二日酔いを意味する英語の「はんぐおーば(a hangover)」
まあ“酔っ払い”の言うこと。by.NA-094
はんぐおーば
ウワサの先・・・。
いつものように、職場近くにある弁当屋に向かう。
職場の同僚同士での約束事というものがあって、
先に昼休みになったものが、面倒を省くため、同僚の”ぶん”も、
まとめて買ってくることになっていることもある。
この弁当屋では、日替わりの弁当があるだけで、他のメニューは、ほとんどない。
店頭にある券売機でチケットを購入後、弁当と交換してもらう。
まとめて購入するには、ちょうど良いシステムで、
店にも、女性が1人いるだけになっている。
いつも通り、メガネをかけ、髪を後ろで、まとめた女性が、
てきぱきとビニール袋に弁当と割り箸を、数量ぶん詰めていく。
いつもと違うのは、もう1人、スーツ姿の女性がいること。
友人?同僚?上司?
色々と考えられるけど、どれでもよかった。
スーツ姿の女性と会話しながらも、メガネ女性の動作は、てきぱきとしていた。
「・・・ふーん。あの人、結婚したのね」
そんな会話の内容が聞いていた訳でもなかったけど、耳に入ってしまった。
半年前、この店にメガネ女性が来るまでいた若い女性のことを思い出した。
そうか、結婚したのか。
これも、寿退社になるのだろうか?
肩のあたりまでのショートカットの若い女性を思いだそうとしたけど、
よく覚えていない。
この店には、弁当を買う目的以外に意識を向けたこともないのだから、
当たり前かも知れない。
メガネ女性とスーツ姿の女性の会話は、まだ続いていた。
「・・・でも、私なんかも43才で孫が生まれるわけだから、なんとかなるものよ」
ちょっと驚いてしまう。
目の前にいるメガネ女性に視線を向けると、人数分の弁当を、
いつものように、てきぱきと詰めている最中だった。
そう言えば、不美人ではないけど、メガネ女性の年令など気にしたこともなかった。
特別に若くも老けても見えることもないから、メガネ女性の外見は年令相応なのだろう。
それでは、世間一般的な40代の家族構成に”孫”というものが
含まれることはあるのだろうか?
うーむ。
あまり、考えられない。
弁当の詰まったビニール袋を下げながら、職場に戻った。
午後からの職場には、特別な仕事も問題もなく。
ムダ話をするには、ちょうど良さそうだった。
話題に飢えた同僚たちに・・・。
「お弁当屋にいるメガネ女性には、43才にして、孫がいるようですよ」
・・・などと話したら、一日中、ネタになりそうだった。
そう思った。
そう思ったけど、話す気にはならなかった。
このスクープ(?)は、同僚たちには黙っていることにした。
「黙して語らず」・・・でも、記しているけど、ね(!)。
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ビールテイスト?
ウイスキーエキスパート試験の勉強をしていた先月の話。
多少、ワガママを許してもらえそうな店で、
テーブルの上に参考書とレポート用紙をひろげて、長居することが多くなった。
夜は、場所をファミレスに移して、同じようなことをした。
日頃の善行によるものか(?)
よく利用している飲食店に入ると、店員が、当たり前のようにビールの注文をとりにくる。
いつもはアルコール飲料の注文が少ない昼間でも飲んでいるから、
余計、印象に残っていたのかも知れない。
できるだけ集中力を高めたいところなので・・・。
「いや、しばらくビールは大丈夫です」と伝えたところ。
”病気にでもなったのか?”という目で見られてしまう。
※まさか、一ヶ月後、本当に病気(風邪)になるとは考えてもいなかったけど。
そうなると、妙な”負い目”を感じるもの。
それにテーブルの上に、料理も飲み物もないのは、さびしいところ。
そこで、試しにノンアルコールのビールテイスト飲料を頼んでみる。
グラスに注ぐと、泡立ちとともに香りが漂う。
アルコールが含まれていないぶん、ビールより、
麦芽とホップの香りが強くしているのかも知れない。
アルコール分のない苦みを含んだ飲料を、ビールのかわりとするかは、
個々の主観によるところ。
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どうにも、こうにも・・・
ウイスキーエキスパート試験が終わった。
いずれ結果は分かるが、今後も勉強していくのは変わらない。
そう思っていたら、風邪でダウン!!
「今まで使っていなかった脳ミソが、知恵熱でも起こしたのか」
・・・などと、勝手に自己嫌悪気味。
色々と力量不足を思い知るハメになった。
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Bar Little Link:開店を祝して・・・。
”友人”とも”知人”とも言えるほど、
親しい付き合いをしている訳でもないけど。
顔を合わせれば、挨拶をしたり、会話をする相手がいる。
言うなれば、”顔見知り”というのかな?
そんな顔見知りの1人が、永田町で、カウンターバーの店をオープンしたので、
先週末に寄ってみることにした。
最寄り駅は、永田町のようだが、半蔵門や麹町とも近い。
これなら、色々な路線の利用者が寄ることもできそうだ。
(外部リンク「Bar Little Link」)
レストランなどと異なり、カウンターバーの店は、基本的に食事はとれない。
どこかで、軽く食事でも出来ないだろうか?
そう思って、半蔵門の駅を降りてから、色々と見てみるが、
なかなか気に入ったのが見つからない。
フラフラと歩いているうち、目的地に着いてしまった。
駅周辺で食事を考えるより、途中のターミナル駅などで食事をとってから、
いく方が楽しめそうなところかな。
カウンターバーの店で、カメラを使うのに抵抗があったのと、
光量が足りないこともあって、店内の画像はなし。
なお、4名以上の人数で、カウンターバーのようなお店に行くときは、
事前予約を入れておくのが、ベスト(礼儀)です。
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ただ道なりに
街を歩いていると、時には、おかしなことに出会う。
それほど、人が混みあっているわけでもない晴れた日の街中。
携帯電話を片手にしている黒いカーディガンを羽織った女性がいた。
「え?どこ?どこなの?」
「いえ、わたしの姿は、以前のまま、太ったままです・・・」
どうやら、古い友人との待ち合わせのようだ。
”太ったまま”・・・、正直なまでの自己表現が、イヤな印象を感じさせなかった。
落ち着かなげに、周囲をグルグルと見回している姿を見て、
一瞬、同情したが、声をかけるのも不自然なので、そのまま道を歩いていく。
道なりに、30メートルほど歩いていく。
すると、同じ年頃の女性が、道路の隅で、携帯電話に話し込んでいる。
「ええ、近くに交差点が見えるのね」
「改札を出て、2つ目の信号機の側なのね・・・」
この人が、先ほどの人の話し相手かな?
絵本の1コマにでも、ありそうな話・・・でも、現実に目の前で展開されると、
対応に困ってしまう。
”声をかけてみるかな?”
”いや、やめようかな?”
ほんの少し考えてから、声をかけた。
「あの、もしかして?」
「お友達の方が、近くで迷われているのではありませんか?」
目は、口ほどに物を言う・・・と言うけど。
このとき女性の表情は、”なんで知っているの?”というところ。
・・・でも、
”なんで”と思われても、ねぇ。
「この先で、携帯電話をもった黒いカーディガンの方がおられましたけど、
お友達ではありませんか?」
女性の視点が、歩道の先へと移動した。
黒いカーディガン姿の”太った”女性の姿を見つけると、大きく手を振っていた。
それを見てから、また道なりに歩いていく。
まあ、これだけの話。
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