旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

千の風になって

2007年02月17日 02時57分01秒 | Weblog
私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 眠ってなんかいません
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています

秋には光になって 畑にふりそそぐ
冬はダイヤのように きらめく雪になる
朝は鳥になって あなたを目覚めさせる
夜は星になって あなたを見守る

私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 死んでなんかいません
千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています

千の風に
千の風になって
あの大きな空を
吹きわたっています

あの大きな空を
吹きわたっています



この歌詞からは、縁があったひととの永訣は悲しいけれど、涙が枯れ果て、永遠の別れを惜しむだけ惜しんだ後に残された者が、やがて生命の息吹を感じることによって癒され、改めて永訣した者とともに生きていく自分自身を取り戻してゆくのだという力強いメッセージが読みとれます。

いまだに名前すら知りませんが、歌手の音量があるバリトンとドレスアップして凛とした風貌が求道者のようでなかなかいいですね。

ボブ・ディランの「風に吹かれて」も名曲です。ディランも風の中にひとの証を問いました。風とか潮騒、森や湖、川の流れには、古今の東西を問わず、われわれを癒してくれる何か神秘的な力があるようですね。きっと精霊が宿っているのでしょうね。