旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

談笑

2011年12月25日 20時27分08秒 | Weblog
生徒さんの出席は4人に止まり本日の日本語教室は開店休業状態だった。日本語の勉強はやめてペルー、台湾、中国、韓国(子供)、フィリピンからやってきた人たちと、教師3人の総計7名でフリーディスカッションをした。

女性たち(日本人教師を含む)は頼りにした日本男児の傲慢さと頼りなさを嘆き、ペルー人妻が当初はご主人に散々手を焼いたことを告白した。一同さもありなむと同情した。ところが双方の親の支援を受けて、今では旦那を尻に敷きおえ思いのままだと昔の乙女が胸を張る。ここに至る道のりの長さを考慮しても、今となっては旦那の方がより哀れに思えてならなかった。

しばらく話してるうちに、7年前までこの日本語教室で教えていた女性が教室を訪れた。先輩教師の中にはいっしょに教えていた人もいてこの訪問に驚いた。イギリス北部の大学で日本語を教えているという。清楚な美人だ。異国で教員となった感想を聞かれて「どこの国でも大学生はやんちゃだから手を焼いています。」と爽やかに応えた。

フィリピンから来た女性に中国人と間違えられた話をした。目前の本人曰く「先生から、いきなり英語で話しかけられて英語でもOKだと言われた。私も英語OK、でも私日本語習いに来ている。日本人にないかっこ良さだったので中国人かと思ったよ。」よく意味がわからないまま一同大爆笑。フィリピンから来た女性は一児の母、お腹に次の子がいる。チャーミングな女性だ。

台湾から来た女性は料理が好きだ。今日は長野産の大きな大根と、茶ガラで炊いたゆで卵、野菜で作った「練り物もどき」をいただいた。練り物にはふつう魚のすり身がはいる。いただいた練り物はすべて野菜からできているらしい。純朴で溌剌とした女性だ。どこかの宗教団体に所属しているらしい。私は個人の信仰に先入観を持たない。