昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

我が家のペット

2012-06-17 11:26:11 | 日々の雑記
 ペットと言えば犬か猫と思われるでしょうが、我が家の妻が生前可愛がっていた金魚のことで、云うなれば亡妻の形見とも云うべき大切なものです。
 我が家でも昔は人並みに、チコと名付けた雌の柴犬を飼っていた事がおりましたが、そのチコが癌に侵されました。
 その苦しみ様と最後があまりにも可哀そうで、それ以来永らくペットを飼うことは避けて来たのです。
 
 それが数年前のこと、亡妻が知人から不要になった金魚鉢を貰って来たのをきっかけに、我が家のペットとして金魚を飼うことになったのです。
 早速く前にホームセンターで金魚売り場に出掛け、金魚三匹と餌はもとより水草に濾過装置一式を買い込んだのでした。

 金魚の世話はかつての柴犬同様に亡妻の役目となり、私はもっぱら見て楽しむだけだったのです。
 亡妻の可愛がりようが金魚に届いたのか、以前ブログに載せたことがありましたが、亡妻を見覚えて顔を寄せると喜んでいるような素振りで近づきます。
 そして写真でも分かるように、ガラスに近づき亡妻の指の動きに合わせて泳ぎ回るでした。その金魚は長生きして15センチのほどの大きさになりました。                                                            

その金魚の死後飼ったのが今の金魚で、初めは前のように三匹買ったのですが、今は一匹になってしまいました。

昨年の春先に妻が病んでからの金魚の世話は、当然のように私の役目となったのですが、今までずうっと見るだけだった私には全く勝手が分からず苦労の連続でした。
いっその事何処かに引き取って貰おうかと思ったほどでしたが、いやいやこれは亡妻の形見と思い直して飼いつづけているのです。

なお金魚鉢の水の取替えや掃除は、生前の亡妻の見よう見真似でしているのですが、濾過器だけは掃除や取り付けが、私の手に負えず取り外してしまいました。
結局その分だけ鉢の手入れや水の取り替えの回数は増えましたが、今のところ問題無いようで至極順調です。
金魚の方でも私に大分馴れて来たようで、毎朝きまった時間の餌やりが近づくと、催促するようにガラスに近寄って来て激しく泳ぎ回るほどです。
本当に可愛いものですね!

亡妻が飼っていた金魚で、今は亡妻の形見となった・・・金魚

昔亡妻に馴れていた金魚・・・以前ブログ載せたことがある写真