旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

王陽明

2007年08月28日 00時13分44秒 | Weblog
王陽明は、悟りを開こうと座禅に励む僧を、故郷に残した母親を見捨てておいて何のための悟りなのか、世俗との関係を断って自らの至福のみ(悟り)を求めることは人間の道としては誤っているのじゃないかと説得して帰省を促します。

この挿話を読んでから陽明学に興味をもちました。最近では「王陽明全集全10巻」を手に入れるほど王陽明クレイジーになっています。難解な全集を読み終える頃には、私も老境を迎えることになるのでしょう。

以前から、原始仏典から窺がえるゴータマ・シッダールタの世界観に興味をもってきました。あなた様は「王陽明の良知の考えが仏教から来たもので根拠はこれこれと追求することには関心がない。」と仰いますが、私はむしろシッダールタと王陽明の思想の差異の方に興味をもっています。

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