NAGAHAMA NOTE

日々、学習塾を運営していて感じることを塾長、永濱が綴っています。

家庭学習の習慣は宿題ではなかなかつきません

2008年07月26日 23時02分49秒 | ご質問
「先生からもっと勉強しなさいと言ってくれませんか?」
「宿題を今の倍以上にしてもらえませんか?宿題やったの?って聞いても
 もうとっくにやったよ。と言いますし、まだまだ余裕があります。」

よくお母様方からいただくご意見です。
十数年やっていますのでご家庭の事情は非常によくわかります。

子どもはおそらく
「塾でビッシリ勉強して来たんだからうるさく言わないでよ!」
なんて反抗しているのだと思います。


仮にご相談をそのまま鵜呑みにして宿題を多めに出したとします。
すると子どもたちは「塾にもお母さんは手回しをし始めたな」と、
瞬間に察知します。

すると今度は家庭で
「塾の宿題、難しいし、問題も多すぎてわからへん!」などと
宿題をしない、できない理由をとっさに考え始めます。

そして今度は保護者がそのまま鵜呑みにして
「そうなの、じゃぁ、塾でしっかり聞いてきなさいね。塾にも言っておくから。」
という事になり
「先生!宿題がわからないというので、もう少し減らしてやってください。」
(今まではやれていたような問題なのに?笑)
などと子どもの戦略(笑)にまんまとはまってしまう、なんて事があります。


学校の宿題と塾の宿題はちょっと目的が違います。
特にうちの場合は宿題をすることで次の授業につながることが多々ありますので
仕事のようにやりこなしてきてもらうだけでは意味がありません。

家庭学習の習慣は宿題を出せばつくというものではありませんので
僕は子どもたちと宿題を出す理由や、心構えをしっかり話をしてから
でないと宿題(課題)を変更しないようにしています。



もうすぐ教え子が保護者になる頃には違ったアドバイスが出来るかも
しれません。
君もなんだかんだと言い訳してそんなに勉強しなかったじゃないか!って(笑)。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。