とは、
83からあまりの8をひいた75の約数である ということに
気がつくことからスタートしなくちゃなりません。

つまりこの問題だと
75と90(96-6)の公約数で、あまりの8以上の数
が正解になります。
正解は15です。



もっとシンプルな問題もあります。
偶数と奇数の問題なので、一見簡単に見えるのですが・・・
ちょっと考えてみてください!


ある市の人口は女性が男性より1584人多いそうです。
この市の人口は偶数ですか、奇数ですか。


いかがでしょう。(^^)
なかなかおもしろいでしょう。



小学生の間は、学校で習わないから不要、なのではなく
学校で習ったことを使えば、こんな事もできるよ!
という問題にもどんどんチャレンジできると良いですね。

学校の教科書にがんばってついていく のも塾。

中学受験に向けて徹底的にがんばるの のも塾。

もう1つ。

学校で習うことを利用したちょっと考える問題にチャレンジして
頭をやわらかくする訓練をする のも塾なのです!


成長し、大人になって初めて社会に出た時に
「今まで生きてきたことを利用する」という機会に
活躍できるのは、当然、そういう練習をしてきた人です。





ところで、先ほどの市の人口。
おわかりですか?(^^)


答えは 偶数 です。


仮に 男性が1人(奇数)だとしたら、女性は1585人なので奇数。
奇数+奇数=偶数

では仮に 男性が2人(偶数)だとしたら、女性も1586人で偶数。
偶数+偶数=偶数

となり、どちらにしても偶数になるというわけです。

 

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