妄想を文字で捉えようなんて、とんでもない野心をもった平野啓一郎の「一月物語」を買った。通読に30分もかからなかった。「おい平野啓一郎、これが芥川賞受賞後の第一作かよ。読者を舐めんじゃねえ。まるで泉鏡花の下手なものまねじゃねえか。三島由紀夫の文体までパクりゃがって。本代を返せ。」と叫びたくなるような衝動を覚えた。駄作である。時間の浪費であった。ハードカバーとはいえ105円の古本だから、ま、いいか。
五木寛之著「サイレント・ラブ」。ポリネシアン・セックスとやらが笑わせる。あの道はそれぞれ手探りなのだ。自分が歳をとったからといって爺風の性を若者に説く了見というものが理解できませぬ。そうそう、五木さんも天下の直木賞作家でした。通読に5分。
そういえば、骨太の思想家である王陽明について書かれた、岡田武彦著「王陽明大伝」の2巻と3巻を急いで購入しなければ。実感として「青年老い易く、学成り難し」なので、せめてあの世に行くまでには、「そうか、陽明はこれが言いたかったのか。」くらいの理解を得ておきたい。その陽明は57歳で逝った。
五木寛之著「サイレント・ラブ」。ポリネシアン・セックスとやらが笑わせる。あの道はそれぞれ手探りなのだ。自分が歳をとったからといって爺風の性を若者に説く了見というものが理解できませぬ。そうそう、五木さんも天下の直木賞作家でした。通読に5分。
そういえば、骨太の思想家である王陽明について書かれた、岡田武彦著「王陽明大伝」の2巻と3巻を急いで購入しなければ。実感として「青年老い易く、学成り難し」なので、せめてあの世に行くまでには、「そうか、陽明はこれが言いたかったのか。」くらいの理解を得ておきたい。その陽明は57歳で逝った。