昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

真優ちゃん還る・・・!

2004-11-07 22:23:24 | 日々の雑記
  先月23日に起きた新潟中越地震の際、母皆川貴子さん弟優太ちゃんと共に土石流災害に遭われた長女真優ちゃんの遺体が、機動隊の手によって15日ぶりに収容された。
 弟の優太ちゃんは災害後約92時間後に救出され、奇跡の生還劇として周知のとおりで、又母の貴子さんは同日遺体で搬出され、一人真優ちゃんのみが死亡を確認されながらも、打ち続く余震と余りにも酷い現場の状況により断念持ち越されて来た。

 その後月も替わり本日7日用意周到な準備のもとに遺体収容の難事は無事に遂行されその遺体はご家族のもとに引き渡された。この間ご家族の皆さんの悲しみともどかしさは如何ばかりであったか・・・それは想像に難くは無い。
 
 しかし今日遺体収容の報に接し日頃の胸の痞えと言うか、又喉に刺さった骨と言うか、そんな異物が除去されたかのような安堵感を覚えた。

 例えそれが悲しくも遺体としての帰宅だったが、ご家族の方々も心から安堵された事だろうし、真優ちゃんも又お父さんの胸に抱かれて心安らかに永眠されるだろう。そしてお母さん共々に優太ちゃん成長を見守って欲しいと思う。

 何はともあれ衷心よりご冥福をお祈り申しあげます。
 

ある判決に思う・・・

2004-11-05 22:02:30 | 日々の雑記
今日東京地裁でかっての名うての政治家、元自民党衆議院議員鈴木宗男の受託収賄などの罪状に対する判決が出た。

 斡旋収賄・受託収賄・虚偽記載・偽証の各罪状に対し、懲役二年と追徴金1100万円の実刑判決が出された訳だ。それが重いのか又は軽いのか人それぞれに考えも在るのだろうが、私は意外に軽い判決だったと思う。この政治屋と同じ釧路市民としては彼の罪状が明るみに出た時は、地域選挙民としてとても恥ずかしく釧路市からの転居を真剣に考えたほどである。

 現在国内の到る所に名だたる政治屋の名前の付いた施設、いわゆる通称○○道路なるものが如何に多い事か・・・それは枚挙に暇が無いほどで、現に「宗男ハウス」なる一政治家の個人的な名称を嬉々として受け入れて居るような事は、例えそれが通称であろうとも国会議員の立場から到底許されるものではない。これこそ恥ずべき本質なのである。

 国会議員は国家全体の為に持てる能力を傾注すべきであって、一市町村の利益惹いては己自身利益のみに奔走するとは持っての他と云うべきものである。

 思うに一部の政治家の現象かも知れないのだが、一億円も貰って居ながら「全然記憶にございません」などと嘯く輩の気が知れない。私なら死んでも忘れられないだろう。

 もはや政治家も選挙民も恥を恥と思わない、全く恥知らずの人間・・・不感症人間に成り下がって仕舞ったのだろうか・・・嗚呼・・・!

徒然なるままに・・・!

2004-11-03 21:23:15 | 趣味
 今日一日雨の予報は無かったが、朝からどんよりと今にも降り出しそうな曇り空だったから、とても歩きに出掛ける気にもならずテレビ(ニュース・ビデオ録の時代劇)と転寝で過ごす一日となって仕舞った。

 先ず朝のテレビは何処へ回しても、朝刊の一面同様「新球団に楽天決定」の話題ばかりで、渦中の中越地震の話は何処へ追いやられたのかさっぱり出てこない。時折り出て来ても画面はパッパパッパト切り替わり、アッ・・と言う間に終って仕舞う。

 とにかく山古志村の土砂で出来た芋川の人工ダムの事が心配でたまらない。

 「たかが選手・・・たかがファン・・・」一部の傲慢無礼な一オーナー発言で、明るみに出た日本野球界の恥部にプロ野球への興味はもう疾うに無く、今は大リーグ特にゴジラ松井のヤンキース一辺倒である。

 今更新規球団が何処に成ろうと、はたまた1リーグで在ろうと十二球団2リーグ制に成ろうと、もう全く如何でも良いことである。現に先ほどのヤフージャパントッピクスの、俳優・藤田まことの「涙の野球決別宣言」を見た。
 益々混沌としてお先き不明のプロ野球界・・・思い遣れる次第である。

 話変わって午後のテレビニュースの話題は、アメリカ大統領選挙一色と成った。ブッシュかケリーか・・・?先日来日本の政治屋(家)も尋常で無い力の入れようで・・・これもサッパリ分からない現象である。

 選挙結果は午後七時過ぎても、ブッシュがリードしながらも未だ判らないとか・・・もともと我が国の選挙制度とは全く異なり複雑そのものだから、確定するの先の先約一週間先の十一日(木曜)以降になるらしい。

 どちらが成っても我々には余り関係が無いのでは・・と云ってはいけないかな?

素敵な旅・・・!

2004-11-01 20:59:00 | 日々の雑記
   今夕孫の家から戻る途中車の中でラジオを聴いていた。NHKラジオ第一番組のタイトルは「素敵な旅、してますか」で、ゲストは女優・エッセストの星野知子さんだった。
 対談の途中でリスナーからのメールが紹介された。

 その内容を要約すると次のようなものだった。
 「視野が狭いと人から良く言われ、海外旅行を勧められているので近じかヨーロッパ旅行に出かける・・・」との事らしい。

 旅行は素晴らしいし、見聞も広がりその人間を豊にするだろう。また確かに海外から日本を見れば、日本の良し悪しが良く判って其のこと自体は良いことである。
しかしそれとその人間の視野とは別物であろうと思うのだが・・・如何かな?

 海外旅行をしない奴は視野が狭くて如何にも成らない人間だと云わんばかりの論法である。何のことは無く海外旅行の多さを自慢する鼻持ちならぬ成り上がり者の戯言に過ぎないのではないか。視野を広げるなどと云わず気軽に楽しめば心が豊になるというものだ。

 わざわざ海外に行かずとも国内にだって良い処、風光明媚な場所や大自然の素晴らしい景観は沢山或る。私も旅行大好きで、出来れば一生日本国中を旅して歩きたいものである。

 要するにこのリスナーには元々視野が欠如している、欠陥人間なのだと・・・。
 
 こんな中国の言葉を思い出した。
 「ロバは千里走って来ようと、ロバはロバに過ぎない・・決して駿馬には成れない!」