The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2005 シェーファー レッド・ショルダー・ランチ シャルドネ カーネロス カリフォルニア

2012-01-22 10:13:46 | ワイン
『第132回 オテル・・・』での白2番手のワイン!

これが驚くほど黄金の色濃く、グラスに伝わるエキスが太くても、
参加者全員がブルゴーニュだと言ったのにはビックリでした。

確かに微かな樽のニュアンスの裏打ちと、ムルソーのような甘い黄桃のアロマがあって、
そこに充分なミネラルの抽出も見ることが出来る・・・

そして総体的な印象はブルゴーニュなんですね・・・

そこには『シェーファー』の造りに一つのヒントがあって、それはこうゆうことらしい。



すなわち『マロラクティック発酵』はしない、そして樽熟成はする。
しかも新樽は75%で、内訳はフレンチが85%でアメリカンが25%、
そして残りの25%はステンレスタンクでの熟成を行うというものなんですね・・・

もちろん発酵は自然の家付き酵母でユックリと行うというわけだ!

で、出来たワインが濃密極まりなくとも、酸度の下支えがいかにものブルゴーニュスタイル♪
まあ、食事の流れもそれを後押ししたのでしょうが、皆さんそう感じたのでしょう!

『毛蟹のしんじょう、蟹の身の白だしあんかけ』などの日本料理にも、
上手にあわせてくれました。



『シェーファー』においては唯一の白ですが、見事と言うしかありません!