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骨が折れたとき


外出しなくてはならないのに、ちょっとアヤしい空模様のとき。
カサを持っていくかどうかで迷ってしまったことがある。
大きめな荷物を2つほど持って行くこともあって、結局、置いていくことにした。
この判断が5時間後には、間違いであったことを知る羽目になる。

友人から、カサを借りたもの。
夕方から、激しさを増していた雨と風のせいで、帰宅してみると、
その”カサ“の骨が、一本、折れている状況だった。
道具箱にアルミのプレートがあったことを思い出した。
適当な長さにカットして、瞬間接着剤で固定してみれば、直せるかも知れない
…と思い、やってみることにした。
カサの骨をサンドペーパー(紙やすり)で磨いてから、
アルミプレートを当てがってから、瞬間接着剤で固定してみる。
アルミプレートが固定されたのを確認してから、
カサを1~2回、パタパタと開いたり閉じたりしてみる。
折れたフレーム部が飛び出してしまう。
どうも固定する位置が悪かったらしい。
もう1枚、切り裂いてみる。
フレームの稼動部位に固定しないといけない。
指先で固定しながら、瞬間接着剤を垂らしていく。
しばらくすると、指先にかけた圧力が軽くなっていく、
フレームが固定されていく手応えだった。
…と、同時に、指先が金属面に張り付いていく感覚もあった。
(体表部位から、水分が吸着されていくため・・・)
指先の面から、指の付け根まで吸い付いてくされてくるようなイヤな感覚。
反射的に指を離しかけたが、それを意識的に抑え込んで指を開かないようにした。
何が起こったのか?
たっぷりとフレームに付けていた瞬間接着剤が漏れて、
手に貼りついて、カサと手を接着したのだと理解するのに、1秒とかからなかった。
こんなとき反射的に指を離せば、
金属面に接したところが引き剥がされたようになってしまう。
カサの接着面を確認し、稼動部位が動くかをチェックしてみた。
…やっぱり、ダメ!
間抜けな話である。
カサに張り付いてしまった手を離せないまま、部屋をウロウロする。

瞬間接着剤は、空気中の水蒸気に化学反応して、固定化するらしく。
一度、開封した瞬間接着剤は、
常温では、蓋(キャップ)をしていても使えなくなってしまうことが多い。
そのため、空気中の水分含有量が少ない空間、冷凍庫(冷蔵庫)に保管していた。
・・・気分的に食べ物と一緒に入れるのもイヤだったので、
ジッパーの付いたビニール袋に入れて隔離して保管しましたけど、ね。
そして、人間は体表面から水分を揮発化させることで、体温調整を行っている。
まさに接着には好条件だったということ。
金属が身体に張り付いてく感覚もイヤなら、張り付いている感覚もイヤなところ。
それでも、しばらくガマンすることにした。



お風呂場へ行き、お湯を張っていく。
ゆっくりと溜まっていく湯の中に、手をカサごと入れる。
雨を避けるための道具を、湯の中に浸すという行為もバカバカしく、
間抜けな光景だが、仕方がなかった。
かなりの時間をかけて、ゆっくりと揉みほぐすようにしていくとことで、
カサを離すことはできた。
それでも、友人のカサは、依然、直っていないどころか、柄の部分まで、水浸し。
もう一度、チャレンジする気分にもなれなかった。
カサと言うのは、¥100shopでも扱っているものだけど、
修理しなおすとなれば、かなり手間。
買い直した方が、安全だというところ・・・かな?

友人には、ちゃんと謝るしかなかった。
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年末までの街顔


サンタクロースの衣装は、コカ・コーラによるもの。
クリスマスを商業化させたのは、
大手デパートの”メーシーズ”だと聞いたことがある。





ハロウィンも終わったばかりのような気分でいたら、
いつの間にかツリーが見える時季になっていた。
今年のクリスマスも、ハロウィンと同じく、1人でとなりそうだけど。
それだけに、また気を使うこともなく飲めそうな店に行ってみるかな。




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