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はんぐおーば

二日酔いを意味する英語の「はんぐおーば(a hangover)」
まあ“酔っ払い”の言うこと。by.NA-094

ちょっと…ね。期待が大きかっただけにかな?

2012年10月19日 14時51分37秒 | 読心本画

いつの間にか、最終巻が出ていたコミック作品を購入したもの…。
ちょっと納得がいかないラスト。
ストーリー的には、上手くまとまってはいる。
迫力のある画(え)も、見事。
…でも。
バタバタとした展開の末、”おしまい”では、ちょっと不満足になってしまう。
これまでの迫力あるストーリー展開と伏線は、何だったんだ!
…とまでは言わないけど、ね。

蛇足:
上記のコミック作品とは、別の話。
最近、ブックマーク登録しているブログ上に、ある映画のレビューがあった。
同じ作品を見てはいたけど…。
ほぼ同じ感想を覚えていたところだった。
なんか、ね。
主演も共演も悪くないけど、ストーリー展開というか…テンポが悪すぎる。
物語を追っているうちに疲れちゃうところがあったのです。

ジョジョの奇妙な冒険:…と、ありふれた読者の日常?

2012年09月06日 00時06分15秒 | 読心本画

数週間前、少年ジャンプに連載されていた人気コミック作品、
「ジョジョの奇妙な冒険」がTVアニメ化されるという話を聞いた。
これまで「ジョジョの奇妙な冒険」は、原作者である荒木飛呂彦の…
”不特定多数の方が視聴するTVメディア向けの作品“ではないという意向により、
TVアニメ化はされてこなかったもの。
注:NAが過去、雑誌媒体などによって得た情報です(裏付けなし)。
OVAという形でアニメ化はされ、
アーケードゲームにもゲーム化されている人気のコミック作品。
漫画家、荒木飛呂彦による作品では、
「ジョジョの奇妙な冒険」以前に連載されていた「バオー来訪者」の
ファンだったこともあり、連載初期の頃から、楽しませていただいた覚えがある。



そう言えば、19世紀の英国を舞台にした第1部から、始まった物語も、
主人公や時代、世界を変えて、ずいぶん長い連載作品になっている。
ついでに言えば、掲載雑誌まで変わっている。
正直に言うと、第5部以降の物語を読んでいないので、
最近の展開は分からないのですけど、ね。

”お前は、今まで読んだマンガの枚数を覚えているのか?”とは、
誰も言ってはいないと思うけど…。
人気コミック作品は映像化されることは多い。
それが期待に反して、ヒットするとは限らないのが、世の常というもの。
同様のことは、ヒット小説の映像化などでも少なくないだけに、
色々とある話なのかも知れない。

アニメ番組への認識
(関連する記事↓:マンガ、アニメに関する記事)
http://blog.goo.ne.jp/na-094/e/3f874f9c5eec6cd45ee89d675cc2ba78
http://blog.goo.ne.jp/na-094/e/537a5afb4408f76ea419f5fd8d45a794
http://blog.goo.ne.jp/na-094/e/2663d1e63b03d2eb60e7f4ad3015d39b

JESUS砂塵航路も13巻目(佳境)へ

2012年08月01日 12時08分42秒 | 読心本画

数日前、本屋のコミックコーナーに「JESUS砂塵航路」の新作があった。
(関連する過去の記事「マンガ購入…、さらに購入」)

以前から、「JESUS砂塵航路」の世界観を共通するコミック作品として
「闇のイージス」「暁のイージス」の主人公”護り屋のイージス”も登場していたが、
今回「JESUS砂塵航路」の主人公であるジーザスともに表紙に描かれている。
物語も、佳境に入っていて、かなり盛り上がってしまう。

数多くあるコミック作品のヒーロー(コミックヒーロー)で、
いまだに気になる存在が、この”護り屋のイージス”こと、盾雁人。
「闇のイージス」「暁のイージス」では、
物語中、通り名である”イージスの盾”を、
自ら名乗ることがないのも印象的だった覚えがある。
「銃弾を弾く、鋼鉄の腕を持ち、依頼を受ければ、
いかなる敵からも、守り抜くと言われる最強の護り屋」。
”妻子をテロリストによって奪われ、死亡が確認されている元警察官”。
「如何なる理由があろうとも、護り屋に関わるものは、”人殺し”をしてはならない」
…などと言ったオカルトじみた設定は、
当初から、色々な展開を期待させてもらいました。
その期待を、コミック作品として、”ほとんど”裏切らなかったのも、印象的だった。
ネタばれになってしまうが…。
「暁のイージス」のラストで、宿敵である(テロリスト)”蝶”バタフライは、
イージスに倒されるが、”完璧ならざる世界”への復讐ではなく、
”自身の世界”を取り戻すことになる。
イージスは、物語中の宣言通り、世界を護る盾となったのだけど…。
結果だけ見れば、宿敵を討ち滅ぼしただけにも見れてしまう。

