旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

全集

2013年09月01日 20時42分07秒 | Weblog

土曜は、昼前にフタバ図書の紙屋町店で「決定版 昭和史 全20巻」を受け取った。4つの袋を一度に持つと指がちぎれそうな重さだ。若い女性店員さんが気遣ってくれたので余計に張り切ったものだ。

3階の古書部エレベーターまでよたよたと進み、中で袋を下ろして1階まで下りた。そこから4つの袋を提げて大雨の中を一気に駐車場まで走った。指はすっかり痺れた。トランクに詰め込んだら思わず安堵が押し寄せてきた。

長くて広い横断歩道を渡ると本通りのアーケードに入る。アーケードを100mばかり行って左折すると「むすびのむさし」がある。雨に濡れて体が冷えた。ここで天ブラうどんの定食を食べた。俵むすびが二つつく。


軍人勅諭

2013年09月01日 11時36分33秒 | Weblog

一 軍人は忠節を尽くすを本分とすべし   二 軍人は礼儀を正くすべし   三 軍人は武勇を尚ぶべし   四 軍人は信義を重んずべし   五 軍人は質素を旨とすべし

明快な儒教思想だ。ところがその解説はおぞましい。


歴史の瞬間

2013年09月01日 08時15分17秒 | Weblog

 写真をみれば文字で説明されるよりもわかりやすい。わかりやすいからといって、写真が事実や真実を物語っているとは思えない。それでも写真が歴史の有力な証言であることに相違はない。たとえば、私が在京時に歩いた「渋谷の道玄坂」の、さらにその60年前の写真が掲載されている。明治40年代の道玄坂は大型の木造建築物に挟まれている。関東大震災後または敗戦後にあたりの風景が一変したことがうかがわれる。

これまでおもに文字情報から歴史を学んできた。「決定版 昭和史」を読む(というよりも、みる)と、読む側に時系列の不確かさはあるものの(便覧を利用して照会しながら読めばよい。)、伝聞あるいは文書や絵画、または発掘調査等の資料から導かれた文字・絵画情報とは異なる衝撃が走る。目の前に歴史的な瞬間そのものの断片が表示されているからだ。個別写真の説明には一定の歴史観が表現されざるをえない。それにしても、こういう歴史の説明のやり方があることを「決定版 昭和史」で知った。この全集がでてすでに20有余年が経過しているにしても、たまには図書館で時代の空気を吸わなくてはならないような気分にさせるような全集だ。