旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

裁判

2007年05月17日 22時45分01秒 | Weblog
弁護士費用がなくて本人訴訟を強いられたことがある。判事が、相手側の弁護士の言いなりみたいな和解案を出してきたので、「判事、このような和解案では私が破滅してしまう。これが司法のやることですか?」と反論したら、「この和解案を履行されたあかつきには、あなたも得るものがあるのではないでしょうか。」と平然と言い放つ。

「得るものなんかねえよ、この若造!」。ほんと、その場で靴を脱いで張り倒してやろうかと思った。

調停もやったことがある。見るからに人が良さそうな調停員、こっちが言ってることを全く理解できない。いらいらしていると、簡易裁判所の判事が出てきて、「調停員を侮辱するような言動は慎みなさい。」ときた。

「どっちが侮辱してんだよお!」。

人の心の痛みに鈍感で、良識・ものの道理に疎い、純粋培養されたお坊ちゃまやジイ様たちに、複雑な利害や人間関係がからむ事件を公平に裁くことができるものかどうか、大いに疑問である。裁判員制度の導入に当初より賛成だ。