手稲は最高!

手稲在住30年、手稲って本当にいいなって常々思っています。時に触れ、折に付け思いついた事を、取り留めなく書いてみます。

今日の詩吟教室

2020-02-10 19:50:17 | 詩吟関係

 2月第2週の教室です。佐藤、菅原が欠席。7名の稽古でしたが、3月1日の審査を受審する方が4名います。この方たちの指導を優先することとして指導しました。KAさんは文句なしにOKでしたが、ほかの3名は毎回指摘しているところができていない。稽古不足なのです。

 審査に関係のないKOさんには「芙蓉楼にて辛漸を送る 王之渙 」をやってもらいました。一度素読をしてもらい、その後「江」をとりあげ、「河」との違いを質問したら、川としか答えられなかった。揚子江と黄河の違いを説明してあげました。更に「洛陽」は揚子江沿か黄河沿いかを尋ねましたがすぐには答えが返らなかった。また「一片の氷心玉壺に在りと」に込められた王之渙の心情を聞いてみました。氷のように澄み切った心という答えがすぐ帰ってきました。親友が故郷に帰るのに、作者は残されるのです。帰りたい思いは強いはずです。承句に在る「楚山孤なり」の「孤」と「氷」を合わせてみると、親友が故郷へ帰る、自分はとりのこさるれる、寂しくないわけがない、その寂しさを包み隠して「氷心玉壺に在り」といっているが、心の底に在る孤独感、寂しさがここににじみ出ているといえるのではないでしょうか。

 口岩さんは「黄鶴楼にて孟浩然の広陵に之くを送る」をやってもらう。ここで、黄鶴楼が今肺炎で問題になっている武漢にあることと、黄鶴楼にまつわる話をしてあげました。。
コメント
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