普通のおっさんの溜め息

戦前派から若い世代の人たちへの申し送りです。政治、社会、教育など批判だけでなく、「前向きの提案」も聞いて下さい。

お役人的自衛隊員や校長を作る人達

2008-11-15 15:09:56 | 教育問題

[有能な校長は自衛隊幹部の退陣]
 昨夜ブログを見ていたら見逃せない記事を見つけた。
 それは博士の独り言さんの「紙兵器「朝日新聞」2
と神州の泉さんの
忘却の国民精神を掘り起こした「田母神論文」の凄さ!!」
だ。

有能な中学校校長の更迭
 博士の独り言さんは神奈川県の神田高校の前校長の淵野辰雄さんが、同校の入試面接時に、受験生の外見を合否の判断要素として、22人を不合格にしたことに対して、神奈川県教育委員会が県立総合教育センターの専任主幹職へと異動させたこと。
然しそのー淵野さん校長に就任してから、
・近隣住民や自治会関係者から「学校が目に見えて良くなった事」と評価されていたこと
・その改善の背景には、淵野さんの校長としての尽力、近隣住民や教師たちの協力を得たこ
・生徒たちと食事を共にするなどのコミュニケーションを尽くして来たこと
・淵野さんの最終登校日には、「問題児」と呼ばれる生徒たちから「先生やめないで」と言われたこと
など書かれ朝日新聞がその社説で淵野さんを批判したことに対して意見を述べられていた。

田母神論文の歴史的意義とその為の処罰
 神州の泉さんはサウジアラビアで働かれた経験から、サウジの人達の日本贔屓、彼らから信頼され尊敬されてにる日本人を見て、改めて日本と日本人のことを見直した事、彼のお母さんの満州南下逃避行の話から、学校や大人に教わったこと、常識だと思っていたことは、「実は何らかの理由があって、虚構の上に構築された洗脳的映像だったのではないのかと。アメリカが正義で、日本は中国、朝鮮、台湾などを侵略して暴虐の限りを尽くしたなどという戦史イメージは歪曲されているのではないのか」と改めて気がつかれたこと。
 そしてそれらを打ち破った、田母神論文の歴史的意義を書かれている。
神州の泉さん渾身の文章です。神州の泉さんは経済関係のエントリーが多いので、或いは見過ごされた方もおられると思いますので、ブロクのランキング遥か下位の私が紹介するのも気が引けますが、是非ご一覧されることをお勧めします。)

軽い処罰で済む筈の有能な校長と自衛隊幹部を更迭
 博士の独り言さんが紹介されたように、淵野さんは今時の校長としては素晴らしい方だし実績もあげている。
 田母神さんも指揮官として必要な強い愛国心をもった人だ。

 そして、淵野さんの更迭も報道の範囲なら一般企業で言えば、せいぜい厳重注意か、厳しく言って始末書提出位で済ませる問題なのを、折角の人材を二度と教壇に立てない場所に追いやってしまった。
 田母神さんの場合も全く同じ処置で済む所を、更迭、そして異例の定年退職として処分され、また自衛隊として有能な人を失ってしまった。
 今日の読売によれば、政府は社民党の辻元さんの質問主意書に対して、
田母神さんの論文投稿は政治目的でなく、自衛隊法で制限されている政治行為ににも該当しない投稿でそれもは私人として行った。然し要職にあるものの公的な場での意見表明と受け取られるおそれがあり投稿は不適切だと言う答弁書を決定した。
 これ位なら正に譴責程度で済む所だ。

[自己保身のお役人根性を持つ校長や自衛隊幹部の増加?]
 政府は外薗健一朗・防衛省情報本部長の過去に政府見解と異なる言動がなかったかどうか、候補者の論文や講演会での発言を調査するなどして、後任の航空幕僚長に選んだ。
 外薗さんは就任挨拶として、異例の村山談話尊重の趣旨を含んだ発言をした。
 私は外薗さんも淵野さんの後任の人もどのような力を持ちどのような考え方を持っているか知らないのでとやかく言う資格はない。
 然し、防衛省や教育委員会の今回の処置を見て、このような事が続けば、難しい問題を抱えている自衛隊の幹部や学校の教頭や校長に、自己保身中心の考えを持ったお役人的な人達が増えるのではないかと心配している。
 なお田母神問題では野党は自衛隊の幹部の任命を国会の同意事項にしろと要求して、ますまお役人的な幹部を増やそうとしているが、そんな事で国が護れるのだろうか

 これが一般企業なら、やり手の従業員が少々のことをしでかしても、口頭注意や始末書等で済ませ、優秀な人材確保の教育と確保に努めている。
 それが国民の税金を使っているだけの理由で、自衛隊のだ優秀な幹部や学校の校長などをみすみす失っている
 その責任は本人とそれを任命している防衛大臣や神奈川県の教育委員会の責任追求だけで帳尻を合わせているだけで済むのだろうか。

[政府、国会議員やマスコミ]
 政府、国会議員やマスコミが考えねばならぬことは、
・田母神論文問題の発端となった村山談話の取り扱いと、日本の良い所も悪い所も含んだ正確な歴史の編纂であり、田母神さが訴えるように自衛隊員の士気を如何に維持するかだ。
 野党などは自衛隊内の教育で、村山談話やそれに基づく自虐史観の教育がなされているかを検証しろと言っているが全くの的外れで、こんなことで自衛隊の士気が上がるのだろうか。
 村山談話には仮に反対でも外部で発言してはならないことの教育なら判るが。

・教育問題ではもう言い古されて陳腐化しかかっている、戦後教育の歪み、家庭教育のあり方、教育委員会のあり方などの見直しではないだろうか。

 政府も政治家も本来の業務に帰って、将来を見据えた政策を考えるべきだし、マスコミもこのような問題をほじくりだし煽っても良いが、その一方で政府や政治家の見落としている基本的な問題を取り出し彼らを批判し、時によっては自社から対策を提案するなど、まさこに彼ら自身が良く言う「社会の木鐸」}  (世人を覚醒させ教え導く)としての役割を果たして貰いたいものだ。

このブログを、より多くの人にも見て貰いたいと思っています。どうぞご協力をお願い致します。↓
政治ブログランキングへ
政治ブログへ