旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

おだてりゃ豚でも木に登る

2006年07月17日 01時33分25秒 | Weblog
至言です。

実をいうとわたしの声はでかい。出す気になれば皆様が驚くほどの大声を出すことができる。外観とはかなりチグハグな印象をもたれる方も多いが、その気になれば岩をも砕くようなでかい声を張り上げることができるのです。(これはあくまでも比喩、もののたとえですよ。)

この大声を認められて、同窓会では過去3年間というもの母校にエールを送る役を仰せつかっています。母校にエール?要は「フレー!フレー!○○○」の音頭をとるのです。でも今回も固辞したかった。実際に岩を砕くことはできませんが、それでも岩をも砕くような声でエールをやってしまうと喉をやられて、一週間は声に感情を込めることができなくなります。つまり、ビジネスに支障が出てしまうのです。

しかも、同窓会の翌日には恒例の「銘酒を楽しむ会」でおんなじ様なエール飛ばしの依頼を受けていました。二日も続けてこれをやると、2週間はしわがれ声になります。外観と同様にビジネスの世界では声も重要ですから、これは痛い。

でも結局、2回ともやってしまいました。同窓会の後ひとりで二次会をやっていると、クラブ(といっても実際は平凡なスナック)のママなり、ねえちゃんなりが同情をしてくれて、カラオケを勧めませんでいた。で、ひたすら飲み続けて4次会の4軒目の店を出たころには空が白み始めていました。

翌日は、意識も朦朧の二日酔い状態で、要望されたエールを断るだけの勇気すら湧いてこない。ところが、飲み始めるや「広島の○○○(日本酒のブランド)を楽しむ会」だというのに、ビールの4、5杯目を浴びる頃には、「やっぱ、ビールが一番だね。」という隣の紳士とふたりでできあがってしまってビールを片手に絶好調。アドリブまで加えて立派にエールを切り、大いに盛り上がりました。

同窓会にしろ楽しむ会にせよ、幹事がこっちを乗せるのがうまいんですね。「も、これは幹事会の全会一致で決まったことですから・・・。」とか「いやあ、あんたのあれがないと会が終わらんから、頼むよ・・・。」とか、で、結局おだてられた豚は、とうとう昨日も一昨日も木に登ってしまったのです。

ちなみに一昨日の夕方7時から昨日の深夜3時までというと32時間になります。この32時間のうちの19時間を飲んだことになります。回りも心配していますが、それ以上に本人が自分のことを怖くなっています。昨日のこのごろは協調性を著しく欠いた例のビール紳士と、ビールやらウィスキーやらを飲んふたりではしゃいでいました。何をはしゃいでいたものか、いまだに思い出すことができません。

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