goo

映画「ベルファスト(BELFAST)」


先日、(東京)日本橋にて、
映画「ベルファスト(BELFAST)」を見てきました。
この映画は、子供の視点から、
60年代末の北アイルランドを見たものになっている。


この映画のストーリーとは外れますけど…。
世界地図で見ると、アイルランドは、英国本土の西に位置し、
面積は、約8万4千平方キロメートル。
(アイルランド共和国、7万280K㎡。北アイルランド、1万4139K㎡。)
日本の北海道(8万3000K㎡)と、同じくらいになる。
かつては、アイルランド島の全土が、大英帝国の支配下にあったことから、
18~19世紀の英国風(ジョージアン風)の建物は多く。
アイルランド共和国と北アイルランド(英国領)には、特別な国境はなく。
いつの間にか、車のナンバープレートや道路標識などの表記が変わっており。
距離を表わすのが、m(メートル)ではなく、マイルなどになっています。
今年(2022年)は、アイルランド(アイルランド共和国)が独立してから、
100年目を迎えた年となり。
ベルファストは、北アイルランド(英国領)の街ではありますが、
公開前から、この映画は注目していました。



日本人(外国人)には、
カトリックも、プロテスタントも、
同じキリスト教徒に思える。
しかし、“同じ”であることなど許されないとなれば、
それまで、隣近所で暮らしてきた生活が、揺らぐことにもなる。


個人的なことになりますけど。
子供の頃、両親の仕事上の都合もあり、
転校や引っ越しすることも多かった。
友人との思い出がある学校や公園などはあっても、
それは(色々な意味で)遠いものであり、共有できる相手もいない。
「この場所(土地)は、自分の思い出であり、“ここに居たい”」
…と思える場所などは、どこにもない。
この映画は、そんな人間の感情も、深いところで揺さぶるものがあり。
国も、状況も異なるとは言え、
今の世界情勢とも重なり。
今、多くの人に見て欲しいものになっている。

蛇足:
この“はんぐおーば”では、
公開中の映画を紹介することは、あまりない。
ブログのシステムで広告収入を得られないことに加え、
自身の映画評が、年月の経過や状況で変化することにもあり。
数ヶ月後には、このレビュー内容すら書き直しているかも知れないからです。
※さらに言えば、この“はんぐおーば”が、ブログ上にアップするより早く、
多くの方が、ネット上にレビューしてもいる。

多くの人は、自分が自由に使える“お金”。
いわゆる“お小遣い”にも限りがあり。
他人に“あーしろ、こーしろ”と言われるのは、面白くもないかと思われます。
それでも、今、映画館の前で、タイトルに迷われている方がいるのなら、
オススメしたい映画となります。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )