昨年の夏場から生徒の就職支援に明け暮れた。すべての就職希望者が内定するまで心が休まることはなかった。休養しているときでさえ頭の中を支援のための戦略が駆け巡った。そして本日、最後の女子生徒が内定した。「苦しい闘いだったね。でもよく頑張った。おめでとう。」のメールを送ったあとは、安堵感というか気がぬけたというかしばらく呆然としていた。
阿弥陀如来は前身の法蔵菩薩の際、 自らは如来として完成されているにもかかわらず 、衆生を救い切るまでは如来にならないと誓われた(阿弥陀誓願)。わたしは如来や菩薩ほど賢くはない。それでも衆生を救い『切る』までは如来にならないという境地だけはよく理解できる。しばらく充電してこころを整えてから、来年度のための支援体制に入る。