妻が、読み聞かせをするために、小学校へ行きました。
小学4年生に、お話しをする前段として、綾取りの話をしました。
すると、「綾取りって何ですか?」 と質問してきた児童がいたそうです。
え?
綾取りを知らない?
綾取り……をどう説明する、となったようで。
紐を結んで両手にかけて……と言葉にしたところで、とうてい伝わるものではありません。
体験しなければ分からないものでしょう。
隣りにいた先生も驚いたようで、「綾取りを持ってくるね」、と子供たちに伝えたそうです。
綾取りなどは、子供たちの遊びでしょうが、それは誰かから誰かに伝えられたものですね。
子供たち同士、親から子供へ、保育園時代に先生から園児に、などで知ったものでしょう。
それが、現在は、伝えないのですね。
伝える必要はないのかもしれませんが、ほんの遊びとしても、時間つぶしにしても、やらない、ということです。
消えていくものなのでしょうが、ちょっとショックなはなしでした。