以前、働いていた職場でのこと。
レストランで働いていたこともある同僚の一人が、
ピスタチオのアイスクリームについて話してくれたことがある。
同僚の言葉には、まるで物語の世界のことにも思えるものがあり。
それまで存在すら知らなかったピスタチオのアイスクリームとは、
どのようなものなのだろうか?
・・・と意識させられることになった。
それから、数年が過ぎたもの。
アーモンドクランチやマカダミアナッツを用いたアイスクリームなどは、
見かけるもの、ピスタチオのアイスクリームと出会うことはなかった。

(コロナ過の緊急事態宣言もあり、5年前の記事の画像を再利用?)
ピスタチオは、貝殻のように組みになった堅いカラを、
指先で開いて味わうナッツであり。
子供のころ、外国帰りのお土産として、
袋一杯に入ったものを、2袋、いただいたことがある。
(当時)まだ日本では、珍しいものであり。
一緒にあった数枚の絵ハガキも、すべて未使用だった。
今思えば、空港の免税店にあったものを購入してくれたのだろう。
子供にとって、その全てが、遠い外国、そのものに思えた。
そんな思い出もあり、ピスタチオのアイスクリームを忘れることはなかった。

先日、テレビ番組によって、大手コンビニエンスストアのチェーンが、
ピスタチオのアイスクリームを扱っていると知ることになった。
翌日、近くのコンビニへ足を向けていた。
取り敢えず、1つ買うと、部屋の冷蔵庫に入れる。
色々な雑事を片付けているうちに、夕方になっていた。
冷蔵庫から出し、味わってみる。
「やっぱり、美味い」
そんな言葉しか出てこないのは、情けないところだけど、
ナッツのボリュームが、味わいを、より甘く感じさせる。
また買ってみるかな。