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はんぐおーば

二日酔いを意味する英語の「はんぐおーば(a hangover)」
まあ“酔っ払い”の言うこと。by.NA-094

匿名するは、訳にあり

2020年06月24日 00時45分56秒 | 夢界方便(断線回路)
(序文?)
子供の頃、転勤の多い父親の仕事の影響から、
何度も引っ越し、転校していた。
そんな状況もあり、
同級生たちとの話題についていけないことも少なくなかった。
そういう子供は、からかわれることも多く。
どこか置いてきぼりにされたような気分にもなった。
やがて周囲とは、距離をとるようになっていくのだけど、
そうすると理解のない大人たちの言動がうるさくなっていく。
「(大人には)それなりの事情があるのだから、仕方がない」
「みんなも(子供同士なら)分かってくれるよ」
こんな言葉を、当たり前のように言う。
正直、そんなもの分かりようがない。
いや…、誰も分かろうとなんかしない。
こんなドロドロとした暗い感情をかかえていれば、
他人との会話にも苦労していくことになる。



さて…。
以上のような“こと”は、
匿名性のあるネット上でもなければ記せない人は、
少なくもないと思われる。
“誰”が言ったのかを知られることもない匿名だからこそ、
伝えられることは、かなり多い。
実名で、同僚や上司のハラスメントや不正行為、
企業レベルの不祥事などを伝えれば(チクれば)、
生活や社会的な環境を脅かされ、
社会人なら、職場での居場所を失ってしまう人間もいる。(※)

※実体験、一部の事実を伏せてレポートしようとしたが、
上手くまとまっていないけど、ね。

現代の社会は、どこもメディアコントロールされている。
巨大な象に踏みつぶされるしかないアリのような存在には、
不満の声を上げられないこともある。
例え、アリでも群れをなせば、
象でも倒せるというのは童話の世界だけの話でしかなく。
そんな社会の実態を、ネットの匿名性は伝えられるようにしてきた。
匿名での情報提供を可能とするインターネットは、
不正や腐敗の事実を、第三者に伝えられる数少ない手段。
公明正大を謳う教育機関でさえ、イジメのような事柄を隠蔽し、
告発しようとする者への圧力をかけていた事実がある。
テレビや新聞のようなマスコミでさえ、
不都合な事実は伝えてくれないことが明らかになったことを、
苦々しく思っている人間は少なくもない。



コロナウイルスによる自粛生活を余儀なくされた2020年5月において…。
SNSでの誹謗中傷によってテレビ番組に
出演していた著名人の自殺という悲劇が発生した。
女子プロ〇スに興味もなく、テ〇スハウスという番組の事情も知らない。
だから、亡くなった若い女性に起きた不幸については、
まるで分からない。
ハラスメントやプライバシーの侵害にあたる行為があったのは、
匿名性のあるネット上だったことも無視できないから、
SNSへの誹謗中傷を抑止する動きもあると聞いている。
デジタルインフラの社会的な影響を考えれば、
正しいことにも思えるが…。

インターネット上から匿名性が失せれば、
実社会での不正や不当な行為も、メディアコントロールされかねない。
「インターネットを通して、不都合な情報(都合の悪い情報)が、
世間に知られないように抑制したい」と考えている人間は多く。
その手段も生まれつつある。
デジタル社会の現代において、
「政府や大企業(報道機関も含む)」が善良であるという考え方は危険であり。
事実、そうではない。
もちろん大企業ではなくても、例外ではなく。
ネット社会の匿名性を疑問視する前に
ネット社会からの反撃を恐れているのは、
どのような人種(存在)なのかも考えて欲しいところ。