恵方巻

残った力を振り絞った先週の金曜日は暮れ、土日の２日間を休養して魔のブルー・マンデーを迎えた。最後の難問に挑んで疲れ果てていたところに、「明日火曜は開店休業。」 という嬉しい知らせが舞い込んだ。さっそく休暇をとった。同僚が 「休めるときに休んでおいてくださいよ。」 というので、ついでに７日の金曜も休暇をいただくことにした。９日に福岡で所用がある。

結局、今週は３日しか働かない。心と体を十分に休ませないと良い仕事はできない。心が弾んだ。家路を急いだ。家についてから節分の恵方巻を無言でほお張った。久方の熱い緑茶で厄除け饅頭を３ついただいたら、こころの緊張が溶け始めた。

樫の木の文鎮

 

エールエールで院展をみての帰りに、作品展を兼ねた特設の工芸品店に寄った。手にした木製の文鎮が気に入って、製作者と思しき人に、「これなんの木？」 と尋ねたら樫の木だった。意外な重さに、「へえ、樫の木ってこんなに重いんだ。」 と感心していたら、やはり製作者と思しき人物がそばに寄ってきて、「ここに、こういう風に細工して鉛を入れてあります。」 と丁寧に説明してくれた。たたずまいと重さが気に入ったので文鎮を買った。机上に置いた樫の木の文鎮の、ガラスや金属にない本との親和感に満足している。