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映画「ワールド・トレード・センター」:明日(9・11に)、TV放映。


2001年9月11日
世界最大級の都市ニューヨークで、大規模なテロがあった。
それほど昔話でもないので覚えている方も多いだろう。
「自分たちはテロの攻撃を受けた被害者だ!」と言う米国の世論を、
どこか身勝手なものに感じていました。
このテロ以前から、米国は中東に諜報員や軍の特殊部隊を潜入させ、
ときには破壊工作まで行っていたからだ。
軍の特殊部隊と聞けば、非現実的な存在(フィクション的)に思えるが、
指揮系統にある正規の軍隊。
これは、コミック誌やミリタリー雑誌、ゴシップ誌の記事ではなく、
米国のドキュメンタリーでも放送されたことだ。
(9・11のテロ以降、この類の放送や話題が出ることが少ないけど、ね。)
当時、あらゆる反社会的行為を”テロ”と言う大きな”くくり”で、
まとめてしまうような風潮にも違和を感じたものです。
(その感じは、今でもありますが・・・。)

映画「ワールド・トレード・センター」
この「9・11アメリカ同時多発テロ」で、
崩落したワールド・トレード・センターから、
救出された港湾警察官の映画が、明日、TV放映される。
正直、アメリカの主観で描かれる映画など見たくはないが、
監督はオリバー・ストーンだった。
少し迷ったが、HDDレコーダーに予約を入れることにした。
まだ見てもいない映画の記事を載せたことを、
後悔するハメにならないように祈るだけである。

追記:
大統領が変わり、世論も変わった。
それで「もう、おしまい」とはならないのが、戦争や紛争。


少し前のハリウッド映画では、悪役、敵役は、
独裁国家や共産主義国家の軍人。
もしくは、南米あたりの麻薬シンジケートなどだったが、
今は、テロリストが主流。
映画やドラマの中のテロリストが言うセリフは、単純だ。
「お前たちは、我々の地に踏み込んできた・・・」
これって・・・?
西部劇の時代から、“アメリカの敵”の言うセリフは同じ?
テロリストは、ある日、突然、沸いて出てきたわけではない。
彼らを、そのような認識で、対峙すれば、殲滅しかなくなってしまう。
結局、今世紀、アメリカは、
世界中にテロを拡散させた国家というイメージをもってしまう。
このイメージも、安易だとは分かっている。

(2019年1月一部訂正)
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