The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2009 タルボット ピノ・ノワール ダイヤモンドTヴァインヤード モンタレー

2012-01-03 14:14:33 | ワイン
正月休みの最終日の前日は、ワレワレ2人以外は同窓の集まりがありまして、
それでは!ってことで、借りておきましたDVDを見ながら、ゆっくりとワインを飲む事に致しました。

DVDは見たかったもの(『英国王のスピーチ』など)が、全て借りられていましたので、
内容も分からずに、あてずっぽうで4本ほどに目星をつけ、それを借りてきたんですね・・・

その中で最も『残念賞』は『レイク・マンゴー』というB級オーストラリア映画、
一方意外にも面白かった『大ヒット賞』は『アンノウン』というサスペンス・アクションでして、
『シンドラーズ・リスト』のシンドラー役のリーアム・ニーソンが主演、
最後の最後で大どんでん返しがありまして、息もつかせぬとは正しくこの映画の事いうのでしょう!

で、お節料理に飽いたこともあり、たまには牛肉でも焙って食べましょう!となり、
本当であれば、ボルドー系やスーパータスカンなどでマリアージュさせるのが常套手段なのでしょうが、
昨晩の『96’コス』のこともありますので、濃厚系ピノを選択いたした次第なんですね・・・

そこで登場したのが↓

2009 タルボット ピノ・ノワール ダイヤモンドTヴァインヤーズ モンタレー



実はこの『モンタレー地区』の『ダイヤモンドT』はシャルドネがあまりにも有名な地所でして、
そこのシャルドネの台木にピノのクローンを接ぎ木し、10数年の時間が経過しているとの事ですので、
そのピノ・ノワールも飲んでみましょう!となったんですね・・・

なったんですね・・・というよりは、自分で決めた訳なのですが。

そしたら、そのお味は、なんともはや濃厚極まりないカリ・ピノでして、
最近ハヤリのブルピノも真っ青の、いわゆるスタイリッシュで旨みのあるタイプではありません!

まあ、カリピノも現在は両者合いまみえる群雄割拠の時代ですが、
ワタクシとしては、カリピノはやはりカリピノ・・・
いくらエレガント路線を狙っても、どこかに無理が生ずるわけでして、
それを考えれば、もっと肩の力を抜いて、カリピノらしく行くべきとも考える訳です。

で、間違いなくカリピノを地で行くこのワインは、濃密で甘く、アルコール度が高く、
そのアロマには煮詰め感が漂います・・・

これを先ほどの『前沢牛のステーキ』と合わせますと、濃厚さゆえのマリアージュ♪
加えて酸度の緩さもあいまって、実に美味しく飲めました。

このところ、なかなかカリピノまでは手が回りませんが、
このようなワインを飲むことで、飲む気力だけはもたげてまいりました!