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仕事の道筋

(画像は、6年前のもの)
この国の多くの会社では、4月1日に新社会人たちの入社式が行われる。
エイプリルフールのウソは、当日中にバラさないといけないのが、
ルールだったけど。
まあ、それは置いといて…。
10年以上前のこと。
職場に、中途入社の新入社員が配属されてきた。
ある程度の規模の会社であれば、採用した社員への新人研修が行われる。
新社会人(新卒)として採用される社員の場合だと、
挨拶や電話応対、名刺交換などの一般常識から、教育されるけど。
さすがに新卒社員に教えていくような時間もないので、
研修項目には、実務的なことが中心になっていく。
”当たり前のこと”を、当たり前に教えていくだけと言えば、
それまでだけど。
新人を使えるように、教えていくことは重要なこと。
どうやら、先輩同僚には、訳知り顔で、
勝手なことを吹き込んでいるようにでも見えるのか?
不満気な表情を浮かべていたが、
どんな職場においても、本当に予測もなく、“不測の事態”は起こる。
それほど大きなトラブルやクレームでもなくても、
病欠のまま、欠員が出ることなどになれば、
「人員が足りない」…となり。
そのときに対処できる人員がいなければ、自分の負担が増えることになる。



こうやって、”自分の仕事”ができるようにと、
仕事の”道ならし”をしていったハズなのに?
いつの間にか?
自分が整えたハズの”仕事”が“誰か”のものになっていたときもある。
向上心をもってやっていかなければ、
どんどん仲間から置いていかれる…という緊張感は持っていたけど、
ちょっと甘かったのかな?
当時は、そう思って、四苦八苦しながらも、次の仕事に意識を向けることにした。
…でも、組織社会で生きていくのなら、
向上心だけあれば、充分というものでもない。
組織社会における“悪癖”や“横暴” を否定しても、
それが無くなる訳でもない。
対処する知恵が必要にもなる。

蛇足:(2019年5月加筆)

営利企業が、業務を安定して提供していける姿勢を、
社内外にアピールし、社会的な信頼を得て、存続していくためにも、
人材の育成は必要なこと。
ましてや社会的な信用は、お金では買えない。
それだけに…。
将来のある若い人のそばに、ダメな大人がいていいのだろうか?
そう思うときがあった。
今は…。
もっとダメな奴を寄せ付けないため,
魔除けぐらいにはなっていると思っている?
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