追記:
昨年、9・11のテロリスト実行犯ウサマ・ヴィンラディンが、
米軍特殊部隊(ネイビー・シールズ)によって、殺害された。
(フィクションではなく、実際のニュース)
ここ数年、大規模なテロの危機こそ、沈静化してきたようにも見えるが、
テロの脅威は、本当に去ったのだろうか?
やはり、疑問が残ってしまう。
…うん?
レビューになっていない?
「闇のイージス」「暁のイージス」は掲載されていたコミック誌の廃刊で、
ページ数が足りなくなってしまったのだから、仕方もなく。
物語のラストとして、決して不十分ではないが…。
結果だけ見れば、(テロリスト)宿敵を討ち滅ぼしただけにも見える。
それに対する1つの展開もあって、「JESUS砂塵航路」の物語も、
佳境に入っている。



(2021年9月末、加筆分)
このジーザス砂塵航路において、
闇のイージスの登場人物でもある中国系の秘密結社、「竜門幣」の当主、
劉伊健(リウ・イーキン)と、主人公ジーザスとの対決シーンがある。
作画の藤原芳秀は、池上遼一を師事していたことから、
この登場人物は、池上遼一と小池一夫によるコミック作品の傑作、
「クライングフリーマン」へのリスペクトとも思われるけど。
フリーランスとしては、世界最強の殺し屋であるジーザスとの対決は、
ある意味、コミック世界における最強の殺し屋、ゴルゴ13と、
クライングフリーマンとの対決を思わせる。
・・・うん?
そう言えば、クロスオーバーしている、
「死がふたりを分かつまで」の主人公、土方護は、盲目の剣士で、子供連れ。
時代劇のスーパーヒーロー、「座頭市」と「子連れ狼」をあわせて、
現代に登場させたような人物だったな。
子連れ狼の主人公、拝一刀は、時代劇における最強の刺客(殺し屋)であり。
子連れ狼の原作者も、小池一夫だったハズ。
小池一夫は、さいとうプロダクションに所属していたこともあり。
初期のゴルゴ13にも関わっていたことを考えれば、
コミック作品における代表的な殺し屋たちのバトルが、
どのような結末となるかも思わせる内容は、かなり楽しめるものでした。

先日、劇画家の“さいとうたかを”が亡くなられたことをネット上で知り、
その前に、こんなことを考えていたのは、ただの偶然でしかないけど。
2年前に亡くなられた小池一夫とのことも考えれば、
なにかが、時代に刻み込まれていたのだと気付かされてしまう。
(敢えて、ここに記させていただきます。ありがとうございました。)

小説「陰陽師」の舞台地を歩く:無計画、東海ロード

2012年03月07日 16時51分10秒 | 読心本画

先日、暗くなった京都の街を歩いてみた。
夜中に見知らぬ地を歩いていくというのは、
人工照明の発達した現代でも、妙な”こわさ”がある。

夢枕漠の小説「陰陽師」には、主人公、安部晴明の友人でもある源博雅が、
羅城門(羅生門)まで、琵琶の音色に誘われるシーンがある。
この二人の登場人物と非現実的とも言える”鬼”の存在によって、
物語は、独特の歴史観と死生観を感じさせる作風になっている。
この「陰陽師」は、コミックやドラマ、映画にもなっているので、
ご存知の方は多いかも知れない。
以来・・・。
”夜の羅城門とは、どんな光景だったのだろうか?”と思うことも、何度かあった。
観光情報サービスセンターでいただいた地図を見てみる。
羅城門の跡地は、京都駅から2kmほどの位置。
九条通りにある”東寺”を過ぎた先のようだった。

東寺の開門時間が過ぎてはいたが、照明で”五重の塔”が照らし出されていた。
少しの間、それに見とれていた。
寺社や仏閣にカメラを向けるのに抵抗を感じてしまうので、画像はなし。
なんかバチが当たりそうな気がしてしまう。

パチンコ店や自動販売機の照明によって、九条通りは歩くのに不自由はなかったが、
静かな通りだった。
羅城門の跡は、小さな公園の中にあった。
かつては、ここにあった大きな城門が、”都”の内と外とを隔てていたと記されている。
公園の表側には、オートロックのアパートがあり、
その通りの手前の通りには、弁当屋がある。
季節外れの”きもだめし”や鬼退治をするような気分だったわけでもないが、
何か物足りない。
少し考えてみた。
小説「陰陽師」の主人公、安倍晴明と、友人である源博雅は、
実在の人物だが、この二人の物語は、小説ならではの創作だろう。
そう。
それくらいは分かっていた。
それに、晴明や博雅の物語の舞台を歩いてみても、千年前とは違う。
もう少し考えて、千年前の光景を思い浮かべてみた。
小説の中での情景が、脳裏に静かに浮かぶ。
やはり、現代とは違う。
インターネットも携帯電話、テレビもない。
冷蔵庫に電子レンジ。
ビールにワイン、なによりウイスキーがない。

現代の生活に戻ることにした。
宿への帰り道で、一杯、やっていこうかな。
(・・・でも、どこも満員で入れなかった。何故?)




蛇足:
安部晴明に関わる史跡なら、晴明を祀った神社もあるらしい。
それを知ったのは、もう帰ってからなのが残念なところ。