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焼酎(まずは…):令和2年2月2日のこと

<2020年5月8日加筆訂正>
縄文時代末期(紀元前4世紀ごろ)、
大陸から伝わってきた稲作が、日本でも始まった。
このような農耕生活での余剰作物から、
お酒(清酒)が造られるようになったと言われているけど。
現代人が食用している“米”と”酒造りに用いられる“米”とでは、
異なる品種が用いられている。
お米の成分は、
炭水化物(デンプン)、タンパク質、脂質、灰分、ビタミンなど。
お酒の醸造(発酵)で求められるのは、糖質であり。
酒造りには、糖化できるデンプンが多く含まれる品種が望ましい。
日本を代表する酒が、米を原料とした日本酒なのだから、
当然のごとく、焼酎も米を原料とし蒸留酒だろう…とも
勘違いされたときもあるけど。
焼酎の原料は、米だけでなく、麦や芋、栗などと、
国税庁が定めた53種類が使用され、かなりバラエティーに富んでいる。
もちろん、米をベースとした米焼酎は、
全国の色々な地域で製造されている。
球磨焼酎は、熊本県を代表する米焼酎になる。



さて焼酎と言えば、
居酒屋の定番メニューである“酎ハイ(チューハイ)”などにも、
用いられているハードリカー(蒸留酒)。
酎ハイとは、“焼酎ハイボール”を略したもの。
昭和生まれの酎ハイは、
どこかレトロなイメージもある居酒屋のおなじみの味。
近年のハイボールブームの影響から、
味わいもバラエティーに満ちているけど。
この酎ハイには、ほとんどの場合、クセのない甲類焼酎が用いられている。
酒税法上、焼酎は「連続式蒸留焼酎:旧甲類」と
「単式蒸留焼酎:旧乙類」に分けられている。
これから記していく球磨焼酎は、本格焼酎であり。
酎ハイのお話は、ここでおしまい。
(続く⇒)

連続式蒸留焼酎:旧甲類:連続式蒸留機を用いて蒸留されるもの。
チューハイなどで味わうことが多いホワイトリカー。
単式蒸留焼酎:旧乙類:本格焼酎(旧式焼酎)とも言われるもの。
古くから存在する単式蒸留機により蒸留されるもの。

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