先日のこと地元スーパーでの買物が意外に早く済んだので、その近くの住宅地を一回りしました。
元社宅風の住宅やアパートに一軒家などが、ひしめく様に建ち並ぶ中に雑草が生い茂る空き地などもあって、其処には例年ならばそれぞれの花木が咲いて居たはずなのに、今年はまったく見当たりません。
やはり今年の低温が影響なのでしょう。何しろ6月半ば過ぎと言うのに、未だに10度前後の毎日なのですから・・・と納得しました。
そして帰りかけた時、とある塀に囲まれた一軒家を目にしました。どうやら空き家のようで、塀はあちこち壊れ掛けておりました。
ただその中にはかなり広い庭があるようでしたのでした。辺りには幸い人の姿も無く、又車も殆ど通らない住宅街の奥地だったので、その壊れかけた塀から中を覗き見したのです。
立ち木はほとんど枯れかけ、さらに庭一面にはタンポポなどの雑草がびっしり、そうした中にスズランを見つけたのです。
きっと此処のかつての住人が、移植して大事に育てていたものなのでしょう。
空き家の荒れ果てた庭で、ひそかに咲いていたスズラン・・・それが今日の花撮り歩きでの貴重な写真です。
雑草の中にスズランが・・・
同 上
同 上
ニュースを見ていると、北海道でも夏日だ……などと報じていて大変驚くのですが、札幌あたりだけの話でしょうか。
さすが広い北海道、じゃこしかさんがお住まいになっている釧路とは気温もずいぶん違うようですね。
スズランの可憐な写真を拝見していると、涼しさをおすそ分けしていただけたような気がします。
まだ北海道を訪ねたことがなかった子供の頃、「北海道」というと「スズラン」というイメージを持っていました。
鈴のようなふっくらしたお花の形を見ていると、知らずに表情が和らいできます。本当に可愛らしいお花ですね。
北海道の今の気温は全くちぐはぐで、本州より気温が高い所がありまた一番北の稚内より、釧路や室蘭などがそれよりずうっと低いのです。
そんなことで、夕べも今朝も我慢出来ずにストーブを点けました。
北海道の象徴たるスズランも最近では見かけませんが、今回ばかりは空き家の庭だけに驚きました。
あなた様のコメントお蔭で、とかく華やかさに囚われがちな日頃の己を反省しております。
鈴蘭の咲く原は青春の心の原風景です。
色々な想いを久しぶりに思い返す機会になりました。
それにしても何と幾星霜を経たことだろうか!
そんな思いを噛みしめる機会を頂き有難うございました。
まさ様のおっしゃるとおりで、鈴蘭は穢れを知らない純真さの表れです。
遠足などで訪れた野山が、 今では帰るに帰られない故郷(樺太)ですが、切なくも懐かしく想い出されます。