戸惑い八景

見たり聞いたりしたモノを独自に味つけしました。
飛騨の高山から発信しています。

飼われたものたち

2014年06月23日 | 想うこと

今日は、雲は多いのですが、天気の良い日でした。

その雲も、刷毛ではいたような爽やかな印象を持つ雲でして、譬えれば、龍が泳いでいるような、鳳凰が飛んでいるような雲でした。

分かりにくいかもしれませんが。

ふと思えば、まだ梅雨でして、しかしこの地高山では、それほど雨が降りません。

梅雨であることを忘れてしまうような日々です。

豪雨の被害に遭っている町もありますから、いまのところ、ありがたいです。

夕方、縁側を覗くと、金魚が庭に落ちていました。

まだ口をぱくぱくしていましたから、急いで水槽に戻したのですが、身体に綿のような細かい毛をたくさん着けていまして、水の底に佇んでいます。

猫のパリがいたずらしたのかとも思いましたが、どこにも傷は付いていなく、水槽から跳ねて飛び出したのだと考えます。

金魚は、現在2匹しかいなく、もし死んでしまったならば、1匹になってしまいますので、金魚にとっては寂しいことになってしまうでしょう。

思えば、娘と娘の従姉妹が金魚すくいをしてもらってきてから8年近く経ちますが、当初10匹ほどいたのが、現在2匹になっているわけです。

この2匹は、10年近く生きてきたというわけです。

もし、一匹だけになってしまったら・・・川にでも流そうかなどと考えますが、すぐに餌になってしまうような気もします。

その前に、そうやって簡単に川に流すのがいけないのだ、ということもあります。

父などは、縁側にいる、緑亀のズブを、いいかげん川に逃がしてやったらどうだ、とよく言いますが、それこそが、生態系を壊してしまうことになるので、できないわけです。

ですけれど、ズブも、10年近く縁側に置いてある狭い水槽の中にいます。

猫の額ほどの庭ですが、放し飼いにでもできれば、とも考えるのですが、うちの庭は陽が当たらないので、それもできずにいます。

猫一匹、亀一匹、金魚もいずれは一匹、現在うちで飼っています。